東大生は意外とテレビ、ゲーム好き?調査で判明した現役東大生の小学生の頃のリアルな遊び事情

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東大生は意外とテレビ、ゲーム好き?調査で判明した現役東大生の小学生の頃のリアルな遊び事情

現役東大生220人の小学生の頃のテレビの視聴時間の1位は「2時間」「外遊び、スポーツもしたけれど、一番よくした遊びはゲーム」

ひまわり教育研究センター(運営会社:イノベーションシステム株式会社、代表取締役 熊野貴文)は、2022年2月、現役東大生220人に「子供のころの過ごし方」について複数のアンケート調査を行いました。

このたび「小学生の頃によくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケート調査の結果を公開しましたことをお知らせいたします。(調査会社:ゼネラルリサーチ株式会社 調査時期 2022年2月17日〜2月19日)

1三人家族

今回は、「東大に合格するような学力の高いお子さんは、小学生の頃、どんなことをして遊んでいたのか?テレビやゲームとはどのようにつきあっていたのか?」についての調査分析をしました。子育て中の保護者の方々にとって、興味深い結果となりましたことをご報告いたします。

<調査の背景>

子育て中の保護者の方の大きな悩みの一つは、「ゲーム、テレビ、YouTubeなどの動画視聴」との付き合い方ではないでしょうか?当研究センターにも、お子さんがゲームやYouTube視聴に夢中になって困っている、あるいはゲーム依存になるのを恐れて与えるべきかどうか悩んでいるといったご相談が数多く届きます。
そこで、現役東大生220人に小学生の頃によくした遊びや休日の過ごし方、テレビやゲームなどで遊んだ時間について実態調査をいたしました。
ゲームやテレビ、YouTubeなどの動画視聴といった、デジタル機器との付き合い方について悩まれている保護者の方々にとって、今回の調査結果が一つの指針になっていただければと思います。

<調査の内容>

• 現役東大生220人が小学生の頃によくした遊びは何か?
• 現役東大生220人は小学生の頃、休日にどこに出かけるのが好きだったのか?
• 現役東大生220人は小学生の頃、1日(平日)どれくらいの時間テレビを見ていたのか?
• 現役東大生220人が小学生の頃、1日(平日)どれくらい、パソコン、携帯、テレビゲームをしていたのか?

<調査対象について>

現役東大生220人のうち、男子は106名、女子は101名、回答したくないは13名でした。
文系学部は81人、理系学部(医学部以外)は74人、医学部65人でした。

<調査の詳細>

Q. 小学生の頃(受験期を除く)によくした遊びは何ですか?当てはまるものを全て選んでください。

現役東大生220人に小学生のころによくした遊びについて尋ねたところ、「パソコン、携帯、テレビなどのゲーム」(82人、37.3%)が最も多い結果となりました。次に多かった回答は、「スポーツ」(75人、34.1%)「外遊び」(72人、32.7%)でした。続いて、「オセロ、将棋」(59人、26.8%)「トランプ」(55人、25.0%)「ブロック(レゴ、K-NEX 、LaQなどを含む)」(53人、24.1%)の回答が多くみられました。

2横グラフ:青

Q. 小学生の頃(受験期を除く)、休日にどこに出かけるのが好きでしたか?当てはまるものを全て選んでください。

現役東大生220人に小学生の頃に休日にどこに出かけるのが好きだったのかという質問をしたところ、「公園」(94人、42.7%)というのが1番多い回答でした。次に多く回答したのは、「科学館や博物館、美術館」(70人、31.8%)でした。続いて、「遊園地やプール」(65人、29.6%)、「山登りや海川、BBQなどの自然体験」(64人、29.1%)、「デパート、ショッピングモールなど商業施設」(59人、26.8%)でした。

3横太グラフ:青

Q. 小学生の頃(受験期を除く)、平日にテレビはどれくらい見ていましたか?

現役東大生220人に小学生の頃、平日にテレビはどれくらい見ていたかという質問をしたところ、一番多い回答は、「毎日2時間程度」(52人、23.6%)でした。次に多かった回答は、「毎日1時間程度」(37人、16.8%)、「毎日3時間程度」(35人、15.9%)でした。「毎日3時間以上」という現役東大生も30人 (13.6%) いました。「自宅にテレビはなかった」という回答は8人(3.6%)、「自宅にテレビはあったが見ていない」という回答は11人(5.0%)でした。

4横グラフ:青

Q. 小学生の頃(受験期を除く)、平日にパソコン、携帯、テレビゲームをどれくらい遊んでいましたか?

現役東大生220人に小学生の頃、平日にパソコン、携帯、テレビゲームをどれくらい遊んでいたかという質問をしたところ、一番多かった回答は「1日1時間程度」(53人、24.1%)でした。次に多かったのは「1日2時間程度」(32人、14.6%)、「1日3時間程度」(29人、13.2%)でした。「1日3時間以上」と回答した現役東大生は20人(9.1%)、「無制限に遊んでいた」と回答した現役東大生は24人(10.9%)でした。パソコン、携帯、テレビゲーム機で「遊んでいない」と回答した現役東大生は、24人(10.9%)でした。

