伸芽会の評判・口コミは?費用・合格実績・カリキュラムと向いている家庭を解説
最終更新日 2026年11月06日
記事執筆者:熊野貴文
幼児教室ひまわり塾長・医師。灘中学・灘高校を経て大阪大学医学部に現役合格し、大学在学中は塾講師・学習アドバイザーとして約1,100人を指導。自ら難関受験を経験した子供側の視点と、保護者への教育相談、東大・医学部へ導いた親や各分野の専門家の知見をもとに、今のわが子
幼児教室ひまわりの熊野です。
私は小学生の頃に浜学園へ通い、中学受験をして灘中学・灘高校へ進み、その後、大阪大学医学部へ現役で進学しました。大学在学中は塾講師や学習アドバイザーとして約1,100人の指導に携わり、2014年に幼児教室ひまわりを創業してからも、子どもの学力や家庭での教育、受験について多くの保護者の方とお話ししてきました。
小学校受験や幼稚園受験を考えるご家庭では、どの幼児教室に通わせるべきか迷われることがあると思います。
「伸芽会は有名ですが、実際の評判はどうなのでしょうか」
「伸芽会の費用は高いと聞きますが、月謝以外にもお金がかかるのでしょうか」
「難関小学校を目指すなら、やはり伸芽会のような実績のある塾に通わせた方がよいのでしょうか」
伸芽会は、幼稚園・小学校受験に特化した長い歴史を持つ幼児教室です。年齢別のカリキュラムや志望校別の対策などが用意されており、小学校受験を検討するご家庭にとって、有力な選択肢の一つといえるでしょう。
ただし、ここで考えていただきたいことがあります。
有名な塾であることと、自分の子どもに合っていることは、必ずしも同じではありません。
私自身、受験を経験し、その後も子どもたちの学習指導に携わってきました。その経験から、塾を選ぶときには、合格実績や知名度だけでなく、どのような指導が行われているのか、その指導が子どもに合っているのかを確認することが大切だと考えています。
特に幼児期の塾選びでは、子どもの学習面だけでなく、家庭学習の負担や保護者へのサポート、費用なども無視できません。
今回は、伸芽会の特徴やカリキュラム、合格実績、費用、評判・口コミを整理したうえで、入会前に確認しておきたいことを解説します。
伸芽会が良い塾かどうかを一方的に評価するのではなく、わが子に合う塾なのかを判断するための材料として、参考にしていただければと思います。
伸芽会とはどんな塾?特徴と教育方針
伸芽会は、1956年に設立された、幼稚園受験・小学校受験を専門とする幼児教室です。
長年にわたり幼児教育と受験指導に取り組んできた歴史があり、現在は首都圏を中心に、大阪などにも教室を展開しています。
特徴の一つは、単にペーパーテストの問題を解く練習だけでなく、子どもの発達段階に合わせて、さまざまな力を育てるカリキュラムを用意していることです。
知識だけでなく、考える力や行動する力も重視している
伸芽会では、子どもたちに身につけてほしい力として、「見る力」「聞く力」「話す力」「考える力」「行動する力」を重視しています。
例えば、数や図形について学ぶ場合でも、問題を解く練習だけでなく、具体物や実験などを使った体験を通して理解を深める指導が紹介されています。
また、集団活動や制作、運動などを通して、子どもが自分で考えたり、周囲の人と関わったりする機会も設けられています。
これは、小学校受験の試験内容とも関係しています。
小学校受験では、学校によって試験内容が異なりますが、ペーパーテストだけでなく、行動観察、制作、運動、個別テストなどが行われることがあります。
そのため、知識を覚えるだけでなく、先生の指示を聞いて行動すること、初めての課題に取り組むこと、ほかの子どもと協力することなども大切になります。
伸芽会では、このような小学校受験の特徴を踏まえ、複数の領域を組み合わせた指導を行っています。
子どもの状況に応じた学習計画や家庭へのサポート
