新型コロナウイルス拡大状況下での先輩ママから激励メッセージ

藤井先生からのメッセージ
藤井小百合

主任講師 藤井小百合
お子さん2人を東大と医学部に合格させ、自らも幼児教育の専門家として岡山で幼児教室東大キッズを運営し、塾長を務めている。

こんにちは。幼児教室ひまわり主任講師の藤井です。

コロナでご自宅にこもっておられるお母さま!ストレスたまりますよね!

この自宅謹慎のような状態、キツイですよね!
こんな時こそ子育ての軸をしっかりともち、
少し早めにやってきた夏休み休暇とポジティブにとらえてはいかがでしょうか?
何事も重く捉えずこんな時こそ小さなことから笑い(笑顔)に変えていきませんか?

まずはご自身のケア、そして世の中の人達は今、
自宅にいることで人の手助けをしていることを、子供たちににわかるように伝えてあげてはいかがでしょうか。

こんなに長く子供と一緒にいることは今後もないでしょうし、歴史的にも語り継がれる時です。
せっかくですから子供が大きくなった時にも思い出せるように
大きな紙に計画表として残せるものを親子で作成してみてはいかがですか。

その上で子供と日々の計画を考えてみてはいかがでしょうか?
計画表は形式ばったものでなくても大丈夫です。
子供も大人もなんでも書き込める物。大き目の紙をお部屋に貼って自由研究風に!
落書きもできるようにしてあげてもいいですね!そして結果も書き込む!

子供の人生の中でターニングポイント、
計画性をもって努力ができるきっかけとなったのが自宅謹慎している今だったと、言えるといいですね。

終ったときに子供とお母様が一緒に作った「頑張った証の作品」になるといいですね!


今回のような状況が、今までの生活と大きく違う点が、
「子供と24時間一緒にいて子供をすべて見れること」だと思います。

この時、どうしても
「子供の欠点や悪い点ばかりが目についてしまう」親御さんもいらっしゃると思います。

ですが、お子さまを注意することでストレスが溜まっていきます。
叱ることも大切ですが、今をいいチャンスとして
子供の欠点を克服すること(お母さまに与えられた課題)として設定してはいかがでしょうか。

まずはチャレンジしてみましょう。
進め方はノートにその欠点、課題を書き出してみてください。
なぜそうしてしまうのかという現状分析も面白いですよ。
その上で作戦をたて実行する。これを繰り返す。
そして毎日、日記のように記録する。
子供と一緒に計画を考えていきましょう。

大切なことはお母さま自身もゲーム感覚で楽しむことです。

通っている幼稚園・小学校がお休みになればその時間は家の中で過ごすことになります。
この時間は長期化するとストレスに代わる時間になりかねないですよね。

こんな時は幼稚園ごっこや小学生ごっこといった形で
先生役を親ではなく子供!もしくはローテーションでもよいですね!先生になったり生徒になったり。

例えば音楽の時間は大きな声でしっかり歌います!
リズムに乗って体を思い切り動かしたり大きな声で歌うことはストレス発散になりますね!

体育の時間はラジオ体操、オンラインヨガなどYouTubeなどで一緒にレッスンをする!

カプラや積み木遊び(超ダイナミックな作品を作ってみる)DVDを見る。
海外物は字幕などでみせて一緒にリラックス、
またはその間にお母様は好きな雑誌を見たりSNSのチェックをしたり!
少しだけ断捨離をする!友達とラインで情報交換を楽しんだり…(お母様自身の自分の時間をつくることが大切です!)

お昼ご飯は家庭科としてお好み焼きやホットケーキ作りなど、
材料を準備する段階から子供と相談し一つずつ考えさせる(思考力アップにつなげる)

計量カップで牛乳の分量を量る。お砂糖の量で濃度当てクイズ!
卵、小麦粉混ぜる。ホットプレートの温度(どれぐらいの温度だと焦がさずに焼けるかなど)
丸く円形に焼けたら次はカットです。
2人で分けるにはどうカットすればよいか、3人で分けるとどうなるか?
10人で分けると1人分の大きさは?など分数の基礎が家庭科という遊び感覚の中でできてしまいます!

