幼児教材のおすすめは?賢い子を育てる教材の選び方と親の関わり方
最終更新日 2026年10月24日
記事執筆者:熊野貴文
幼児教室ひまわり塾長・医師。灘中学・灘高校を経て大阪大学医学部に現役合格し、大学在学中は塾講師・学習アドバイザーとして約1,100人を指導。自ら難関受験を経験した子供側の視点と、保護者への教育相談、東大・医学部へ導いた親や各分野の専門家の知見をもとに、今のわが子に何を優先し、どう実践するかを具体的に発信している。
幼児教室ひまわりの熊野です。
私は中学受験を経験して灘中学・灘高校へ進み、その後、大阪大学医学部へ現役で進学しました。学生時代から塾講師や学習アドバイザーとして教育に携わり、2014年に幼児教室ひまわりを創業してからも、幼児期の教育や家庭学習について、多くの保護者の方とお話ししてきました。
幼児教材については、「2歳、3歳ではどのような教材がおすすめですか」「くもんやこぐま会、七田式など、どれを選べばよいのでしょうか」「難しい教材を早くから使った方が、将来の学力につながりますか」といったご相談をいただくことがあります。
市販の幼児教材には、文字や数を学ぶドリル、図形パズル、知育ワーク、絵本や図鑑など、さまざまな種類があります。選択肢が多いからこそ、評判のよい教材や人気の教材を選べばよいのではないかと考える方もいるでしょう。
しかし、私が教材選びで大切だと考えているのは、「どの教材が一番よいか」だけではなく、「今の子どもに、どのような経験が必要なのか」から考えることです。
同じ年齢でも、文字が得意な子、数に興味がある子、形を組み合わせることが好きな子など、理解度や興味は異なります。よい教材であっても、子どもの状態に合っていなければ、十分に活用できるとは限りません。
今回は、幼児期におすすめの教材を具体的に紹介しながら、年齢別の選び方、親が見落としやすいこと、教材の効果を生かす家庭での使い方についてお話しします。
幼児期におすすめの教材とは?まず知っておきたい5つの種類
幼児教材というと、机に向かって取り組むドリルや問題集を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、幼児期の学びは紙の上だけで完結するものではありません。
文部科学省の幼稚園教育要領でも、幼児期には環境を通して学ぶことや、遊びを通じてさまざまな経験を積み重ねることが重視されています。
積み木を動かして形を考えることも、おはじきを数えて数量を確かめることも、図鑑で知った植物を実際に観察することも、幼児期の学びにつながります。
ここでは、家庭で取り入れやすい幼児教材を5種類に分け、それぞれの特徴と選び方を紹介します。
1.ひらがなや数の基礎を学ぶドリル・ワーク
文字や数字に興味を持ち始めた子どもには、幼児向けのドリルやワークが選択肢になります。
代表的な市販教材には、くもん出版の「くもんの幼児ドリル」や、Gakkenの「学研の幼児ワーク」などがあります。ひらがな、数字、運筆、迷路など、基礎的な内容に取り組める教材です。
たとえば、鉛筆を持って線を引くことに慣れていない子どもであれば、いきなりひらがなを書かせるよりも、直線や曲線をなぞる運筆教材から始める方法があります。
一方、すでにひらがなを読むことができる子どもなら、文字と身近な言葉を結びつけたり、簡単な言葉を書いたりする教材へ進むこともできます。
ここで重要なのは、対象年齢だけで選ばないことです。
4歳だから4歳用のワークを使わなければならないわけではありませんし、年齢より先の教材を進めているからといって、必ずしも理解が深いとは限りません。
また、同じ文字教材でも、読むことを目的としたものと、書くことを練習するものでは役割が違います。
今の子どもが何をできるようになっていて、次に何を学ぶ必要があるのか。 そこを見ながら選ぶことをおすすめします。
2.図形や空間認識を育てる積み木・パズル
