特別セミナーのご案内(東京/大阪)「発達障害の子供の苦手分野の上手な克服法」
幼児教室ひまわりの熊野です。
発達障害のお子さんの教育法のセミナー第2弾となります。
なお、こちらのセミナーは本来は3月15日(日)に大阪会場で開催予定でしたが、政府よりの新型コロナウイルスによる自粛要請に基づき、大阪会場も延期となりました。4月は大阪、東京の両方での開催となります。
東京会場:4月4日(土)
大阪会場:4月9日(木)(3月15日から延期)
なお、3月19日の政府よりの通達内容を踏まえ、3月20日に新型コロナウイルスへの感染症対策指針を、当教室で設置いたしました。より安心してご参加いただくために、こちらの方針を取ります。
※以下、本セミナーの案内となります。
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今年の1月16日(木)、2月13日(木)に「発達障害の強みを生かす教育法」というセミナーを開催しました。こちらのセミナーとは、また別の角度からお話していきます。
過去2回の発達障害のセミナーの活動報告、参加者の方の生のアンケートは以下でご紹介しています。
→ 大阪会場での参加者アンケート
→ 東京会場での参加者アンケート
今回のテーマは、「発達障害のお子さん特有の弱い部分、苦手な部分を上手に克服していく方法」ということをお伝えしていきます。
前回のセミナーを受講された方はもちろん、前回受講されていない方にも、貴重な学びが得られると思います。
お話をしていただく講師の先生は、前回のセミナーと同じく、NPO法人国際臨床保育研究所研究員の勝山結夢先生です。
勝山結夢先生のご紹介
NPO法人国際臨床保育研究所は、もともと辻井正先生という方が創業されました。
創業者の辻井正先生は2016年にお亡くなりになられ、現在勝山結夢先生が公演活動をを引き継がれています。
勝山先生は全国各地の幼稚園、保育園、市町村を対象に、保育環境の指導をされています。
つまり、「プロ(=保育園や幼稚園の先生)に対して保育環境を指導する立場にある先生」という方です。
そんなとてもお忙しい先生なので、勝山先生のお話を聞けるのはとても貴重な機会だと言えます。
なお、幼児教室ひまわりでは強い理念のもとに、発達障害のお子さんの知育に力を入れています。
その理念に関しては、少し長いので、前回の講座のページおよび、私たちの教室の発達障害のお子さん向けのページを、ご覧になっていただければと思います。
前回のセミナーの講座案内はこちら(発達障害のお子さんへの教育方針の概要)
幼児教室ひまわりの発達障害のお子さんをお持ちの親御さん向けのページ
上記に目を通していただき、私たちの理念に共感できる方のみ、以下をお読み頂けたらと思います。
発達障害のお子さんの弱みに対する2つのアプローチ
発達障害のお子さんには、強みもありますが、弱みもあるのは事実です。
もちろん発達障害のお子さんの教育の基本は、強みを生かしていくということになります。ここは基本的な部分なので外してはいけないと思います。
ただ、どうしても苦手な部分があるのはやむを得ません。
「周囲の人の気持ちが分からない。」
「何度言っても親の言うことを聞いてくれない。うちの子は親のことをナメてるのかとも思う(怒!)」
「場の雰囲気が読めない。相手の立場になって考えられない。」
「興味があることができたら、そこにばっかり意識が向いてしまう。」
「毎日すべきことを自己管理できない。」
「決められた時間に帰ってこない。もう習い事が始まる時間なのに・・・」
「動画やゲームにのめり込んだら、全然やめてくれない。」
「忘れ物が多すぎて、無くしてばっかり。何度同じものを買わせるの!」
挙げればきりがないのですが、こんな悩みで日々苦しんでおられる方は多いと思います。
こんな苦手な部分が足かせになって、幼稚園生活や学校生活にマイナスの影響がでる場合も多々あります。
そして、こういう「弱み」に対しての向き合い方は、2つのアプローチがあります。
1つ目のアプローチは、「強みを生かせることをさせたり、興味を追求するなかで、弱みを克服させる」という考え方です。
発達障害のお子さんは特定のことに興味を持つと、そこを追求したがります。
本当に強いエネルギーで、自分がこれと思ったものに没頭します。
このエネルギーを活用して、弱みを克服することができます。
たとえば、「本を読むのが苦手、でもアニメ(映像)は大好き」というお子さんもいます。
そういう場合は、まずはアニメを見せます。でも、アニメでは途中までしか見られず、最新版のストーリーを見るためには、漫画を読む必要があります。
こんな状況になれば、お子さんの側は、「続きが気になるから、漫画を読む」ということになります。
そして、漫画を読む中で、「その漫画の原作の小説を読む」という状況にシフトしていく場合があります。
すると、最初は本を読まなかった子が、自分の興味(=好きなこと)を追求するなかで、本を読むようになるのです。
つまり、好きなことをやっていくうちに、いつのまにか苦手なことも克服できるということになります。
2つ目のアプローチは、「その弱みに対して、適切なアプローチを行う」という考え方です。
どちらかというと、1つ1つの弱みをピンポイントで潰していくということになります。
では、ここで言う、「適切な」とは具体的に何を意味するのでしょうか?