伸芽会では、子ども一人ひとりの発達や学習状況に合わせた「個人別合格プログラム」も紹介されています。
模擬試験の結果などを活用しながら、子どもの課題や成長の状況を確認し、受験に向けた指導を進める仕組みです。
また、保護者に対しても、志望校選びや家庭学習について相談できる機会が設けられています。
小学校受験では、子ども本人が試験に向けて準備するだけでなく、保護者が志望校の特徴を理解し、家庭での取り組みを考える必要もあります。
そのため、子どもの学習状況について相談できることは、保護者にとって心強い部分でしょう。
ただし、個人別のプログラムや保護者へのサポートがあるからといって、すべての子どもが同じように伸びると保証されるわけではありません。実際にどのような指導を受けられるのか、面談ではどこまで相談できるのかを、入会前に確認しておくとよいと思います。
伸芽会のコース・カリキュラムは?年齢別の特徴
伸芽会では、1歳児から年長児まで、子どもの年齢や発達段階、受験までの時期に応じたコースが用意されています。
年齢が上がるにつれて、幼稚園受験や小学校受験に必要な取り組みが増え、年中児・年長児では志望校別の対策なども受けられます。
ただし、コースや講座の開講状況は教室によって異なる場合がありますので、希望する教室で確認することが大切です。
1〜3歳児のコース
1歳児の基本コースでは、五感を使った遊びや運動、手先を使った活動、言葉のやり取りなどを通して、心身の発達を促すことが重視されています。公式ホームページでは、1回60分のコースとして紹介されています。
2歳児のコースでは、先生や友達との関わり、母子分離、言葉を使った活動、集団生活の中での約束ごとなどが取り入れられています。
3歳児になると、言語活動を広げたり、数や形について理解を深めたりしながら、年齢に応じた課題に取り組む機会が増えていきます。
このように、低年齢のコースでは、いきなり受験問題を解くというよりも、遊びや生活に近い活動を通して、学びの土台を作ることが中心となっています。
ただし、1歳からコースがあるからといって、必ず1歳から通わなければならないわけではありません。
幼稚園受験を予定しているのか、小学校受験を考えているのかによっても必要な準備は異なります。早く始めることだけを目的にするのではなく、今の子どもにどのような経験が必要なのかを考えて入会時期を決めるとよいでしょう。
年中児コース
年中児になると、小学校受験を見据えた学習がより具体的になっていきます。
伸芽会では、受験基本コースのほか、志望校別クラスや項目別クラスなどが用意されています。
受験基本コースは、公式ホームページでは1回120分と案内されています。数量、図形、言語などの学習に加え、実験や具体物を使った活動を通して、小学校受験の土台となる力を総合的に育てていく内容です。
志望校別クラスは1回90分と案内されており、慶應義塾幼稚舎、早稲田実業学校初等部、雙葉小学校、暁星小学校、学習院初等科、立教小学校などを意識したクラスが紹介されています。
また、項目別クラスでは、行動観察や運動、絵画・制作など、特定の分野に重点を置いた対策を受けることができます。
このように、年中児の段階から、基本的な力を育てる授業と、志望校や課題に応じた授業を組み合わせられることが特徴です。
年長児コース
年長児になると、受験本番を見据えた対策が本格化します。
伸芽会では、合格総合コース、志望校別クラス、項目別クラスなどが用意されています。
合格総合コースは、公式ホームページでは1回150分と案内されています。小学校入試で求められる複数の領域について総合的に学び、試験本番を意識した実践的な取り組みへと進んでいきます。
また、志望校別クラスは1回90分とされており、学校ごとの出題傾向に応じた対策が行われています。
例えば、公式サイトでは、慶應義塾幼稚舎に向けた表現力や協調性、学習院初等科に向けた口頭試問、立教小学校に向けた運動や制作など、学校ごとに重視する内容の違いが紹介されています。
