子どもが公文でやる気が出ない理由とは?やる気にさせる5つの方法

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子どもが公文でやる気が出ない理由とは?やる気にさせる5つの方法

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年06月23日

子どもの学力向上や学習習慣を身につけさせることを目的に、公文に取り組むご家庭も多いでしょう。

しかし、子どもが公文になかなか取り組まず、悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?

子どもが前向きに公文に取り組むためには、いくつかポイントを押さえる必要があります。

そこでこちらのページでは、子どもが公文でやる気が出ない場合の対処法を解説します。

子どもが公文でやる気が出ない理由
公文やる気1

子どもが公文でやる気が出ない理由は複数考えられ、具体的には以下の理由が挙げられます。

・課される宿題が多すぎる
・同じ問題ばかりで飽きる
・先生と相性が合わない
・カリキュラムのレベルがあっていない

特に、宿題の量が多すぎて公文へ前向きに取り組めないケースが多くあります。

公文を始めた当初は「これくらいはできるだろう」と宿題の量を多めに設定しがちです。
しかし、学校の宿題と並行してやらなければならず、子どもにとって大きな負担となってしまいます。

子どもの全体的な勉強量を加味して、無理のない範囲で公文に取り組むことが大切です。

他にも「同じ問題ばかりで飽きてしまう」「先生との相性が合わない」「カリキュラムのレベルがあがっていない」などさまざまな原因が考えられます。

子どもが公文でやる気が出ない場合は、原因を探るべくコミュニケーションをとった方が良いでしょう。

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公文が合わない子どもの特徴
公文やる気2

公文でやる気が出ない場合、公文が子どもにあっていない可能性もあります。

公文が合わない子どもの特徴は、以下の通りです。

・すぐに成績を上げたい子ども
・教材が学年に追いつかない
・机に長い時間座っていられない
・他に習い事をたくさんやっている
・自分のペースで学習したい

もし上記の特徴に子どもが当てはまる場合、他の教材・塾を検討した方が良いでしょう。

すぐに成績を上げたい子ども

すぐに成績を上げたい子どもは、公文が向いていない可能性があります。

公文は自分で考える力や集中力を育てるなど、学力を高める基礎の育成を主な目的としています。
長期的に見れば大きな学力向上につながりますが、「直近のテストで高い点数をとりたい」など短期的な目的達成には効果を発揮しづらいかもしれません。

そのため、具体的かつ短期的な目標がある場合は、他の学習塾や家庭教師などを検討した方が良いでしょう。

教材が学年に追いつかない

公文に取り組んでも教材が学年の学習内容に追いつかない場合、公文に向いていない可能性があります。

公文式は無理のないレベルから徐々に学力を引き上げるカリキュラムが組まれるため、最初は現状の学年よりも下のレベルから学習内容がスタートします。
基本的には開始から1年以内を目安に現状の学年に追いつけるようカリキュラムが組まれますが、学習の定着度によってはそれ以上に時間がかかる場合もあるでしょう。

休会期間があったなど特別な事情があれば別ですが、1年取り組んでも現状の学年で習う内容に追いつかなければ、公文があっていないことも考えられます。

机に長い時間座っていられない

机に長い時間座っていられない子どもも、公文があっていないと言えます。

公文では、継続して与えられたカリキュラムをこなすことが大切です。
そのため、1日の中である程度の時間机に向かって学習する必要があります。

もし、机に座って勉強する習慣がない場合は、親御さんが公文に取り組むスケジュールを管理してあげるなどサポートが不可欠です。

他に習い事をたくさんやっている

他に習い事をたくさんやっている子どもも、公文が合わないケースがあります。

公文は学習塾のように時間割が決まっておらず、その日渡された教材を終えるまで学習スタイルです。
最初は簡単なレベルで素早くこなせますが、徐々に難易度が上がっていくと教室で教材を終えられず家で行う宿題が増えるケースもあります。