そしてここがポイントなのですが、
出来上がったものを食べるときは大好きなトッピングや飲み物など(おいしいコーヒーや紅茶)と一緒に頂き、
リラックスタイムもしっかり作ることがお母様も楽しく続けられるカギになってくると思います。

飲める方は夜に少しのアルコールリフレッシュも悪くないと思います。
とにかくお母様自身がストレスをためないことが一番子供によいと思います!


全体を通してお伝えしたいことは、
「お子さまと一緒に楽しむこと」です。

小さなことは気にしないこと。
子供の個性を尊重すること。
ゲーム感覚で取り組むこと。
お母さまご自身の時間をつくること。

そして最後に、自分を責めないこと。

ピンチはチャンスといいますが、今がその時です。
一緒に頑張っていきましょう!

大平先生からのメッセージ

大平博美

講師 大平博美
2人の子供を京都大学医学部、大阪大学医学部に現役合格させ医者にする。
塾講師としての指導歴約10年、幼児教室での教育カウンセラー歴15年、教育業界での指導歴25年の幼児教育のプロフェッショナル。

親も子も、新型コロナウイルスで、何かと疲れてしまう毎日ですね。
保育園に通わせるのも心配で、毎日神経をすり減らされておられることでしょう。

幼稚園や学校もお休みになり、お出掛けもままならないので、
親も子もストレスが溜まってきてられるかと思いますが、
お子さまはじめ、ご家族の皆さまは、体調、崩してられませんか?

我慢というのは、短時間であれば耐えられますね。
また、ゴールが見えている状態であれば耐えられます。
今回はこれに耐え難い状態です。

今は、一人一人の行動に配慮が求められています。
でも、辛いのは、大人だけでなく、子どもたちも、ですよね。

大切なのは、それを踏まえた上で、どのように遊ばせるか、勉強させるか、を考えることだと思います。

お家に居る子供達と、何をして遊べば良いか、今、何を教えてあげれば良いかを、
簡単にお伝えしたいと思います。

■0~3、4歳

3歳以下のお子さまであれば、
お庭かベランダに置いた鉢にトマトなどの野菜などを植え、観察させます。
親が絵を描いてあげても良いですし、ぐるぐる描きでも誉めてあげましょう。

3歳以上のお子さまであれば、
絵だけでも良いので観察日記をつけさせれば良いでしょう。
お絵描き、折り紙、貼り絵、粘土遊び、童謡を歌って手遊び、積み木遊び、
ジャンプ遊び、絵本読み、ダンボールで作ったトンネル遊び、パズル、
なども楽しめますよ。

■4~6歳、小学生

鉢植えの観察日記、文字は一行でも良いので、絵とともに書かせましょう。
毎日、文字、数に触れる。パズル、積み木遊び、迷路問題をしたり、
塗り絵、 はさみやセロテープ、のりなど使っての工作、一緒にお料理、なわとび、鉄棒など。
小学生は、今こそ、復習。余裕のある子は予習。
わかりやすく説明している参考書を購入すれば、自宅で教えることができます。

そして、その勉強を習慣化することです。
習慣化するためには、毎日一定時間、決まった場所で、学習に取り組むようにすることです。
誉めて、励まして、やる気を出させてあげましょう。

なかなかやる気を出してくれない時は、
「今から一緒に勉強しよう!」とお子さまに声をかけてみてください。
親と一緒に過ごす時間、と頭に刷り込めば、子供はやる気もでてくるのです。

どの年齢であっても、一番大切なことは、生活リズムを崩さないことです。
毎日、一生懸命頑張っておられるかと思います。
子供だけでなく、頑張っている自分自身をしっかり誉めてあげてくださいね。

柴田先生からのメッセージ

柴田希世美

講師 柴田希世美
長男は灘中学、灘高等学校卒、東京大学現役合格。中学受験は灘、洛南、ラ・サール、岡山白陵、洛星の5冠達成。算数オリンピック1位(金メダル)。東京大学アーチェリー部副主将の文武両道。
次男は洛南、高砂白陵、岡山白陵、愛光中学校合格。現在東京大学理科Ⅰ類。

皆さんこんにちは。
ひまわり講師の柴田です。

コロナの影響でいろいろな施設が休みになり、目に見えないウイルスだけに、
不安や心配・ストレスを感じていらっしゃる保護者様もおられるかと思います。

また、いつ終わるかわからない外出自粛に、
気分が落ち込む日が続いているのではないでしょうか?