小学校受験では、同じ難関校であっても試験内容が異なります。そのため、志望校に応じた指導を受けられることは、伸芽会の特徴の一つといえるでしょう。
ただし、どの講座が必要になるかは、志望校や子どもの現在の力によって異なります。
講座を多く受ければよいとは限らない
伸芽会のように多くの講座が用意されていると、保護者としては、できるだけ多くの授業を受けさせた方がよいのではないかと考えるかもしれません。
特に小学校受験では、周囲の家庭が志望校別講座や季節講習を受講していると、自分の家庭も同じように準備しなければならないのではないかと不安になることがあります。
しかし、受講できる講座が多いことと、わが子に必要な講座が多いことは別です。
例えば、基本的な課題は十分に理解できているものの、行動観察で自分の考えを伝えることに課題がある場合には、同じようなペーパー学習を増やすより、必要な分野を重点的に確認した方がよいこともあります。
反対に、基本的な数や図形の理解がまだ十分でない場合には、難しい問題を繰り返すより、基礎に戻って学ぶことが必要かもしれません。
また、授業時間が増えることで、家庭での復習や遊び、休息の時間が少なくなることも考えられます。
大切なのは、講座を多く受けること自体を目標にしないことです。講師と相談しながら、今の子どもに必要な課題を整理し、受講する講座の目的を確認していきましょう。
伸芽会の合格実績は?数字だけで判断しないために
伸芽会は、長年にわたり幼稚園・小学校受験の指導を行ってきた幼児教室です。
過去には、慶應義塾幼稚舎、早稲田実業学校初等部、学習院初等科、立教小学校など、さまざまな学校の合格者数を公式ホームページで公表していました。
しかし、2026年度から合格実績の公開方法が変更されています。
2026年度から合格者数の掲載方針が変更された
伸芽会では、2026年度から、公式ホームページや広告物における合格者数の数値掲載を取りやめています。
その理由として、幼児教室や塾によって合格実績の集計基準が異なり、単純に数字を比較することが難しいという問題を挙げています。
例えば、模試だけを受験した子どもや、短期講習だけを受講した子どもを合格者数に含めるかどうかは、塾によって集計方法が異なる場合があります。
こうした状況では、単純に合格者数を比較しても、それぞれの塾の指導内容や成果を正確に評価することは難しいといえます。
伸芽会では、合格者数の数値掲載に代えて、実際に合格した家庭の声などを公式ホームページで紹介しています。
2026年度の合格家庭の声としても、慶應義塾幼稚舎などへの合格を経験した保護者の体験談が掲載されています。
【参考】伸芽会公式ホームページ・合格実績
合格者数が多ければ、わが子も合格しやすいとは限らない
ここで注意したいのは、合格実績の見方です。
例えば、ある塾から難関小学校に多くの合格者が出ていたとしても、それだけで、その塾に入れば自分の子どもも合格しやすくなるとは判断できません。
合格者数には、通っている子どもの人数や、入会前から身についていた力、家庭での準備状況など、さまざまな要因が関係します。
また、合格者数が分かっても、その塾に通った子どものうち何人が受験し、どのような指導を受けていたのかまでは分からないことがあります。
私自身、中学受験を経験し、その後も子どもたちの学習指導に携わってきました。その経験からも、塾の合格実績と、その塾が一人ひとりの子どもに提供できる指導内容は、分けて考える必要があると思っています。
難関校に多くの合格者を出している塾であっても、入会した子ども全員に同じ成果が得られるわけではありません。
合格実績は参考情報の一つです。そのうえで、志望校に向けてどのような指導を受けられるのか、子どもの現在の課題に対応してもらえるのかを確認することが大切です。
伸芽会の月謝・費用はどのくらい?