形を組み合わせたり、向きを変えたりする経験を増やしたい場合には、積み木や図形パズルがおすすめです。
代表的なものには、木製の積み木、タングラム、立体パズルなどがあります。
たとえば、三角形の積み木を二つ用意し、「この二つを組み合わせると、どんな形になるかな」と聞いてみます。
子どもは積み木の向きを変えたり、並べ直したりしながら、四角形などの形を作ることができます。
積み木やパズルのよいところは、頭の中だけで考えるのが難しくても、実際に手を動かして試せることです。
ただし、図形教材は難易度の幅が大きいため、最初から複雑な立体パズルを選ぶ必要はありません。
簡単な形の組み合わせに慣れていない子どもなら、二つ、三つのピースを使う教材から始めてもよいでしょう。反対に、簡単な問題を十分に解けるのであれば、少し複雑な図形へ進むこともできます。
大切なのは、難しい教材を使うことではなく、自分で向きを変えたり、組み合わせたりしながら考えられることです。
積み木の詳しい効果や遊び方については別の記事でも解説していますので、ここでは教材選びの基準に絞ってお話しします。
3.数の意味を理解するおはじき・数の教具
数字を読むことや書くことに慣れてきた子どもには、実際の数量を扱える教材もおすすめです。
おはじき、ブロック、百玉そろばんなどが代表的な例です。
たとえば、数字の「5」を覚えた子どもに、おはじきを5個用意してもらいます。そのあと、5個を2個と3個に分けたり、並び方を変えても全部で5個であることを確かめたりします。
このような活動を通して、数字と実際の数量を結びつけることができます。
私自身は3歳頃から公文式に通い、幼児期から計算に取り組んできました。基礎的な計算に慣れることには価値があると考えていますが、計算を速く進めることと、数の意味を十分に理解していることは必ずしも同じではありません。
そのため、数字のワークや計算教材に加えて、おはじきなどの具体物を使うこともおすすめします。
特別な教具を購入しなくても、積み木や身近なものを使って数量を確かめることはできます。
数の教材を選ぶときは、数字を覚えられるかだけでなく、数を分ける、合わせる、比べるといった経験ができるかも確認してください。
4.考える力を使う知育ワーク
4歳、5歳、6歳頃になり、簡単なルールを理解して問題に取り組めるようになってきたら、考える力を使う知育ワークも選択肢になります。
たとえば、仲間分け、規則性、順番、位置関係、図形、数量などを扱う問題です。
具体的な教材としては、こぐま会の「ひとりでとっくん」シリーズや七田式のプリント教材などがあります。また、奨学社の「ハイレベ100」シリーズにも、5〜6歳を対象とした幼児向け教材があります。
これらの教材は、扱う内容や難易度、問題の構成が異なります。たとえば、こぐま会の教材には、数量、図形、位置関係、推理などのテーマ別に取り組めるものがあります。子どもが今どのような内容を理解していて、次に何を学ぶ必要があるのかを確認しながら選ぶことが大切です。
知育ワークを使うときに見てほしいのは、正解したかどうかだけでなく、子どもがどのように考えているかという点です。
たとえば、丸、三角、四角が決まった順番で並ぶ規則性の問題であれば、「どうして次は丸になると思ったの?」と聞いてみます。
並び方の規則に気づいて答えたのか、何となく選んだのかによって、理解の状態は違います。
難しい問題を次々に与えるよりも、子どもが自分で考えられる問題を中心に、ときどき少し難しい問題へ挑戦する。そのような使い方がよいと思います。
5.興味や知識を広げる絵本・図鑑
絵本や図鑑も、幼児期に取り入れたい教材です。
絵本は言葉や物語に親しむために、図鑑は子どもの興味を広げたり、知りたいことを調べたりするために活用できます。
たとえば、昆虫が好きな子どもであれば昆虫図鑑、電車に興味がある子どもであれば乗り物の図鑑を選んでもよいでしょう。
ここで大切なのは、親が教育によさそうだと考える本だけを選ばないことです。
