小学生の成績が伸びないのは・・・

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小学生の成績が伸びない理由は、この2つ!

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2022年10月11日

幼児教室ひまわりでは、子供を医学部や灘中学に合格させた親が講師となり、子供を医者にしたり、トップレベルの学歴を目指すための早期教育のやり方(主に11歳まで)を指導しています。

また、塾長の私も灘中学、大阪大学医学部を卒業した経験を持っているので、その体験をもとに教育法をアドバイスしています。
(私たちの教室の講師陣はこちらのページでご紹介しています。)

私は自分が灘中学に合格した体験を生かし、家庭教師として数百名の小学生を指導しました。
実際、10名以上の生徒さんが灘中学に合格しました。
成績がすぐに上がる子、勉強をしても成績がなかなか伸びない子、勉強を全くしない子・・・生徒さんには様々なタイプの子がいました。

勉強を全くしない子は仕方がないとして、勉強をしても成績が伸びない小学生は、どういう点に問題があるのでしょうか?

成績が伸びなくてつらい

このページでは、「小学生が勉強をしても成績が伸びない原因とその対策」についてご紹介させて頂きたいと思います。

まず最初にチェックしたいのは、「お子さんが本当に勉強しているのか?」という点です。
「わが子を信じたい。きちんと勉強しているはずだ」と思われたい気持ちはよく分かるのですが、勉強していると言いながら実は勉強していない子は結構多いものです。


親が怖いから勉強したふりをする子供
勉強してるふり

私にご相談された木村さま(仮名)は、「勉強しているのに、小学生の子供の成績が伸びない」という状況に悩んでおられました。

小学校5年生のお子さんが、毎日6時間勉強しているのに、一向に成績が変わらないという状況です。自分の部屋で勉強をしているということでしたが、私が子供さんに確認してみると、「親が怖いので、勉強をしているふりをしている。本当は勉強が手に付かないんです」という気持ちを打ち明けてくれました。

つまり、勉強したふりをしていたということになります。

木村さまのお子さんが勉強をしなくなったことの発端は、「成績が下がったことをひどく叱られた」ということにありました。
「お母さんは成績が良い僕だけが好きなんだ」と思いこみ、自分の存在を受け入れてくれないことに寂しさを感じていたようです。

このような事例もありますので、「勉強しても成績が伸びない」という場合は、「本当に勉強をしているのかな?」とチェックしてみることも大切だと言えます。


次に、本当に勉強をしているのに成績が伸びない2つの原因をお話します。


成績が伸びない子の2つのパターン

私の経験上、小学生のお子さんが本当に勉強をしているのに成績が伸びない原因は、大きく分けて2つあります。

1つ目の原因は、「親に怒られるのが怖いから勉強している」という理由です。

親が怖くて勉強してる

教育ママの方には、このパターンの子がかなり多いです。
このような理由で勉強している子に共通するのは、「実は分かっていないのに、分かっているふりをする」という行動パターンです。
「分かっていない」ということを言うと、勉強時間が長くなってしまうし、母親に怒られるので、「分かったふり」をしてしまいます。

「分かっていないのに、分かったふりをする」ということを長期的に行うと、結局分からないままに学習を進めていくことになります。
結果的に、次も分からなくなり、そこでも分かったふりをして・・・という「悪いサイクル」に入ってしまいます。
結局全く学力が身に付かずに終わってしまうのです。

2つ目の原因は、「理解しようとしていない」という理由です。
中学受験の世界の問題には暗記を必要とするものと、理解を必要とするものがあります。
このうち前者に対しては、正しい知識を身につけることが正しい勉強法になります。
しかし、後者の問題に対しては、その問題の背景にある深い部分を理解する必要があります。

勉強をしても成績が伸びないタイプの子の中には、「理解しないといけない問題なのに、うわべだけで覚えよう(暗記しよう)」とする子がいます。
このような勉強法を取っていると、深い部分を理解できないですから、応用問題になると全く歯が立たなくなってしまいます。

また、このミスは暗記教科にも言えます。

社会の年表でも、「この時代ではどんな背景があって、どういう戦争が起こったのか?」ということをしっかりと理解できれば、暗記する際にも一気に効率がよくなります。

また、理科の分野では、「植物の分類」などがそれに当てはまります。
「なぜ、このように分類されているのか?」ということをきちんと理解できれば、覚えないといけないことも随分と少なくなるのです。


「うちの子は勉強しているのになかなか成績が伸びなくて・・・」と悩んでおられるのであれば、多くの場合は、この2つのタイプのどちらかに該当することがあります。

これらに共通しているのは、「問題を先延ばしにする癖がある」という点です。

問題を先延ばしに

理解していないのに分かっているふりをするのは、「そのことを解決する」ということを先延ばしにしています。
また、暗記だけに頼って問題を解こうとするのも、結局その場しのぎにすぎません。

お子さんが受験勉強で勝ち抜くためには、「目の前の問題を今すぐ解決する癖をつけさせる」ということを習慣化させることが大変重要だと言えます。

成績がなかなか上がらない場合には、ここで挙げた2つを一度チェックしてみてください。

そして、親御さんが一緒に勉強してあげて、少しでも分からない箇所があれば、その場で解決するようにしてください。

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