伸芽会への入会を検討する際に、気になることの一つが費用だと思います。
小学校受験では、通常の授業だけでなく、志望校別の講座や季節講習、模試などを受講する場合もあります。
そのため、毎月の授業料だけでなく、受験までに総額でどの程度の費用がかかるのかを確認することが重要です。
伸芽会の入会金と毎月の授業料
伸芽会では、会員登録にあたって入会金が必要です。
公式の会員登録案内では、入会金が別途必要であることが示されていますが、具体的な金額については担当者への確認が案内されています。
そのため、現在の入会金や適用される条件については、希望する教室へ直接問い合わせるとよいでしょう。
毎月の授業料についても、年齢や受講コース、講座の組み合わせによって異なります。公式ホームページでは授業内容や授業時間などが紹介されていますが、希望する講座の月謝については、教室に問い合わせて確認するとよいでしょう。
ここで大切なのは、基本となる授業料だけで判断しないことです。
例えば、受験基本コースに加えて志望校別の講座を受講する場合と、基本コースだけを受講する場合では、毎月の費用が異なります。
まずは受講を検討しているコースを明確にし、それぞれの授業料を確認することをおすすめします。
季節講習や模試などの追加費用
伸芽会では、通常の授業以外にも、季節講習、重点講座、入試直前講習、公開テストなどが用意されています。
また、会員登録によって、公開テストや一部の講習を会員料金で受講できる仕組みも案内されています。
実際にどのような費用がかかるのか、一つ例を紹介します。
2026年5月に吉祥寺教室で案内された成蹊小学校向けの特別講習では、120分の講習について、会員19,800円、一般26,400円という料金が設定されていました。
これは特定の講習の料金例であり、通常授業の月謝や他の講座の料金を示すものではありません。
ただし、通常授業以外にも、このような追加の受験対策講座があることは、費用を考えるうえで参考になります。
そのほか、願書添削や模擬面接など、有料で提供されるサポートも案内されています。
【参考】伸芽会公式ホームページ
月謝だけでなく、受験までの総額を確認する
入会前には、月々の費用だけでなく、受験までにどの程度の負担になるのかを把握しておくことをおすすめします。
例えば、基本コースの月謝を確認して入会したものの、受験が近づくにつれて志望校別講座や季節講習などが増え、当初考えていたよりも費用が大きくなる可能性があります。
もちろん、追加講座が必要になること自体が問題なのではありません。
問題なのは、どのような費用が発生するのか分からないまま入会し、あとから家庭の負担が大きくなってしまうことです。
そのため、入会前には「現在検討しているコースを受講し、志望校対策まで行った場合、受験までに総額でどのくらいかかりますか」と確認してみるとよいでしょう。
すべての費用を最初から正確に見積もることは難しいかもしれませんが、通常授業、季節講習、志望校別講座、模試などを分けて確認することで、年間のおおよその予算を考えやすくなります。
また、追加講座を勧められたときには、その講座によって何を身につけるのか、現在の子どもに必要な内容なのかを確かめることも大切です。
費用が高い塾だから良い、費用が安い塾だから不十分というわけではありません。
大切なのは、必要な指導やサポートを受けられるか、そして家庭として無理なく受験準備を続けられるかということです。
伸芽会の評判・口コミは?良い点と気になる点
伸芽会への入会を検討するとき、実際に通っている家庭や、過去に通っていた家庭の評判・口コミが気になる方も多いと思います。
公式ホームページでは、教育方針やカリキュラム、コースの内容などを確認できますが、実際の授業の雰囲気や先生の対応、家庭での負担などは、それだけでは分からない部分もあります。
そのため、口コミは入会を検討する際の参考になります。ただし、口コミには個人の経験や感じ方が反映されるため、良い評価も悪い評価も、そのまま自分の家庭に当てはまるとは限りません。
伸芽会の良い評判・口コミ
伸芽会についての口コミでは、先生の対応や授業内容、受験に向けたカリキュラムなどを評価する声が見られます。
例えば、口コミサイト「塾ナビ」に2026年3月に投稿された二子玉川教室の保護者の口コミでは、先生が親身に相談に乗ってくれたことや、子どもが楽しみながら授業に参加できたことが評価されています。
この家庭では、授業時間が比較的長く、幅広い内容を学べたため、何度も通塾する必要がなかった点も良かったと感じていたようです。
また、別の教室の口コミでも、子どもが集団活動の中で協調性や主体性を学ぶ機会があったこと、家庭学習のサポートが充実していたことなどを評価する声が見られます。
小学校受験では、ペーパーテストだけでなく、行動観察や制作、運動など、さまざまな力が求められます。