子どもが自分から「もっと知りたい」と感じるテーマを選ぶことで、本を開くきっかけが生まれます。
また、絵本を読むたびに質問をしたり、内容を説明させたりする必要はありません。物語を楽しむ時間は、それ自体を大切にしてよいと思います。
興味を持ったことについて親子で話したり、実際の生活の中で確かめたりできれば、さらに学びを広げられます。
おすすめの幼児教材5種類の比較
どの教材が最も優れているというものではありません。今のお子さんにどのような経験が必要なのかを考えながら、目的に合ったものを選んでください。
年齢別|1歳から6歳までの幼児教材の選び方
幼児教材には対象年齢が記載されているものも多くあります。しかし、同じ年齢でも、言葉への興味、手先の発達、数の理解などには個人差があります。
そのため、年齢は一つの目安としながら、実際には子どもの理解度や興味に合わせて選ぶことが大切です。
1〜2歳|見て、触って、動かす教材
この時期は、絵本、積む玩具、型はめ、簡単なパズルなどを通して、物を見たり、触ったり、動かしたりする経験を増やしていきます。
机に向かう学習を急ぐ必要はありませんが、文字や数字に興味を示しているなら、日常の中で自然に触れる機会を作ってもよいでしょう。
3〜4歳|数・形・言葉への興味を広げる教材
迷路、シール、運筆、積み木、簡単な数のワークなどが選択肢になります。
数字を読むことに興味がある子なら数の教材、形を組み合わせることが好きな子なら図形パズルというように、興味に合わせて選びます。
5〜6歳|考える問題や入学準備につながる教材
ひらがなや数の基礎に加えて、規則性、数量、図形、条件を整理する問題などにも取り組める子どもが増えてきます。
入学準備のワークも選択肢になりますが、難しい問題を早く解かせることだけを目的にしないようにします。
この表はあくまで目安です。5歳でも運筆の練習に取り組んでいる子もいれば、4歳で少し難しい図形問題を楽しめる子もいます。教材を選ぶ際には、年齢だけで判断せず、今のお子さんの理解度や興味に合っているかを確認してください。
幼児教材を選ぶときに親が見落としやすい5つのこと
ここまで、おすすめの幼児教材や年齢別の選び方を紹介しました。
ただ、教材を選ぶときには、保護者の方が見落としやすいこともあります。
1.評判のよい教材なら子どもの力が伸びると思ってしまう
人気の教材や難関校の受験対策でも使われる問題集を見ると、「この教材なら、うちの子も伸びるのでは」と考えることがあります。
しかし、優れた教材であっても、今の子どもの理解度や目的に合っていなければ、十分に活用できるとは限りません。
教材の評判は参考になりますが、最終的には何を学ぶために使うのか、その子に合った内容なのかを見る必要があります。
2.難しい教材ほど効果が高いと思ってしまう
年齢より先の教材を進めていると、学力が順調に伸びているように感じることがあります。
しかし、問題集の難易度が高いことと、子どもの理解が深いことは別です。
親が一つひとつ答えまで説明しなければ解けない状態では、難しい教材を使っていても、子ども自身が考える機会は少ないかもしれません。
大切なのは、少し考えれば自分で取り組める難しさかどうかです。
3.教材は多ければ多いほどよいと思ってしまう
文字、数、図形、思考力など、さまざまな教材を見ると、どれも必要に感じるかもしれません。
しかし、教材の種類を増やすことが、そのまま子どもの能力の向上につながるわけではありません。
一つの教材でも、使い方を変えることで異なる経験ができます。新しい教材を増やす前に、今ある教材を十分に活用できているかを考えてみてもよいでしょう。
4.問題集を終わらせることが目的になってしまう
教材を購入すると、「毎日何ページ進めるか」「いつまでに一冊終わらせるか」を目標にすることがあります。
学習の見通しを立てること自体は悪くありません。しかし、終わらせることばかり意識すると、子どもがどこでつまずいているのかを見落とす場合があります。
