小学生の子供の成績が下がる・・・一体何が?

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勉強しても成績が下がる子の共通点とは?

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2022年10月02日

幼児教室ひまわりでは、子供を医学部や灘中学に合格させた親が講師となり、子供を医者にしたり、トップレベルの学歴を目指すための早期教育のやり方(主に11歳まで)を指導しています。

また、塾長の私も灘中学、大阪大学医学部を卒業した経験を持っているので、その体験をもとに教育法をアドバイスしています。
(私たちの教室の講師陣はこちらのページでご紹介しています。)

中学受験は厳しい世界ですから、「勉強しても成績が下がってしまう」というパターンもあります。
私自身が灘中学を受験する時にも、「成績が下がり、最終的にずいぶん下のクラスになってしまった」という子が数名いました。
このような子の中には、一体どういうことが起こっていたのでしょうか?

成績が下がる

私は数百名の小学生の家庭教師を行い、その中の10名以上を灘中学校に入れました。
しかし、全員が順調に成績が伸びたわけではなく、「途中で成績が落ちたり、上がったりを繰り返しながら、最終的に合格できた」という子もいました。
そして、実は勉強しても成績が下がる子には、共通点がありました。

このページでは、私の膨大な指導経験からわかった、「成績が下がる子の共通点」についてお話させて頂きたいと思います。


勉強しても成績が下がる小学生の特徴

勉強しても成績が下がると言うことは、2つの理由が想定されます。

1、他の子と比較して勉強の効率が悪い
2、問題をパターン化して考えてしまっている


順番に説明していきます。

勉強の効率が悪い

まず、1つ目の「勉強の効率が悪い」という点に関して。
受験勉強の世界では勉強しているのはあなたのお子さんだけではないということを知っておいてください。
周囲の生徒さんも勉強していますので、周囲との相対評価になってきます。

つまり、他の生徒さんと差をつけてこそ、それが結果となって現れてくるわけです。

成績を上げるためには、周囲の生徒さんよりも勉強の効率を上げる必要があります。
そのためには、素早く学力を身につけるための勉強法を実践することが重要です。

たとえば、問題集を解く際には、「一度正解した問題は解かない」ということが重要です。
過去に正解した問題をいくら解いたところで、お子さんの学力は全く変わりません。
「今までできなかった問題を解けるようになる」ということで初めて学力が付くということを意識することが大切だと言えます。
問題集を解く際には、正解した問題はチェックして、次に解くリストから外しておく必要があります。


次に2つ目の「問題をパターン化して考えてしまっている」という点に関して。

勉強しても成績が下がる子は、「テストには、今までと同じ問題が出題される」と、無意識のうちに考えています。

どういうことかと言いますと、新しい問題が出題された時には、「今までに解いた、どの問題と似ているのかな?」と考えているということです。
この思考パターンを行っていると、どこかで必ず壁に当たってしまいます。
ですから、基本問題は解けても、応用問題になると突然歯が立たなくなります。

これは色を作るときに似ています。
全ての色が「赤」「青」「黄色」の3原色から出来ていることをご存じの方は多いかと思いますが。
この3原色と白を使えば、どんな色であっても、全ての色を作れます。

パレットの色

そこで、これらの色を複合した色について考えて頂きたいと思います。

たとえば、
「赤と青を混ぜれば」・・・「紫色」
「赤と黄色を混ぜれば」・・・「オレンジ色」
「青と黄色を混ぜれば」・・・「緑色」
が完成します。
それでは、「紫」「オレンジ」「緑」の3つの色および白を使って、ピンクを作ることが出来るでしょうか?・・・これは、不可能です。

ピンクを作るためには、赤と白を混ぜる必要があります。
「紫」「オレンジ」「緑」を使っても、この色は出せませんよね。

これと同じようなことが、成績が下がるお子さんの中で起こっています。
お子さんの中では、「新しい問題を、今までの問題のパターンから解こう」という思考回路が発生しています。
この状況は、「紫」「オレンジ」「緑」のような、複合的な色を使って、新しい色を作ることにチャレンジしているようなものです。
ある程度の色は作れても、どうしても「ピンク」のように作れない色が発生してしまいます。

ですから、勉強しても限界に達してしまい、結果的に成績が下がるという状況になってしまいます。
この状態を改善するためには、もう一度基礎的なことから見直して頂き、「本当に理解できているかどうか?」を再確認することが重要です。
地道な努力を繰り返すことでまた成績が戻ったり、上がったりすることでしょう。

本当に深く理解できる状態を作り出すためには、一つひとつの問題に対して、出題者の意図をくみ取ろうとする姿勢を持つことが重要です。

「この問題は何を聞きたかったのかな?」「この問題を解くことで、どんな部分がスキルアップしたのかな?」と客観的に考え続けることで、本質的な部分が見えてくるのです。

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