ただ、これだけ長い期間お子さまと一緒に家にいる事が出来るような貴重な時間は、
今後訪れないかもしれません。
この貴重な時間を、お子さまと一緒に日々過ごしながら学ぶアイデアをいくつか考えました。
参考にしていただければ幸いです!

★幼児期のお子さまに★

・絵本を読む
読み聞かせでもいいですし、絵を一緒に見て想像力を育むのも良いですね。

・親子で運動
運動不足でストレスがたまると、小さいお子さまは寝付きが悪くなります。
親子で簡単なストレッチやボール遊びなどをして積極的に家の中でも出来る運動をしましょう。

・一緒に料理
料理にはたくさんの学びがあります。
例えば……ピーマンをカットしたら、形を見て楽しんだり、種の数・形を調べたり。
玉ねぎの皮を向いて、涙が出ることを学んだり。 
また、ホットケーキを食べながら 1枚を4つに切って、そのうちの1つが1/4という分数についても学べ、
もちろん美味しく食べることもできますよね♪

・ゲームを楽しむ
トランプがあれば、比較的かんたんな神経衰弱で、絵合わせ、数字合わせをしたり、
家族みんなでボードゲームやパズルを楽しむことでコミュニケーション能力も高まります。

・家事のお手伝い、お掃除
家の中にいる事が多いこの機会に、一緒にすみずみまで掃除すると気分もスッキリしますよ。

・サイコロ遊び
方眼用紙に展開図を書いてサイコロを作る。

★小学生のお子さまに★

・本を読む
時間がある今だからこそ、日ごろ読まないタイプの本を読んでみるのもいいかもしれません。
自分ではできない経験を、読むだけで知れる本は良いですね。

・ことわざや四字熟語 
意味を調べて表にしてみる。

・親子で料理
簡単なカレーやお好み焼きなどなど、レシピを見ながら親子一緒に作ることで、
段取りや手順など、勉強にも行かせる考え方を身につけることができます。

・日記、絵日記
変わらないような日常で、少しの変化を見つけられるように日記や絵日記を書くのも良いです。
ニュースで見た出来事から、自分の考えをまとめるのも良いかもしれません。

・映画(DVD)鑑賞
ゆっくり時間が取れる今だからこそ、家で映画を見るのも良いですね。
英語版を観ると、ヒアリング能力UPにつながります。

・親子で百人一首
日本古来のカードゲームで和歌を楽しみつつ、映画「ちはやふる」のように競技かるたにチャレンジするのも良いかも。

・YOUTUBEを見て実験
ちょっと早めの夏休みが来たと思って、時間がかかる実験を早めに取り組むのもいいかもしれません。


家での学習は、園や学校と違って時間割がないので、ダラダラと過ごしてしまうかもしれません。
規則正しい生活リズムがとても大切です。
起床・食事・就寝時間をきちんと決めて生活することで、園や学校が再開した時に、
スムーズに元の生活に対応できるようになります。

また、家での学習では結果だけを褒めずに、努力や過程を褒めて認めてあげてください。

先が見えない不安は、お子さまにも伝わります。
自粛・休業期間中は、学校へ行けないお子さまに対して「お母さん〇〇ちゃん大好きだよ!」と、
いつも以上に抱きしめて安心させてあげて下さい。
できるかぎりお子さまの成長を喜び、言葉に出してあげてください。

ストレスが溜まると、どうしても周りの人や物に当たりが強くなってしまいます。
お子様だけでなく、お母さま方も、適度にストレスを発散できるよう、
自分の時間を作って、好きなものを食べたり、動画や音楽でリラックスしたりしてくださいね。

この休みは、お子さまの才能を引き出すチャンスととらえて、明日へ繋げてください。
コロナに負けないよう、一緒に頑張りましょう!

