公文式の教材の最大の強みとは?

幼児教室ひまわりでは、子供を医学部や灘中学に合格させた親が講師となり、子供を医者にしたり、トップレベルの学歴を目指すための早期教育のやり方(主に11歳まで)を指導しています。
また、塾長の私も灘中学、大阪大学医学部を卒業した経験を持っているので、その体験をもとに教育法をアドバイスしています。
(私たちの教室の講師陣はこちらのページでご紹介しています。)
私が過去に公文式をやっていたという経歴があるので、私たちのもとには、公文式に関してのご質問がかなり多いです。
たとえば、先日は以下のようなご質問を受けました。
私が指導させていただいている、Eさまからのご質問です。
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熊野先生
公文式の教材のメリットについてお聞きしたいです。
先生のメールや教室のなかでは、公文式での勉強を推薦されています。
ですから今回、うちの子も公文式に通おうと検討しています。
そこで一つ教えて欲しいのですが、
計算や漢字を学ぶだけなら、ドリルなどでも十分だと思います。
実際に公文式に似たような教材はあると思います。
でも先生が通っていた灘中学の生徒さんの多くが公文式に通っていたようなので、実績があるのは確かだといえます。
公文式の一体何が違うのでしょうか。
また、公文式に通う最大のメリットは、どういうところにあるのでしょうか?
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こんなご質問をして下さいました。
そこでこのページでは、公文式の教材のメリット、本当の強みについてお話したいと思います。
このページでお伝えする内容は、公文式だけに関わらず、お子さんの教育全体に関して参考にして頂けると思います。
それでは本題に入っていきます。
公文式の教材の3つのメリット
冒頭でご紹介したEさまがおっしゃっている「公文式に似たような教材がある」というのは事実です。
本屋さんに行ったら、算数や国語のよい教材はたくさんあります。
これらは一見公文式の教材と同じように見えます。
でも、公文式に通っている子の方が最終的に勉強ができるようになると思います。
私はその理由は大きく分けて3つあると思います。
公文式のメリット1.週に2回通わないといけない
公文式の最初のメリットは、「公文式に入ると、週に2回は教室に通わないといけない」ということです。
公文式に通う日は、教室に行って宿題を出して、採点をしてもらっている間にその日の課題をこなしていきます。
教室に行くまでには宿題をしないといけませんし、その場でも強制的に勉強をさせられます。
この制度はとても強力です。
毎週の勉強のペースがつかめますし、何よりも強制力があります。
これは私の経験上言えるのですが、自宅学習は教室に通う学習よりも手軽ですが、どうしても不利です。(これは通信教育についても同じです。)
私は中学生時代にZ会の通信教育をやっていたことがありますが、実は2ヶ月くらいで力尽きました。
どんどん宿題がたまってきて、やらないようになっていくのです。
そして私の友人たちの間でも、同じような話を何度も聞いています。
このような状況は、
・監視してくれる人がいない
・やってもやらなくても良い
というのが最大の理由だと言えます。
また、この強制力は親に対してもとても効果的です。
「うちの子にちゃんと宿題をさせて提出させないといけない」という状況になりますから、親の意識が変わってくるのです。
公文の先生に対して、恥ずかしい顔をしたくありませんからね。
次に2つ目のメリットをお伝えします。
公文式のメリット2.とにかくしつこい教材
公文式の教材について思うのが、「とにかくしつこい」という点です。
「しつこい」というのは、同じような計算や漢字の問題を何度も解かせるという意味です。
たとえば割り算の筆算であれば、それだけでプリントが100枚以上、しかも裏表で構成されています。
そして前にできた問題であっても、何度もトレーニングさせます。
このシステムでの教育方法は、幼児や小学生低学年に合っています。
小さなお子さんの場合は、「物事の概念をつかむのがなかなか上手にできない」という理解の特性があります。
ですから、同じような問題を解かせ、理解を強化していくことが効果的なのです。
1つ例を出しましょう。
たとえば、「主語」についてお子さんに理解させる場合です。
年齢がある程度進んだ子の場合は、「僕が学校にいきます」という文章を見せて、「誰がという部分を主語というのよ」と教えれば理解できますよね。
でも、小さなお子さんの場合は、これでは何のことか分かりません。
ですから、こんなふうにします。
・僕が学校に行きます
・お父さんがご飯を食べます
・お母さんが買い物にいきます
・真由子ちゃんがお風呂に入ります
・お姉ちゃんが掃除をします
このようにたくさんの文章を並べ、「○○○が」の所に下線を引きます。
そんな文章をたくさん読ませながら「この線が引いているところが、主語っていうんだよ」と教えていきます。
するとお子さんの中では、「人に関するところが主語なのかな」という理解が少しずつ生まれます。
そしてこんな経験を繰り返すことで、どんどん理解を強化していきます。
幼児や小学校低学年のお子さんにはこのような理解の特性がありますので、
公文式のような「しつこい教材」が効果的なのです。
最後に公文式の3つ目のメリットをご紹介しましょう。
公文式のメリット3.全国ランキングと表彰
公文式の教室に通うようになると、毎年1回全国ランキングが発表され、成績上位のお子さんは表彰されます。
3学年上の進度に至っている場合は、トロフィーがプレゼントされます。
また、「成績優秀者の集い」といって全国の成績優秀者は、お祝いパーティーに招待されます。
このようなシステムが、「自分は賢い子なんだ」という子供の自信に直結します。
「自分は小学校1年生なんだけど、4年生の勉強をやっているんだ」という気持ちがあれば、それは大きな誇りになります。
なお、これは余談になりますが、私が6歳の時の成績優秀者の集いの写真が私の実家にあります。
私を含め30人くらいの生徒が写真のなかに映っているのですが、そのなかには灘中学の同級生がたくさん映っていました。
そういう意味では、公文式はすごい力を持っているシステムと言えますね。
以上、公文式の3つのメリットについてお話しました。
長くなってきましたので、まとめに入っていきます。
お子さんの教育全般について
以上、公文式の3つのメリットをお伝えさせていただきました。
ここでお伝えしたこと、
・自宅での勉強よりも、教室に通う勉強の方が効果的
・小さな子供に理解させる方法
・成功体験を積ませ自信をつける
という3点に関しては、公文式だけにとどまりません。
お子さんの教育全般にわたって、この3つの視点を生かせると思います。
たとえば、「自宅学習か塾に通うか」という点に関しては、やはり塾に通うのがオススメです。
これは幼児期や小学生だけでなく、中高生や浪人生でも同じです。
強制力がありますし、何よりも勉強のペースがつかみやすいのでそれは大きなメリットですね。
そして、一緒に目標を目指していく仲間がいるというのも、とても張り合いがあって良いです。
切磋琢磨しながら学ぶことで、高い目標をクリアしていくことができるのです。
また、「成功体験を積ませる」ということであれば、「子供がしっかり勉強したら、親が全力で誉めてあげる」という習慣を実践してみてください。
お子さんはお母さん、お父さんが大好きです。
ですから、親が誉めるということは、子供にとって大切な成功体験です。
努力を認め、それをしっかり誉めてあげることで、お子さんはどんどんやる気を出します。
お子さんのことをしっかりと観察して、「見えない努力」に気づき、そこを認めてあげることがやる気につながるのです。
このページでは公文式のメリットをお伝えし、教育方針についての簡単なアドバイスをいたしましたが、幼児教室ひまわりでは、賢い頭脳を培い、お子さんを医者にするための教育法をメールマガジン(全国対応)を通じてお伝えしています。
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