また、途中で難しい問題に出会ったとき、必ずその場で解決してから次へ進まなければならないと考える必要もありません。
教材の進め方については、後ほど上田先生が実際に保護者へアドバイスした経験も紹介します。
5.親が教えて正解させることを優先してしまう
子どもが問題を間違えそうになると、親は先に正解を教えたくなることがあります。
しかし、すぐに答えを伝えると、子どもが自分で考えたり、試したりする機会が少なくなる場合があります。
もちろん、知らない知識を教えたり、難しい部分を説明したりすることは必要です。
ただし、子どもが自分で考えられるところまで、親が先回りしてしまわないことも大切です。
幼児教材の効果を生かす家庭での使い方
ここまで、幼児教材の種類や選び方、保護者の方が見落としやすいことについてお話ししてきました。
それでは、実際に教材を購入したあと、家庭ではどのように使えばよいのでしょうか。
私が大切だと考えているのは、教材を決められた量だけ進めることではなく、子どもが何を理解し、どのように考えているのかを見ることです。同じ教材でも、使い方によって得られる経験は変わります。
ここからは、家庭で取り入れやすい5つの方法をご紹介します。
1.教材を使う目的を一つ決める
幼児教材を使うときには、「今日は何ページ進めようか」と考えるだけでなく、「この教材を通して何を学んでほしいのか」を意識してみてください。
たとえば、丸、三角、四角が繰り返し並ぶ規則性のワークに取り組むとします。
このとき、正解を選べるようにするだけでなく、「形がどのような順番で並んでいるのかに気づくこと」を目的にします。
子どもが正解したら、「どうして次は丸になると思ったの?」と聞いてみます。並び方に気づいているなら、形の順番を変えた別の問題にも挑戦できるでしょう。
反対に、何となく正解を選んでいたのであれば、実際にカードを並べて規則を確かめてもよいと思います。
同じ一問でも、何を学ぶための問題なのかを意識することで、子どもの理解を確かめやすくなります。
もちろん、毎回細かい学習計画を立てる必要はありません。「今日は形の並び方を考えてみよう」という程度でも十分です。
2.ワークと実物を組み合わせる
幼児期には、紙の上だけでは理解しにくい内容もあります。そのようなときは、実際に触ったり動かしたりできるものと組み合わせてみてください。
たとえば、「3+2」という計算を学ぶ場合です。
式を見ながら答えるだけでなく、おはじきを3個と2個に分けて置き、合わせると5個になることを確かめます。
そして、もう一度ワークに戻り、先ほどの操作と計算式がどのようにつながっているのかを確認します。
図形なら積み木や折り紙、長さなら鉛筆やひもなど、身近なものを使うことができます。
ここで大切なのは、具体物を使うこと自体を目的にしないことです。
すでに内容を理解していて、紙の上で考えられる子どもなら、毎回実物を用意する必要はありません。
紙の上で分からなければ実物へ戻り、実物で理解できたら紙の上でもう一度考えてみる。 このように使い分けることをおすすめします。
3.すぐに答えを教えず、考える時間を残す
子どもが問題の途中で止まってしまうと、親は早く進められるように教えたくなると思います。
しかし、子どもが自分で考えている途中なのか、問題の意味が分からず困っているのかによって、必要な関わり方は違います。
たとえば、図形パズルで見本と同じ形を作る問題に取り組んでいるとします。
子どもが違う位置にピースを置いたとき、すぐに「そこじゃないよ」と直すのではなく、「見本と比べると、どこが違うかな」と聞いてみます。
自分で違いに気づけば、ピースの向きを変えたり、置き直したりするかもしれません。
一方で、しばらく考えても分からない場合は、「まず、この角の形を見てみようか」と、考える手がかりを一つ示してもよいでしょう。
ただし、答えを教えてはいけないわけではありません。必要な知識をまだ知らない場合や、問題の意味を理解できていない場合には、説明することも大切です。
