高校受験本番までのスケジュールや効率的な勉強法
執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)
最終更新日 2022年10月02日
高校受験に向けた勉強は本番までの時間を効率的に使い勉強することが重要です。
問題集や参考書も数多くありますが、自分に合った勉強法を選択し志望校に合格できる力を身につける必要があります。
そんな中高校受験の勉強を何から始めればいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は高校受験で最初に取り組むべきことを、本番までのスケジュールや効率的な勉強法とともに紹介します。
高校受験を控え何から取り組むべきかわからない方はぜひ参考にしてみてください。
高校受験本番までの勉強スケジュール
まず高校受験本番までの勉強スケジュールを以下の流れで紹介します。
・中3生4月〜6月
・中3生7月〜8月(夏休み)
・中3生9月〜12月
・中3生1月〜2月
中3生4月〜6月
中学3年生の4月から多くの学生が高校受験を意識し始めます。
ただしこの時期はまだ部活動が忙しく勉強時間を取りづらい時期です。
この時期は授業を中心に学習習慣を身につけ、受験の基礎固めが大切となります。
具体的には定期テスト対策を中心に基礎学力を高めましょう。
定期テスト終了後は間違えた箇所の復習が大切です。
定期テスト対策を重点的に行えば、内申点対策にもなります。
中3生7月〜8月(夏休み)
7月〜8月の夏休みは受験勉強が本格化する時期です。
多くの中学生が部活動を引退し、勉強に充てられる時間も増えるでしょう。
この時期は中学1〜2年で学習した内容を総復習し定着させることが重要です。
高校受験では中学1〜2年で習った範囲から多くの問題が出題されます。
秋以降は本番を想定した問題演習を中心に行うため、夏休みにこれまでの総復習を終わらせた方が良いでしょう。
教科書や定期テスト、参考書をうまく活用し学習を進めるのがおすすめです。
中3生9月〜12月
9月以降は部活動も終えており、平日も受験勉強を継続する時期です。
入試本番の対策はもちろん内申点対策として定期テストに向けた学習も行います。
中学3年の2学期に学習する内容は受験でも出題頻度が高く、授業に集中し学習内容を定着させることが大切です。
この時期から模試も積極的に受けましょう。
模試を受けることで、現在の学力を正確に判断でき志望校とのギャップを把握し必要な勉強を明確にできます。
模試を定期的に受け、得点率の低かった分野を対策し再度模試を受けるサイクルを繰り返すことで得点力も向上していくでしょう。
中3生1月〜2月
月〜2月はいよいよ受験対策も大詰めとなる時期です。
本番と同じ環境で過去問を解き、得点力をあげる実践演習を繰り返し行いましょう。
受験本番では1点が合否を分ける可能性もあり、特典が伸ばしやすい分野を中心に勉強することがおすすめです。
受験勉強で最初に取り組むべきこと
受験勉強で最初に取り組むべきことを以下の項目から紹介します。
・受験スケジュールの確認
・志望校を決める
・自分の学力を把握する
本格的な受験勉強の前に上記に取り組みましょう。
受験スケジュールの確認
まずは受験スケジュールの確認をしましょう。
受験本番までのスケジュールを確認しておくことで、全体像を把握でき受験勉強へのモチベーションを上げられます。
スケジュールから逆算することでどの時期にどのような勉強をするべきか把握しやすく、効率的に学習できるでしょう。
志望校を決める
受験スケジュールと同時に志望校も決めましょう。
志望校を決めることで、どの程度の学力が必要となるか把握でき必要な勉強を洗い出せます。
現在の学力と志望校に必要な学力のギャップを埋められれば、合格に大きく近づくでしょう。
自分の学力を把握する
志望校を決めたら現在の学力を把握しましょう。
志望校合格に近づくには、現状の学力と志望校のギャップを把握し埋める必要があります。
進学塾等で実施される模試がおすすめで、各科目ごとに細かく得意分野や苦手分野を数値化して把握可能です。
自分の立ち位置を把握し、最短距離で志望校合格を目指しましょう。
【教科別】高校受験で効率的な勉強法を紹介
ここでは高校受験で効率的な勉強法を以下の科目ごとに紹介します。
・国語
・数学
・英語
・社会
・理科
科目毎の勉強法を押さえ志望校合格を目指しましょう。
国語
漢字・古文は暗記を中心に基礎的な知識の定着が重要です。
文法は問題集で出題傾向の高いものを優先的に覚えていきます。
長文・読解問題は簡単に得点力を挙げられないため、なるべく多く問題を解き読解力を身につけることが効率的な勉強法と言えるでしょう。
ただし問題をただ解くだけでは効果が薄くなるので、解いた後は解説を見返し正しい解き方をしっかり覚えることが大切です。
数学
数学は志望校に応じた問題集選びが重要です。
標準レベルの高校を目指す場合は基礎問題を中心とした問題集で学習し、難関レベルの高校では応用問題が収録された問題集を利用しましょう。
数学も解き終わった後に解説を読み、解き方を徹底的に理解する学習方法が効果的です。
数学は覚えた公式でどのように問題を解くか素早く判断することが大切で、できる限り多くの問題に触れましょう。
英語
英語は文法の知識を定着させるのが大切です。
文法を覚える過程で単語の使い方も理解でき、応用力も自然と身につくでしょう。
長文問題は設問に目を通してから問題を解く習慣を身につけることで、より短時間でも問題を解き終えられます。
リスニングはネイティブの発音に慣れることが重要で、隙間時間を活用しリスニング用教材を聞くなど常に英語に触れることがおすすめです。
社会
社会は勉強した分だけ成果の出やすい教科で、対策することで受験を有利に進めやすくなります。
基本的には問題集を活用して暗記を中心に勉強しましょう。
地理ではグラフ問題への対策が必須で、歴史では時系列の流れを覚えることが重要です。
社会は都道府県毎に出題傾向が異なるため、事前に調べ対策しておくことをおすすめします。
理科
理科も勉強した分だけ成果の出やすい教科です。
基本的には問題集を活用し、出題傾向の高い問題を優先的に定着させましょう。
理科も社会と同様都道府県毎に出題傾向が異なり、事前の対策が必要です。
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勉強に集中できない時の対処法
どうしても勉強に集中できない時は以下の方法を試してください。
・体調が悪い日は無理せず休む
・簡単な運動をする
それぞれ詳しく解説していきます。
体調が悪い日は無理せず休む
体調が悪い日は無理せず休みましょう。
勉強を一生懸命していると知らずのうちに睡眠不足になったり、ストレスが溜まるなど体調を壊しがちです。
そんな中勉強をしても効率が悪く、学習内容も思ったように身につきません。
早めに休息をとり、翌日から元気に勉強しましょう。
簡単な運動をする
やる気が出ない時は簡単な運動をしましょう。
軽い運動は気分転換になりやる気を高めてくれます。
ただしハードな運動をしてしまうと逆に疲れて勉強に集中できなくなるため注意が必要です。
休憩時間に机の上を片付けるのも良いでしょう。
気分が晴れる上、軽い運動にもなります。
志望校と現状の学力のギャップを埋める
高校受験はまず志望校を決め、受験スケジュールを把握し現状の学力を知ることから始めましょう。
志望校と現状の学力のギャップを埋めることで大きく合格に近づけます。
今回紹介した勉強法を参考に効率的な受験対策を進めましょう。
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