それは、「お子さんの自己肯定感を保てるように、叱る回数を最小限にするシステムを作る」ということだと言えます。
たとえば、毎日のスケジュールが自分でこなせない場合は、以下のステップを取るのがおすすめです。
1.毎日何時から、何をすべきかをお子さんと一緒に考える
2.それをお子さん自身に紙に書かせ、目に見えるところに貼っておく
3.すべてをきちんと終わらせることができれば、残った時間は好きなことをさせてあげる
4.忘れているときは、親は紙を見るように促す
というステップを踏むことがオススメです。
ここで重要なポイントは2つあります。
・毎日すべきことについては、お子さんにもきちんと考えさせる(=自分で考えたということで興味性が高まる)
・紙に書いていて、見えるところに貼っている(=親が叱らなくても、紙を見るように促すだけでよいので、無駄に叱らなくても済む)
ここをしっかりと押さえておくことで、お子さんの自己肯定感を保ちながら、苦手なことを少しずつ克服していけるようになっていくのです。
さて、発達障害のお子さんの弱みに対する向き合い方ですが、この2つをしっかりと実践していくことが重要になります。
・強みの部分、お子さんが興味を持っている部分を追求する中で、弱みを克服していく。
・弱い部分、生活のなかで支障をきたす部分についてはピンポイントで対策をしていく。
この両方を実践することが大切です。
前回のセミナーの「発達障害の強みを生かす教育法」のなかでは主に前者について、基本的な考え方や教育方針の部分をお伝えしました。
今回のセミナーのなかでは、主に後者の部分について、上手な接し方をお伝えしていきます。
つまり、「できるだけ叱る機会を減らし、自己肯定感を高く保ちながら、お子さんを上手に社会に適応させていく」ということに関して学んで頂けます。
親御さんのメンタルヘルスも扱います
発達障害の子供をお持ちの親御さんは、いつも不安でいっぱいです。
楽しいはずの子育てが、試練の連続。
来る日も来る日も新しい問題が発生し、それに追われて疲れ果てておられる方も多いです。
「わが子は将来本当に大丈夫かな?」
「他の子はきちんとできているのに、どうしてうちの子だけできないの?」
「周りの人たちが教育の話で盛り上がっているのを聞くと、なんか切なくなってしまう。」
「毎日毎日わが子を怒ってばかりで嫌になる。本当は可愛いわが子をもっと褒めてあげたいのに・・・」
こんな焦りや不安のなかで、毎日の子育てに奮闘されています。
でも、お子さんの自己肯定感を高めてあげるためには、親御さん自身の心が元気であることがとても重要です。
親御さんの心が不安、焦り、イライラであふれていたら、お子さんにも悪い影響を与えてしまいます。
お子さんを必要以上に叱ることになりますし、楽しく遊んであげるのも難しくなってしまいます。
逆に親御さん自身が焦らず、おおらかな気持ちで子育てを楽しむことができていれば、お子さんにも優しく接してあげることができます。
ですから、親御さんのメンタルヘルスは、発達障害のお子さんと向き合う上でとても重要な課題となります。
今回のセミナーでは、発達障害のお子さんの育児をされている親御さんに向けて、心を良い状態に保つための考え方や習慣についてもアドバイスします。
ここをしっかりと押さえることで、お子さんを必要以上に叱ることも減っていきます。
そして、親御さん自身の自己肯定感が高まり、それがお子さんにも良い意味で伝染していきます。
ちょっとした思考習慣を意識するだけでも、心が楽になることもあります。
ぜひ今回のセミナーでご自身の心を良い状態に保つための思考習慣を身につけてもらえればと思います。
講座の詳細について
講座についての詳細は以下となります。
よくお読みになられたうえで、ご参加ください。
重要:新型コロナウイルスへの感染予防指針と欠席された方へのフォロー体制についてのご案内はこちら
セミナー名 | 発達障害の子供の苦手分野の上手な克服法 |
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セミナー日程 | 東京会場 2020年4月4日(土) 大阪会場 2020年4月9日(木) 時間(両会場共通) 11時~13時10分(休憩10分) 本講座は上記の時刻となりますが、講座終了後に質疑応答の機会を設けます。講座が終了後に質問が有る方は、講座終了後に残ってください。 (なお、質問いただける内容は、講座の内容に関してとなります。) |