親がすべてを教えるのでも、子どもにすべてを任せるのでもなく、自分で考えられる部分を残しながら、必要なところを助けるという関わり方が大切です。
4.学んだことを別の場面でも試してみる
教材で一度正解できたことを、別の場面でも使えるか確かめてみるのもよい方法です。
たとえば、昆虫図鑑でチョウの種類を見たあと、散歩中に似たチョウを見つけたとします。
「図鑑で見たチョウと似ているね」「羽の模様は同じかな」と話してみます。
実際に観察してみると、図鑑では気づかなかった大きさや動き方、色の違いなどに目が向くかもしれません。
数や文字の教材でも、学んだ内容を生活の中で使ってみることができます。
ただし、毎回「覚えている?」「これは何だった?」と確認する必要はありません。子どもが興味を示したときに自然に会話を広げるくらいで十分です。
学んだことが教材の中だけで終わらず、身近な生活とつながっていくことを大切にしてください。
5.子どもの理解を見て、次の教材を決める
一冊の問題集を終えたとき、次に何を選ぶかも重要です。
たとえば、ひらがなのワークを終えたとしても、文字の形をなぞることはできるけれど、見本なしで書くことはまだ難しい場合があります。
そのようなときは、すぐに文章を書く教材へ進むよりも、今までの教材を使って文字の形を確認したり、知っている言葉を書いたりする練習を続けてもよいでしょう。
反対に、すでに文字を書くことに慣れていて、簡単な言葉も自分で書けるのであれば、次の段階へ進むことを考えられます。
また、教材を嫌がっている場合も、すぐに内容が難しすぎると判断する必要はありません。問題数が多いのか、取り組む時間が長いのか、同じ形式の問題が続いて飽きているのかによって、対応は変わります。
教材の難易度を変えるべきなのか、量や時間を調整すればよいのか。子どもの様子を見ながら判断していくことが大切です
幼児教室ひまわりが教材選びで大切にしていること
幼児教室ひまわりでは、保護者の方から、教材の選び方だけでなく、購入した問題集をどのように進めればよいのかについてもご相談をいただいてきました。
実際に、当教室の上田先生は、保護者の方に対して「問題集は必ずしも最初から順番どおりに解く必要はありません」とアドバイスしたことがあります。
問題集を購入すると、1ページ目から順番に進め、分からない問題があれば、その場で理解させてから次へ進まなければならないと考える保護者の方もいると思います。
しかし、一つの問題で手が止まったとき、必ずその場で解決しなければならないわけではありません。いったんその問題を飛ばして次へ進み、あとから戻って考える方法もあります。
別の問題には自分で取り組めるかもしれませんし、少し時間を置くことで、落ち着いて考え直せる場合もあります。
もちろん、問題を飛ばすことと、分からない部分を放置することは違います。飛ばした問題にはあとから戻り、それでも難しければ、具体物を使ったり、問題を少し簡単にしたりして、どこでつまずいているのかを確認します。
一方で、前の内容を理解しなければ次へ進めないような、段階的に構成された教材では、順番に学ぶことが必要な場合もあります。
私は、この上田先生のアドバイスには、教材を活用するうえで大切な考え方が表れていると思います。
それは、問題集の順番に子どもを合わせるのではなく、子どもの理解の状態に合わせて、教材の進め方を考えるということです。
教材が思うように進まないときも、すぐに別の教材へ変更する必要があるとは限りません。教材自体が難しすぎる場合もあれば、取り組む量や進める順番を調整することで、学習を続けやすくなる場合もあります。
教材を選ぶときだけでなく、使っている途中でも子どもの様子を見ながら進め方を見直す。これが、幼児教室ひまわりで大切にしている教材との向き合い方です。
幼児教材についてよくある質問
Q.幼児教材は何歳から始めるのがおすすめですか?
