特別セミナーのご案内
「発達障害の強みを生かす教育法」

熊野写真

幼児教室ひまわりの熊野です。

多くの方からのご要望があった、「発達障害の強みを生かす教育法」のセミナーが東京会場で開催されます。2020年1月16日(木)に大阪会場で開催され、大好評でした。

→ 大阪会場開催のセミナーの活動報告、参加者の方のアンケートはこちらのページでご紹介しています。


※以下、前回開催と同じ案内文となります。

セミナーの時間割が若干変わっていますので、よくご確認のうえ、ご参加くださいませ。今回は本講座と、特別相談会がございます。

特別相談会は満席となりました。現在お申込み頂けるのは、本講座のみとなります。(2月6日14時時点)



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私の教室には、「発達障害(ADHD、自閉症スペクトラムなど)のお子さんの能力をどうすれば伸ばせるのかを教えてほしい」という要望がたくさん寄せられています。

私自身、こういう仕事をしていますので、もちろん発達障害のお子さんの知育に関して学んでいますし、知識を持っています。

しかし、私は知育のプロであり、発達障害の専門家ではありませんので、そこに関しては専用の講座を設けていませんでした。

ただ、発達障害のお子さんの能力をどうやって引き出していけばよいのかは、しっかりとした情報をお伝えしたいという気持ちがありました。

ですから、私は「この先生なら安心して一緒にやっていける」という先生を全国各地で探していました。

今回、私が信頼できる素晴らしい先生との提携が決まりましたので、幼児教室ひまわりで講座を開催して頂くことになりました。

お話をしていただくのは、NPO法人国際臨床保育研究所研究員の勝山結夢先生です。

なお、NPO法人国際臨床保育研究所は、もともと辻井正先生という方が創業されました。
創業者の辻井正先生は2016年にお亡くなりになられ、現在勝山結夢先生が公演活動をを引き継がれています。とてもお忙しい先生なので、勝山先生のお話を聞けるのはとても貴重な機会だと言えます。

こちらのセミナーをご案内させていただく前に、まずは私の教室では発達障害についてどのようにとらえているのかをお話させてください。

そして、私の教室の考え方に関して共感できるようなら、セミナーに参加してみてください。

幼児教室ひまわりの発達障害に関する考え方

まず大前提として、私は発達障害のことを、「障害=悪いこと、ハンデ」だとは考えていません。

ましてや、それが「病名」だとも、全く考えていません。

そもそも、グレーゾーンも含めて、発達障害の傾向にあるお子さんは6%ほどいると言われています。つまり、約16人に1人という計算になります。

私たちが子供の頃も、「ちょっと落ち着きがない子」「マイペースな子」がクラスに1人か2人くらい、いたと思います。

ちなみに、その1人が私熊野です(笑)

私自身も少し落ち着きがない傾向にありますので、私も今の時代であれば、「発達障害」という病名が付けられた可能性もあります。

そして、左利きの子の割合が約8%ですから、割合で言えばあまり変わりません。

これだけ高い確率でいるお子さんなのに、そこに障害という烙印を押すこと自体が、どうかしているのではないかと思います。

では、なぜ発達障害という名前を付けるのか。

その理由は、「日本の学校教育の目的が、社会に従順に適応できる人を教育する」ということにあるからです。

言われたらきちんと指示に従って、じっと座って授業を聞けて、嫌なことも我慢してできる・・・こんな生徒さんが評価されるのです。

発達障害のお子さんは、ここに上手に適応できないゆえに、「障害」という烙印を押されてしまうのです。困ったものですね・・・。

では、こういう状況に対して、私たちはどう考えればよいのでしょうか?

「障害」という月の裏面をご存知ですか?

月の表面

発達障害のお子さんの知育を考えることは、月を見ることに少し似ています。

「真剣な話なので、月だなんて、ふざけないでください」と思われるかもしれませんが、私はこれが一番分かりやすいたとえ話だと思います。

月は表面しか見えません。決して裏面が見えないことは、多くの方がご存じだと思います。

病院とか療育の世界では、「この月の表面」しか見せてくれないのです。

月の表面だけを見て、「これは障害だ」と言っているのです。

でも、そこには裏面があり、そこを私たちは見る必要があるのです。

例を出すと分かりやすいので、1つ例を出しましょう。


たとえば、発達障害の1つにADHDという病名があります。

ここでは、敢えて私は「病名」と書きましたが、これは小児科の先生がそのように付けているだけです。

私は全然、それが病気だとは思っていません。

そもそも、社会の最前線で活躍しているADHDの人(勝間和代さん、黒柳徹子さん、アップルのスティーブジョブスさんなど)がたくさんいるのに、それを病気だというのは失礼な話だと思います。