開催場所 | 当教室の新型コロナウイルスの感染対策指針が3月20日(金)に確定しました。その条件に合う会場で開催します。
東京会場: 開催見送りとなりました。(3月23日時点) 大阪会場:新大阪駅近辺(JR新大阪駅から徒歩約5分) こちらはすでに確定しています。 (詳細についてはお申し込みされた方限定でお知らせします) |
講師 | NPO法人 国際臨床保育研究所 勝山結夢先生 |
対象者 | ・発達障害のわが子の才能を伸ばしてあげ、社会で活躍させてあげたい方 ・発達障害のお子さんが苦手な部分を上手に克服するための接し方を学びたい方 ・発達障害と診断されていなくても、少し変わったわが子の知育法を学びたい方 ・幼児教室ひまわりの発達障害に対する方針に共感できる方 ※お子さんの対象年齢について 発達障害のお子さんとの接し方については、年齢に関わらず共通した内容をお伝えしていきます。メインは12歳くらいまでのお子さんが対象になります。ただし、発達障害をお持ちのお子さんは、発達に個人差がありますので、明確には「対象年齢が何歳」というくくりはありません。 |
お支払方法 | ・銀行振込 ・クレジットカード決済(オンラインでの決済) |
キャンセルについての規約 | 当セミナーに関しては、お申込み後のキャンセルは承っておりません。ただし、開始時間までに欠席届を出していただければ、オンライン版を後日配信させていただくことが可能です。ですから、急な用事、お子さんの熱などがあった場合でも、お金が無駄になることはありません。 講師の体調不良、天災、交通機関の停止、政府からの通達(新型コロナウイルスなどの感染症やテロ)などにより講師が出席できず、セミナーが中止となった場合は中止が確定した時点ですぐにご連絡差し上げます。その場合は、セミナー代金の全額を返金いただくか、オンライン版での受講のいずれかをご選択いただきます。 全額返金に関しては、銀行振込で対応します。振込先口座をご連絡頂いてから、14日以内に指定の口座にお振込みいたします。 |
受講定員 | 東京会場 40名 大阪会場 10名 ※感染症予防に万全を期するため定員を減らしました。 (お子さんを連れての入場はできません) |
講座カリキュラム | ・お子さんと向き合う際の親の考え方 ・発達の遅れがある場合にどのようにとらえるべきか? ・よくある問題行動への対処法について ・お子さんを叱る際の注意点と効果的な伝え方 ・親御さんの心を良い状態に保つための思考習慣(メンタルヘルスの保ち方) |
お申し込みはこちらから
お子さんの自己肯定感を高めることは、将来に大きな影響を与えます。
これは発達障害の有無に関わらず言えることなのですが、発達障害のお子さんに関しては特に重要なテーマとなります。
発達障害をお持ちのお子さんは、どうしても苦手なことがありますので、そこに関しては上手な対処法を理解しておくことが必要です。
専門家が推薦している手法を身につけ、一つ一つの課題に冷静に対応していくことで、お子さんは着実に成長していきます。
その結果、お子さんの自己肯定感を高く保つことができますし、もちろんそこから学問への道、医者になる道も広がっていきます。
今回の講座のなかでは、そのための知識をあなたに分かりやすくお伝えしていきます。
普段の育児に追われて大変な方も多いかと思いますが、講座で学ばれることで、落ち着いてお子さんの問題にも対応できるための方法も学んでいただけます。
ですから、講座を受講することで、毎日の子育てがもっと楽しくなると思います。
ぜひ私たちと一緒に学び、お子さんの未来に向けてがんばっていきましょう。
多くの方のご参加をお待ちしています。
お申し込みは以下から手続きできますので、決済方法に合わせてクリックしてください。
(詳細ページが表示されます。)
お客様のニーズの状況を考慮し、東京会場での4月開催は一旦見送りとなりました。本セミナーは、4月は大阪会場のみとなります。(2020年3月23日)