絵本や積み木、型はめなども幼児教材として考えれば、1歳、2歳頃から、子どもの発達や興味に合わせて取り入れることができます。
ただし、早くから教材に触れさせることと、幼いうちから学習を強制することは違います。文字や数字に興味があれば、その興味に合わせて学ぶ機会を作っても構いません。
始める年齢だけでなく、今の子どもに合っているかを見てください。
Q.無料の幼児教材でも効果はありますか?
無料の幼児教材でも、子どもの理解度や目的に合っていれば、家庭学習に活用できます。
簡単な迷路、運筆、数の練習などは、無料で印刷できる教材でも取り組めます。
一方、市販の教材には、問題が段階的に構成されていたり、親向けの説明が付いていたりするものもあります。
価格だけで判断せず、目的に合った内容かどうかを確認しましょう。
Q.幼児教材は毎日取り組んだ方がよいですか?
毎日少しずつ教材に取り組むことが、学習習慣を整えるきっかけになる場合はあります。
ただし、毎日必ず何ページも進める必要はありません。
幼児期には外遊びや友達との関わり、家庭での会話など、教材以外の経験も大切です。子どもが疲れていたり、教材に取り組むたびに親子で言い争いになったりするのであれば、量や時間を調整してください。
Q.幼児期から難しい問題集を使った方がよいですか?
基本的な内容を理解し、少し難しい問題にも意欲的に取り組める子どもであれば、年齢の目安より先の教材を使ってもよいでしょう。
ただし、難しい問題集を使っていることだけで、理解が深いとは限りません。
親が説明し続けなければ解けない場合には、難易度を見直す必要があるかもしれません。子どもが自分で考えられるかを基準にしてください。
Q.市販の幼児教材と通信教育では、どちらがおすすめですか?
市販の幼児教材は、文字や数、図形など、今取り組みたい内容に絞って選びやすいことが長所です。一方で、教材を選ぶ順番や内容は家庭で考える必要があります。
通信教育は、一定の学習の流れに沿って取り組みやすいことが長所ですが、教材の進度が子どもの理解度と合わなかったり、使わない教材がたまってしまったりすることもあります。
どちらが優れているかを一律に決めることはできません。家庭で教材を選ぶ負担や、お子さんの理解度に合わせて判断するとよいでしょう。
まとめ|幼児教材は「今の子どもに必要な経験」から選ぶ
幼児期におすすめの教材には、文字や数を学ぶドリル、積み木や図形パズル、おはじきなどの数の教具、知育ワーク、絵本や図鑑などがあります。
どの教材にも特徴がありますが、すべての子どもにとって一番よい教材を一つに決めることはできません。
大切なのは、今の子どもが何を理解できていて、どのような経験が必要なのかを考えて選ぶことです。
そして、教材を購入したあとも、子どもの様子を見ながら使い方や進め方を工夫していきます。
問題集を最初から順番どおりに終わらせることだけが目的ではありません。必要に応じて前の内容へ戻ったり、難しい問題をいったん飛ばしてから考え直したりしてもよいのです。
私は、教材そのものの良し悪しだけでなく、今のわが子に合った教材を選び、その教材をどう生かすかを考えることが、幼児期の家庭学習では大切だと考えています。
評判のよい教材を次々に探す前に、まずは今ある教材を見ながら、「この教材で、子どもに何を学んでほしいのだろう」と考えてみてください。
その視点を持つことが、幼児教材を上手に選び、家庭で活用していく第一歩になると思います。
このページでは幼児期の教材を始め、「教材選び」というテーマについてお伝えしてきましたが、幼児教室ひまわりでは、お子さまの脳を鍛える具体的な方法や難関中学に合格するための勉強法などを、オンライン講座やメールマガジンで公開しています。
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