でも、この「病名として付ける」ということがとても深刻なところなのです。

なぜなら、ネガティブな部分だけをとらえていて、親御さんが本質を見られなくなってしまい、混乱してしまうからです。

ADHDのお子さんは、「多動性」「衝動性」「不注意」という3つの特徴があります。(病院では特徴と言わずに、症状と呼びます)

たしかに、日本の学校のなかで、「社会に従順に適応できる人を教育する」という目的の中では、この3つの特徴が弊害になるのは事実だといえます。

これは否めない状況ですし、場合によっては加配などの手助けも必要かもしれません。落ち着いて授業を聞けませんし、授業中に立ち歩いたり、うわの空なので、それは大変です。


でも、ADHDのお子さんの「多動性」「衝動性」「不注意」の裏にある「本当の強み」には、誰も触れてくれないのです。

月の表面ばかりを見て、本当に重要な裏面を見てくれないのです。


・月の表面:「多動性」「衝動性」「不注意」

・月の裏面は??



もしかすると、あなたもその裏面を知らずに、

「わが子はADHDなので、将来が不安」
「何度言っても、何度叱っても、聞いてくれない」
「勉強をするように言っても、すぐにそれを忘れて別のことをする」

という不安に駆られているかもしれません。


もしあなたが、そのような状況で悩んでおられるのなら、まずはADHDの月の裏面を知って下さい。

ADHDの月の裏面は、「次々にアイデアが出てくる」という特徴です。

どんどんアイデアが出てくるので、それに従って動いているのです。

そして、「現時点で一番楽しく、打ち込めること」に対して、取り組んでいるだけなのです。

また、目の前にそういうことがなくても、頭の中から空想の世界で、そういうアイデアがこみあげてくるんです。

だから当然ながら落ち着きはありませんし、面白くなかったら授業にも集中できないのは当たり前なのです。

もし、あなたがそんな状況なのであれば、そうなるのは当たり前だと思いませんか?

どんどんアイデアがわいてくる、楽しそうなことが思い浮かぶのに、机について勉強なんてしてられませんよね。

強みを伸ばしながら、社会とうまく順応する

このように発達障害の月の裏面が見えれば、おそらくあなたは、発達障害をハンデだとは思わなくなると思います。

ここではADHDを例に出しましたが、どんどん楽しいアイデアが出てくるなんて、とても素晴らしい状況だと言えますね。

学校の帰り道とかでも、「あっ!これ楽しそうだな」というアイデアが出てきたら、ランドセルを置き忘れてそれをやってしまうのです。

月の表面しか見えていなければ、「わが子は忘れ物が多くて、不注意だ。どうすればそれが治るのかな?先が思いやられる・・・」というネガティブな思考になってしまいます。

これに対して、月の裏面が見えていれば、

「また面白いアイデアが出てきて遊んでいるだな。ランドセルを置き忘れるくらい楽しいことだったんだな!」

というポジティブな視点でとらえることができるわけです。

まあ、親の側はだいぶ大変なのですが・・・それだけ大きな器を持った子供を育てているという気持ちで向き合うことが大切なのです。

ここはとても大切な部分なので、ぜひ押さえておいてください。

そして、次の段階に入ることができるのです。

それは、「わが子の個性(=強み)を上手に伸ばしながら、きちんと社会にも適応できる子に育てる」という教育の指針です。

どんなに優れた能力を持っていても、いくら面白いアイデアが出ても、それが社会の役に立たなければ意味がありませんし、社会で上手に適応しないとせっかくの能力も埋もれてしまいます。

なぜなら、社会は人と人のつながりから構成されているからです。

だからこそ、発達障害のお子さんの知育を考える際には、ここが最重要ポイントになるわけです。

今回のセミナーでは、この部分に重点を置いて、勝山先生に講義をして頂きます。

私がお伝えしたことに共感し、興味をもたれた方はぜひご参加ください。

講座の詳細について

講座についての詳細は以下となります。
よくお読みになられたうえで、ご参加ください。

新型コロナウイルスへの対応指針とフォロー体制についてのご案内はこちら

セミナー名 発達障害の強みを生かす教育法
セミナー日程 2020年2月13日(木)