5横グラフ:青
<考察>

今回の調査において、現役東大生の小学生の頃の遊び、休日の過ごし方の全体像が明らかとなりました。

現役東大生が平日によくした遊びで一番多かった回答は「パソコン、携帯、テレビなどのゲーム」(37.3%)で、現役東大生も小学生の頃にゲームで遊ぶのが好きだったことがわかりました。一方で、「スポーツ」(34.1%)「外遊び」(32.7%)という回答も多く、ゲーム遊びも外遊びもよくしていたこともわかりました。
平日のパソコン、携帯、テレビゲームのプレイ時間は、「1日1時間程度」(24.1%)が最も多く、次に「1日2時間程度」(14.6%)、「1日3時間程度」(13. 2%)でした。「1日3時間以上」(9.1%)、「無制限に遊んでいた」(10.9%)という現役東大生もいたのは驚かれるかもしれません。パソコン、携帯、テレビゲーム機で「遊んでいない」と回答した現役東大生は10.9%と少数派でした。

テレビの平日の視聴時間は、「毎日2時間程度」(23.6%)が最も多く、次に多かった回答は、「毎日1時間程度」(16.8%)、「毎日3時間程度」(15.9%)でした。「毎日3時間以上」という現役東大生も13.6%いました。「自宅にテレビはなかった」(3.6%)、「自宅にテレビはあったが見ていない」(5.0%)という回答は少数派でした。現役東大生が子供の頃のテレビの視聴時間は、今の小学生ならYouTubeの視聴時間にも該当するでしょう。テレビの視聴時間も意外に多いという印象です。

休日は、「公園」「プールや遊園地」「山登りや海川、BBQなどの自然体験」など、外出して体を動かして遊ぶ経験が好きだったことがわかりました。同時に、「科学館や博物館、美術館」との回答も多く、知的好奇心の高さが伺えます。休日に親子で、体を動かしたり、知的好奇心を満たしたりと、有意義に楽しく過ごしていたと考えられます。

現在子育て中の保護者の方は、東大に入るような学力の高い子供たちは小学生の頃、テレビやゲームなどの娯楽はあまりしていないのではないかと思っておられたかもしれません。しかし、現役東大生も小学生の頃はゲームやテレビを楽しんでいたことがわかりました。一方、室内では、オセロや将棋、トランプ、プロックなどの昔からある遊びもし、休日には外遊びやスポーツを楽しみ、科学館や博物館に出かけたりと、ゲーム遊びだけを好んでいたわけではないことも判明しました。様々な遊びを楽しむ時間を過ごすことで、ゲームやテレビなどのデジタル機器の遊びともよい距離感で付き合えたのではないかと思われます。

今回の調査を通して、小学生がテレビやゲームなどのデジタル機器の遊びと上手に付き合うためには、テレビやゲーム以外の遊びを家族や友人と楽しむ時間を持つことが大切であるということが判明しました。さらに、テレビやゲームは、ある程度の時間内で楽しみ、かつきちんと学習を重ねれば、学力を高める上で問題はないこともわかりました。

<調査を終えて>

ひまわりの会員様の保護者の方からのご相談で多いものの一つがゲームの扱い方です。子供がゲームに夢中になりすぎることに悩まれる保護者の方はとても多く、今回の調査はそのような保護者の方にとって興味深い結果になったのではと思います。
今回の調査により「東大生は子供の頃、ゲームでよく遊びんだしテレビも見ていた」一方で、「スポーツや外遊びもよくしていた」ということがわかりました。また室内ではオセロや将棋、トランプ、ブロックなどの遊びもしていました。オセロや将棋、トランプは対戦相手がいる遊びですから、親や兄弟、友達など誰かと一緒に遊んでいたと思われます。休日には家族で外遊びやスポーツを楽しみ、科学館や博物館に出かけたりもしていました。

この点に、ゲームとうまく付き合いながら学力を高めていくヒントがあると思います。
ゲームは大人も楽しめるものですから子供にとって、大変魅力的な遊びであることに間違いありません。しかし、家族で一緒にトランプや将棋で遊んだり、休日に外遊びや自然体験をするとゲームと物理的に離れることができます。スポーツや様々な遊びや知的好奇心をくすぐる経験を家族で楽しむ時間をもつことで、子供はゲーム以外の楽しみを知り、結果ゲームと上手につきあうことができるようになるのではないかと思います。楽しい遊びはゲーム一択にしないことが、ゲームとうまくつきあえるコツであると思います。

    ひまわり教育研究センター所長
       上田 尚子

<調査のまとめ>

• 現役東大生220人が小学生の頃、平日によくした遊びは「パソコン、携帯、テレビなどのゲーム」「スポーツ」「外遊び」
• 現役東大生220人が小学生の頃、好きだった休日の外出先は「公園」「科学館や博物館、美術館」「遊園地やプール」
• 現役東大生220人が小学生の頃、平日のテレビの視聴時間で一番多かったのは「1日2時間程度」
• 現役東大生220人が小学生の頃、平日のゲームのプレイ時間で一番多かったのは「1日1時間程度」

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