子どもの空間認識能力を鍛えるには?

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子どもの空間認識能力を鍛えるには?

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2022年10月03日

空間認識能力という言葉を聞いたことがある親御さんも多いでしょう。
子どもが空間認識能力を早い段階で身につければ、スポーツが上達しやすいなどさまざまなメリットがあります。

そんな空間認識能力ですが、どのように鍛えたらいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

こちらのページでは、子どもの空間認識能力を鍛える方法について、メリットやおすすめの遊びを中心に紹介します。

子どもの空間認識能力を鍛えたい親御さんはぜひ参考にしてみてください。

空間認識能力とは?
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空間認識能力とは、空間上にある物体の形状や方向、大きさなどの状態や感覚などの位置関係を正確かつ素早く認識できる能力を指します。

例えば、「ボールを蹴った時にゴールまでどのくらい距離があるか把握する能力」や「遠方にある2つのタワー間の距離感を把握する能力」などが該当するでしょう。

空間認識能力があることで、空間上にあるモノや人がどのような状態にあるか素早く把握でき、多くのメリットを得られます。

空間認識能力を鍛えるメリット|高い人の特徴も紹介
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空間認識能力を鍛えることで以下のメリットがあります。

・スポーツが得意になりやすい
・絵や図が上手になる
・立体図形を素早く把握できる
・職業の選択肢が増える

空間認識能力を鍛えるメリットを理解し、鍛える際の参考としましょう。

スポーツが得意になりやすい

空間認識能力を鍛えることで、スポーツが上達しやすくなるでしょう。

サッカーや野球など球技では、ボールとプレイヤーの位置関係を把握しプレーする必要があります。

例えば、サッカーでは相手のプレイヤーが蹴ったボールに対し、到達地点を予測してボールを奪いにいくケースがありますが、空間認識能力があるかで大きく結果が変わるでしょう。

多くのスポーツでは空間上に存在するモノの位置関係を把握する力が活かしやすく、空間認識能力があることでスポーツが上達しやすくなります。

絵や図が上手になる

空間認識能力は絵や図を作成する上手さにも関わってきます。
空間認識能力が高いことで、空間上のものを正確に把握でき絵や図を立体的に描けるからです。

絵や図の作成を子どもに取り組んでもらうことで、空間認識能力を育てられるでしょう。

立体図形を素早く把握できる

立体図形を素早く把握できることも、空間認識能力を鍛えるメリットです。

特に算数・数学では立体図形を用いた問題も多く、奥行きなどを理解するのに空間認識能力が求められます。
空間認識能力が高ければ、ものの形を感覚的に把握でき、立体図形を組み立てる問題も素早く解答できるでしょう。

算数・数学に苦手意識のある子どもには、ぜひ習得させたい能力と言えます。

職業の選択肢が増える

空間認識能力が高いことで、将来的な職業の選択肢が増えるでしょう。

空間認識能力が求められる職業は数多くあり、具体的には以下の職業があります。

・デザイナー
・アニメーター
・エンジニア
・スポーツ選手
・建築士
・機械などの設計職

基本的にデザイン・設計を中心とする職業で空間認識能力を活かしやすいでしょう。
特に建築士や機械設計に携わる職種では、設計図をおこす際に立体的にものを把握する力が必要となります。

空間認識能力を鍛えれば、将来の職業選択も幅広くなるでしょう。

空間認識能力を鍛える方法|おすすめの遊びを紹介
空間3

空間認識能力を鍛える方法として以下3つの遊びがおすすめです。

・鬼ごっこ
・ブロック遊び
・折り紙

どの遊びも手軽にできるので、積極的に子どもに取り組んでもらいましょう。

鬼ごっこ

鬼ごっこは空間認識能力を高める遊びとして最適です。
鬼から逃げる行為や障害物を避ける動作が空間認識能力の向上に貢献してくれます。

空間認識能力は空間上にあるモノの位置や方向・感覚などを素早く正確に把握できる能力です。
鬼ごっこには上記能力を高められる以下の要素が含まれています。

・プレイヤーの位置を把握し追いかける
・どの方向に逃げるべきか判断する
・障害物を考慮し、鬼から逃げる距離を計算する
・鬼と自分との距離を把握する
・鬼がどのくらいで自分に追いつくか計算する

近年はコロナ禍の影響もあり子どもが外で走って遊ぶケースが少なくなりましたが、他人の迷惑にならない範囲で鬼ごっこで遊んでみても良いでしょう。

外の広い空間で遊ぶ経験が少ないと、空間認識能力の低下へつながります。
晴れた日に走り回れる広い公園で、鬼ごっこをして遊んでみましょう。

ブロック遊び

ブロック遊びも空間認識能力を鍛えられる遊びの1つです。

ブロック遊びはレゴブロックのように、さまざまな形状のブロックを組み合わせてものを完成させる遊びとなります。
積み上げたブロックの個数を計算したり、違う角度からどう見えるかを想像するなど立体的な構造を把握する必要があり、空間認識能力が鍛えられます。

気軽に遊べるので、親も一緒にブロック遊びに取り組んでみましょう。

子ども用のブロックは数多くのメーカーから販売されていますが、子どもが気に入ったもので遊ぶのが大切です。
ブロック遊びに興味を持ち取り組むようになれば、自然と空間認識能力の発達が期待できます。

折り紙

空間認識能力は折り紙でも鍛えられます。

折り紙は四角形の紙を自由に折り込むことで、立体的な作品を作り上げる遊びです。

ものを立体的に把握する力が求められるため、空間認識能力が鍛えられます。
またブロックよりも自由度が高く、子どもの想像力向上も期待できるでしょう。

折り紙も手軽に取り組めるので、空いた時間で子どもと一緒に取り組むことをおすすめします。

空間認識能力を高めるアプリもある
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最近では、空間認識能力を鍛えるアプリが登場しています。
アプリを使えば、手持ちのタブレットやスマートフォンで手軽に空間認識能力を高められるのでおすすめです。

例えば「カウントキューブ」というアプリがリリースされており、上空から落下してくる積み木を数えて遊べるアプリとなっています。

落下してくる時間は一瞬であり、積み木の見えない部分も数える必要があるため、空間上のものをイメージする力を養えるでしょう。

このアプリには「ランキングモード」が搭載されており、全国のユーザーと勝負することも可能で、ゲームとしての楽しさも感じやすい作りとなっています。

他にも空間認識能力を高められるアプリが多数あり、子どもと一緒に気に入ったものをプレイするのも良いでしょう。

空間認識能力を鍛え、子どもの健全な成長を促す
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子どもの空間認識能力を鍛えることで、スポーツが上達しやすくなったり、将来の職業選択の幅が広がるなど多くのメリットがあります。

空間認識能力を鍛えられる遊びやアプリがあり、どれも手軽に取り組めるので子どもが気に入ったもので遊んでみるのがおすすめです。

空間認識能力を鍛え、子どもの健全な成長を促しましょう。

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