・本講座
11時~13時10分(休憩10分)
大阪で開催されたものと同じ講座となります。

・特別相談会
13時50分~15時50分(休憩10分)
あなたの最大の悩みに対して、勝山先生が専門家視点からアドバイスをして方向性を示します。特別相談会の参加者の方にはあらかじめ相談内容を幼児教室ひまわりにお送りいただきます。お一人ずつの悩みに対して、授業形式で直接アドバイスを行います。 枠は5名前後(後述の理由により若干前後の可能性あり)となりますので、全員の方の相談に対して、勝山先生がじっくりとお時間を取り、濃いアドバイスをお送りします。学びを深めるために、質問とアドバイスについては、特別相談会に参加された方全員で共有します。ご相談された内容については、参加者の方以外に聞かれることはありません。

※特別相談会の5名の枠は埋まりましたので、受付締切となります。
開催場所 東京駅/日本橋駅近辺
(東京駅から徒歩5分、日本橋駅から徒歩2分の場所です。お申し込みされた方限定でお知らせします)
講師 NPO法人 国際臨床保育研究所
勝山結夢先生
対象者 ・発達障害のわが子の才能を伸ばしてあげ、社会で活躍させてあげたい方
・発達障害と診断されていなくても、少し変わったわが子の知育法を学びたい方
・幼児教室ひまわりの発達障害に対する方針に共感できる方

お子さんの対象年齢について
発達障害のお子さんとの接し方については、年齢に関わらず共通した内容をお伝えしていきます。ワークショップのなかでは、主におもちゃを使った遊びについてお話しますので、メインは8歳くらいまでのお子さんが対象になります。ただし、発達障害をお持ちのお子さんは、発達に個人差がありますので、明確には「対象年齢が何歳」というくくりはありません。
お支払方法 ・銀行振込
・クレジットカード決済(オンラインでの決済)
キャンセルについての規約 席数が限られておりますので、ご入金後のキャンセルはできる限りご遠慮くださいませ。
ご入金後のキャンセルについては、以下の返金規約が適応されます。ご確認のうえ、お申し込みください。(ご返金に関する振込手数料は当社が負担いたします。)

セミナー開始日の8日前まで:
事務手数料一式(税込2000円)を差し引いて全額返金いたします。

セミナー開始日の7日前0時~前日24時まで:
キャンセル料(セミナー代金の50%)を差し引いてご返金いたします。

セミナー開始日0時以降:
キャンセル料は100%となります。ご返金はいたしかねます。

講師の体調不良、天災、交通機関の停止などにより講師が出席できず、セミナーが中止となった場合は中止が確定した時点ですぐにご連絡差し上げます。そのうえで、セミナー代金の全額を返金いたします。

返金に関しては、銀行振込で対応します。振込先口座をご連絡頂いてから、20日以内に指定の口座にお振込みいたします。
受講定員 本講座 45名
特別相談会 5名
(お子さんを連れての入場はできません。)
※ただし、特別相談会については定員が少ないので、5名申し込み直後にすぐに枠を閉じることができない可能性もあります。当教室が運営していない夜間などの同時申し込みがあった場合に限り、定員が若干名増える可能性がございます。申し込みフォームから特別相談会が消えた時点で終了となります。

お申込み状況(2020年2月6日14時時点)
本講座33名、特別相談会5名
残り枠:本講座12名、特別相談会は満席です。
講座カリキュラム 第1部 発達障害の子供を伸ばす知育のポイント(能力を伸ばす)
・発達障害のお子さんの強みはどういうところか?
・発達障害のお子さんの強みを伸ばすための心がけ
・発達障害のお子さんの強みをどうやって生かすか?

第2部 発達障害の子供を上手に社会に適応させる(ソーシャルスキルを身につける)
・自己肯定感を下げずに、社会に適応できるようにするための親のあり方
・問題となる行動に対する上手な対処法(なかなか行動しない、人の気持ちが分からない、気が散ってしまうなど・・・)
・発達障害のお子さんに対してのNG事項

第3部 発達障害の子供との上手な遊び方(ワークショップ)
・どういうおもちゃを活用すると良いか?
・どんな遊び方をすると能力が開花していくのか?

お申し込みはこちらから

ここまで色々なことをお伝えしましたが、私がお伝えした内容があなたの希望につながればとても嬉しいです。

発達障害のお子さんには突出した強みがあるからこそ、それが日本の学校に上手に適応できない原因になっているのです。

その強みを生かすことができるかどうかは、親御さんにかかっていると言っても過言ではありません。

まずは、「わが子のせっかくの強みを弱みだと勘違いしない」ということから始めてみてください。

そして、実際にわが子にどのように接していけばよいのかをしっかり身につけたい方は、ぜひ今回の講座にお越しください。

お申し込みは以下から手続きできますので、決済方法に合わせてクリックしてください。
(詳細ページが表示されます。)

こちらのセミナーの受付は終了しました(2020年2月12日)
現在受付中のセミナー情報については、こちらをご覧ください。