子どもの友達関係で親が考えるべきこととは?

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子どもの友達関係で親が考えるべきこととは?

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年07月08日

子どもにとって家族と同じくらい影響を受けるのが友達です。
友達との付き合い方によって子どもの成長にも大きく影響を及ぼします。

そんな子どもの友達関係が気になり、親としてどう関わるべきか悩んでいる方も多いのではないしょうか?

そこでこちらのページでは、子どもの友達関係で親が考えるべきことについて、友達関係を円滑にするコツも紹介します。

子どもの友達関係にどう関わるのがベストか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

子どもの友達関係は年齢によって変わる
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子どもの友達関係は年齢によっても変化します。
まずは友達が多くなる小学生を例に、以下のステージごとにどのような特徴があるか解説します。

・低学年(小学校1〜2年生)
・中学年(小学校3〜4年生)
・高学年(小学校5〜6年生)

低学年(小学校1〜2年生)

低学年では教室の席が近かったり家の近所に住んでいる同士など、会う機会が多い子と友達になりやすい傾向があります。

また性別に関係なく広く友達ができやすいのも特徴です。
友達関係も複雑になりづらく、その場で知り合ったことも仲良くなりやすい時期でもあります。

中学年(小学校3〜4年生)

中学年では自分と相性の良い子だけで集まりコミュニケーションを取り合うようになります。
友達同士の関係性は強くなる一方、家族と過ごす時間やコミュニケーションの機会が減る可能性も。
外部との人間関係が強くなる時期と言えます。

高学年(小学校5〜6年生)

高学年になると反抗期がはじまり、友達との結びつきがより強くなっていきます。

低学年時の「幅広い友達関係」から「気の合った友達」と内面を重視した友達関係を築くようになるでしょう。
友達との関わりがより強化されることから、親に対して秘密をもつことも少なくありません。

自分と共通する部分を重視して友達を選ぶようになるため、場合によっては友達同士のトラブルも起きやすく注意が必要な時期です。

子どもに以下の様子がみられた場合は、友達関係で悩んでいる可能性があるためコミュニケーションを取るようにしましょう。

・食事をあまり食べなくなった
・寝つきが悪い
・常にイライラしている
・口数が減る
・学校にいくのを拒む

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子どもの友達関係は親子関係も関わる
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子どもの友達関係は実は親子関係も大きく影響します。

子どもは基本的に親の言動や行動を真似する傾向があるため、子供は親にしてもらったことと同じことを他人に対してもするようになります。
親が思いやりのある行動を子どもにしていれば子どもも他人にそうしますし、逆に高圧的な態度を親が取れば子どもも他人に同じことをするのです。

子どもに思いやりを持って接するためには子どもの気持ちや状態を理解する必要があり、「自分だったらどう思うか?」と想像しながら子どもと接することが大切です。

例えば子どもが朝登校する時に「教科書がない」と慌てていたとします。
そんな時には子どもと一緒に親も探してあげましょう。
「自力で探すのが筋だろう」としつけがましい態度で接すれば子どもも思いやりを感じなくなり、他人にも同じ態度を示す可能性があります。

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子どもの友達関係に親が考えるべきこと
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子どもの友達関係で親が考えるべきことについて、以下2点を解説します。

・子どもと話し合う機会を持つ
・友達関係に口を出すのは最小限に抑える

子どもと接する際は上記の点に注意しましょう。
1つずつ解説いたします。

子どもと話し合う機会を持つ

友達関係に関して子どもと話し合う機会を持ちましょう。

親はついつい「うちの子どもは友達とうまくやれているのか」と気にしてしまうものです。
心配事が重なれば子どもに過剰に干渉してしまい、親子関係を悪化させます。
友達関係で悩んでいることについて普段から子どもと話す機会を定期的に設けることで、こうした心配をある程度軽減できます。

また、友達の数を気にするのはあまり良くありません。
先ほども述べたように年齢が上がるにつれて、子どもは自分の気の合った友達と深く関わるようになります。
友達の数に関係なく、コミュニケーションがしっかりとり、相手を尊重した関わり方ができることの方が重要です。

友達関係に口を出すのは最小限に抑える

親が友達関係に口を出すのは最小限に抑えた方が良いでしょう。

親が子どもの友達関係に過剰に干渉してしまうと、子どもの自立心を育む邪魔になってしまい、健全な成長を促せません。

あからさまないじめを受け本人が苦痛を感じている時は早急に対処した方が良いですが、子どもが自力で解決できる力を身につけられることも大切です。

もし子どもの友達関係で問題が生じた時は、直接相手にいうのではなく担任の先生に相談しましょう。
いきなり親同士でやりとりしてしまうと、子どもも困惑してしまい、その後の関係修復がしづらくなってしまいます。

【関連記事】子供の人間関係に、親がどう干渉すべきか?

友達関係を円滑にするコツ
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友達関係を円滑にするコツを以下の2点で紹介します。

・友達と遊ぶ時間を作ってあげる
・習い事や塾など友達との関わりを増やす

1つずつ解説いたします。

友達と遊ぶ時間を作ってあげる

まずは友達と遊ぶ時間を作ってあげましょう。

友達と遊ぶ時間を作ることで子ども同士が関わる体験を増やせるため、コミュニケーションなどの人間関係を調整する能力を育むことができます。

ただしずっと遊んでしまうと勉強など他のやるべきことが疎かとなってしまうため、帰る時間などをあらかじめ決めて遊ばせた方が良いでしょう。

習い事や塾など友達との関わりを増やす

習い事や塾など友達との関わりを増やすのもおすすめです。

学校でいつも一緒にいる友達と関わることも重要ですが、常に同じ関係性でやりとりを行い続けると人間関係のバリエーションが増やせません。
習い事や塾などの普段とは違う環境で新しい友達と出会うことで、子どもが自身の違う一面に出会うことができます。

違う一面に出会えれば子どもの自信につながる可能性もありますし、共通の活動を通して友達が増えれば人間関係を調整する力の向上にもつながるでしょう。

【参考情報】子どもの友だち関係

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友達関係の悩みは子どもにとって大事な経験
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友達関係の悩みはできれば避けたい問題に思うでしょうが、子どもにとっては将来につながる大事な経験となり得ます。

友達関係の悩みに対して親と子どもが話し合い、より良い解決策を見つける行為は、今後子どもに降りかかる問題や課題を解決する際に大きく貢献してくれるでしょう。
また人間は一人ひとり考え方が違うため、「この人はこうなんだ」とそれぞれの価値観を認められれば視野の広い人間に育ちます。

対人関係の悩みは子どもに限らず、社会人になっても尽きないものです。
友達関係のトラブルを解決できれば、子どもの自信にもつながり今後起きうる問題に対して前向きに対処できる人間へと成長できるでしょう。

子どもは親子関係はもちろん友達関係にも大きく影響を受けます。

友達関係を上手に育むことでコミュニケーションなど人間関係を円滑にする能力を育めるでしょう。

子どもが友達関係を円滑にできる環境を整えるサポートは積極的に行いつつも、過度に干渉しないよう子どもとの話し合いの機会を定期的に設けることをおすすめします。

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