上田先生からのメッセージ
上田尚子

講師 上田尚子
長男は灘中高から東大理Ⅲに首席合格(現在医師)、次男は洛南中高から京大医学部合格、三男は洛南中高から東大理Ⅲに合格。
海外赴任の経験もあり、帰国子女の子供の教育の経験も有する。

皆様こんにちは。
幼児教室ひまわりで新しく講師をさせて頂きます上田尚子と申します。
講演会で何人かの会員様にはお会いできましたね。とても楽しい時間でした。
でも、ほとんどの方には初めてのご挨拶となります。
どうぞこれからよろしくお願いいたします。

さて、このような未曾有の新型コロナウイルスの感染拡大の中、
お母様方は大変な毎日をお過ごしかと思います。

先日、病院で診察待ちをしていましたら、
赤ちゃんを抱っこ紐でだっこし、4歳くらいの女の子を連れた若いママに目が止まりました。

赤ちゃんはご機嫌が悪く、ぐずって泣き叫んでおられました。
そのせいで、お嬢さんに公文の問題を熱心に教えておられる大きな声が響き渡っています。

優しそうなママでしたが、如何せん赤ちゃんが泣き叫ぶものですから、
つい声が荒立っているのが伺えます。
そんな姿が、この状況下でもお子様の教育に熱心に取り組まれている会員様の姿と重なり、胸が熱くなりました。

皆様、お疲れではありませんか?
しっかりご飯を食べ、ゆっくり睡眠がとれていますか?

まずはたくさんお子様を抱きしめ、お子様の気持ちを安定させてあげてくださいね。
もう大きくなったお子様でもマッサージしてあげたり、
ツボ押しをしてあげたり、スキンシップをしてくださいね。

医学的にも、スキンシップは愛情ホルモンといわれるオキシトシンが出て、
お子様のやる気を引き出すと言われています。
私も高校生になった大きな息子たちにもスキンシップしてましたよ。

さあ、少し元気が出てきたら、お子様の知育とお勉強をはじめましょう。
こんな時だからこそ、楽しい演出が必要です。
小さなお子様でしたら、お膝に乗せてたくさん絵本を優しい声で読んであげて、お歌も歌ってあげてくださいね。

お母様も絵本の幸せな世界にひたれるし、声を出すのは何よりのストレス発散です。

また、こういう時こそ、詩の暗誦などいかがでしょう?
長男のお気に入りは、まどみちおさんの『てんぷらぴりぴり』でした。

学童期のお母様から暗記はどうすればいいでしょう?と質問を受けました。
私自身と子供達の経験からですが、
やはり暗記も小さな頃からどれだけ暗記をした経験があるか?ではないでしょうか。

たくさんの絵本や詩を暗誦したことは子供たちの学力の礎の一つではないかと思っております。
では、暗誦のこつは?と思っておられます?笑。
それはずばり、何度も声にだして楽しんで読むことです。
いつのまにか、暗誦してました、っていうくらい楽しんでくださいね。

さて、学童期のお子様でしたら、少しずつ学習を進めましょう。
勉強を進めるコツは、ただ一つ、わからないことがあっても決して叱らないことです。
このことは講演会でも強調しましたよね。
叱ってもわかるようにはならないんですから、叱っても意味がないでしょう?
それよりも、どうしたらわかるようになるのか、説明の仕方を工夫してあげてくださいね。

言葉をいいかえ、より具体的なものに例えて説明してあげてくださいね。
どうしてもイライラしてしまう時は、お勉強を教えてあげる時は、
できるだけ丁寧な言葉を使ってみてください。
それだけでも、気持ちをコントロールするのに役立ちます。
言葉を変えると気持ちも変わる、これ本当です。

最後に、ぜひこのように時間があるときに、
その日頑張ったことを日記に書く練習をしてみてはいかがでしょう。

お子様の中には大好きなおじいちゃまおばあちゃまに会うのを
控えておられる方もおられるでしょうか。
そういう方は頑張ったことをお手紙にして差し上げてみてはいかがでしょう。
もちろん、文章を書くのはとてもよいお勉強になりますし、おじいちゃま達もとても喜ばれることと思います。
皆から愛されて大切にされて育つことが一番の自己肯定感だと私は思います。

この状況下で、賢明な皆様がすこしでも健やかにお過ごしくださることを心よりお祈りしております。
講演会等でまたお目にかかれますこと心より楽しみにしております。