そのため、他の習い事を複数取り組んでいる場合は、キャパオーバーになってしまい学力向上を見込めなくなるかもしれません。

自分のペースで学習したい

自分のペースで学習したい場合も、公文が向いていないと言えます。

基本的に個人に合わせたカリキュラムが用意されますが、上のレベルに進む基準に達しなければ同じ学習内容を繰り返すケースもあります。

そのため、「少し高いレベルの問題を解いてみたい」など自分のペースで学習を進めたい子どもには向かないでしょう。

【関連記事】幼児教育と公文式の関係について

公文をやる気にさせる方法
公文やる気3

子どもに対して公文をやる気にさせる方法は、以下の5つが挙げられます。

・計画を決めて取り組む
・よく褒める
・スキマ時間に取り組む
・ゲーム感覚を取り入れる
・場所を変えて勉強する

子どもが前向きに公文に取り組まない場合、上記の方法を試してみましょう。

計画を決めて取り組む

公文を前向きにやらせたい場合、計画を決めて取り組みましょう。

公文は教室で学習後、次の回までにこなす宿題を与えられます。
仮に「次の回までに終わらせればいいや」と宿題を放置してしまえば、常にギリギリで取り組むこととなり、心に余裕が生まれません。
そうなれば、精神的なストレスが生まれてしまい、公文に対するやる気も低下してしまいます。

事前に「この日に宿題を終わらせる」と計画を決めておけば、宿題に追われるストレスも生まれず、オンオフの切り替えもしやすいため、前向きに取り組みやすくなるでしょう。
また、宿題をやる日を決めておけば「宿題をいつやるか」という迷いを生まず、スムーズに取り組めます。

よく褒める

子どもをよく褒めることも、公文を前向きに取り組むコツです。

公文に取り組んだことを褒めてあげれば、公文に対するポジティブなイメージを与えられ、自発的な取り組みを促せるでしょう。

ポイントは以下のように、具体的な箇所を褒めてあげることです。

・机に向かって勉強したことを褒める。
・高いレベルの問題を解けるようになったことを褒める。
・宿題を全て終えられたことを褒める。

上記のように具体的なアクションを褒めてあげれば、親への信頼度も上がりさらに前向きに取り組んでもらえるでしょう。

スキマ時間に取り組む

公文はスキマ時間に取り組むことも、やる気を維持させる上で重要です。

子どもは友達との遊びや学校の行事など、やること・やりたいことがたくさんあります。
そのため、まとまった勉強時間が取れない日もあるでしょう。

そんな時には、1日の中で30分だけなどちょっとした空き時間を見つけ、宿題の一部だけでも進めるようにしましょう。
少しでも進んでいる実感を得られれば、子どもの公文に対する気持ちも前向きになりやすいです。

ゲーム感覚を取り入れる

ゲーム感覚を取り入れることも有効です。

子どもは基本的に遊びやゲームが好きなので、公文をゲーム感覚で取り組めればそれだけでやる気を上げられるでしょう。

例えば、「問題を解くごとにポイントを与えて、合計〇〇ポイント達成できたらご褒美をあげる。」などゲーム要素を取り入れれば、楽しみながら公文に取り組めます。

場所を変えて勉強する

場所を変えて勉強することも、やる気を維持する上で大切です。

特に家にはテレビやゲームなど、集中を阻害するものが多く存在します。
公文に取り組んでもすぐだらけてしまうなどの場合は、図書館など静かな場所に連れていってあげるのも良いでしょう。

図書館には他に勉強している子もいるため、いい刺激にもなります。

私も子どもの頃、家で勉強をしていてなかなか集中できなかったものです。
家にはベッドもあり、すぐ寝転んでしまうなどなかなか勉強できない時もありました。

そのため、近くの図書館に行き、強制的に勉強するしかない環境に身を置き、集中して取り組めるよう工夫していたものです。
図書館は雑音なども少なく、集中力が途切れることも少なかった記憶があります。

子どもが家だとなかなか勉強に取り組まない場合は、こうした静かな場所で勉強させるのも良いでしょう。

【関連記事】子どものやる気を引き出すために親が気をつけるべきポイント

わが子とコミュニケーションを取る
公文やる気4

幼児教室ひまわりとしても、計算力を高めるための習い事としては、公文式は効果的だと考えております。

私自身も公文式に通っておりましたし、灘中学の生徒たちも公文式出身者がとても多かったです。

公文式の問題は、実際には計算だけではなく、図や絵で理解する演習もたくさんあります。

2個のリンゴと3個のリンゴが並んでいている図を見て、「これは全部でいくつですか?」というように、
子どもに馴染みのあるものを数え、足し算の概念を学んでいきます。

子どもがスムーズに理解できるように、工夫された教材が多いのです。

お子さまの年齢に合わせて、楽しみながら算数の力を培っていくことを目指すしている方は、
ぜひ、公文式を試してみると良いと思います。

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