そのため、知識を身につけるだけでなく、実際の試験を意識した幅広い経験ができることに魅力を感じる家庭もあるのでしょう。
ただし、これらは個々の家庭が感じた評価です。実際の指導内容や先生の対応については、希望する教室で確認することが大切です。
伸芽会の気になる評判・口コミ
一方で、伸芽会については、費用や家庭学習の負担、講師との相性などを気にする口コミも見られます。
先ほど紹介した2026年3月の二子玉川教室の口コミでは、先生の対応や授業内容を高く評価する一方で、料金については高いと感じていたことが書かれています。
また、家庭で取り組む宿題についても、保育園から帰宅したあとに行うには量が多いと感じていたようです。
同じ授業や宿題であっても、家庭で使える時間によって負担の感じ方は異なります。
例えば、保育園に通い、夕方に帰宅してから宿題に取り組む家庭と、日中に比較的時間を確保しやすい家庭では、同じ課題量でも取り組みやすさが違うでしょう。
このように、実際に小学校受験を目的として伸芽会に通った家庭でも、授業内容や先生の対応を評価する一方で、費用や家庭学習の負担については気になる部分があったということです。
また、費用や宿題の量だけでなく、授業中の子どもの様子をどの程度教えてもらえるのか、家庭で困ったときに相談できるのかといった点も、入会前に確認しておくとよいでしょう。
もちろん、一つの家庭の口コミが、伸芽会のすべての教室に当てはまるわけではありません。
だからこそ、口コミで気になった内容については、実際に通う予定の教室で確認することが大切です。料金や家庭学習の負担、先生との情報共有など、自分の家庭にとって重要なことを具体的に質問してみましょう。
【参考】塾ナビ・伸芽会の評判・口コミ
口コミは評価の点数よりも、具体的な経験を見る
伸芽会の口コミを調べる際には、良い評判と悪い評判のどちらが多いかだけで判断しないことをおすすめします。
例えば、「料金が高い」という口コミがあったとしても、その家庭がどの講座を受講していたのか、何に価値を感じていたのかによって受け止め方は変わります。
実際、先ほど紹介した二子玉川教室の保護者は、料金について不満を持ちながらも、先生の対応や子どもが楽しく通えたことについては評価しています。
つまり、同じ家庭の中にも、良かったと感じる点と、改善してほしいと感じる点の両方があるのです。
これは、口コミを見るうえで大切な視点だと思います。
また、口コミは投稿時期や教室、担当講師によっても内容が変わります。現在の状況については、実際に教室へ問い合わせたり、見学したりして確認することが必要です。
口コミは塾選びの結論ではなく、入会前に何を確認すべきかを見つけるための情報として活用しましょう。
伸芽会を検討するなら、合格した家庭の話も聞いてみよう
ここで、幼児教室ひまわりの上田先生が、以前、塾選びについて相談された保護者の方に伝えたアドバイスをご紹介したいと思います。
上田先生は、塾選びで迷っている保護者の方に、「できれば実際にその塾に通って志望校に合格した家庭から、良かったところだけでなく、良くなかったところも聞いてみるとよいですよ」とアドバイスしたことがあります。
上田先生自身も、これまで塾や受験について情報を集める際には、実際に良い結果を出した方の経験を積極的に聞くようにしてきました。
その際に大切にしていたのは、成功した理由だけでなく、良くなかった点や、振り返って改善したいと思うことまで確認することです。
私も、これは塾選びの情報を集めるうえで参考になる考え方だと思います。
合格した家庭にも、あえて良くなかったところを聞く
実際に志望校に合格した家庭であれば、どのような準備をしていたのか、どのような講座が役立ったと感じたのかなど、受験を終えたからこそ分かる経験を聞くことができます。
特に、自分の子どもが目指している学校に合格した家庭であれば、参考になる部分も多いでしょう。
ただし、上田先生のアドバイスで重要なのは、単に合格した家庭の話を聞くことではありません。
合格した家庭にも、良くなかったところを聞くことです。
例えば、「どのような指導が役立ちましたか」という質問だけでなく、「通っていて不満に感じたことはありましたか」「受講しなくてもよかったと思う講座はありますか」「もう一度受験するとしたら、何を変えたいですか」と聞いてみるのです。
志望校に合格した家庭であっても、通塾中には費用や家庭学習の負担、先生との相性、講座の選び方などについて、悩んだことがあるかもしれません。
合格という結果に満足している家庭が、それでも良くなかったと感じている部分には、これから塾を選ぶ家庭にとって参考になる情報が含まれている可能性があります。
もちろん、合格した家庭の評価が必ずしも客観的とは限りません。合格できたことによって、多少の不満があっても全体的に良い評価になっていることも考えられます。
だからこそ、単に「良い塾でしたか」と聞くだけでなく、具体的にどのような経験をしたのかまで確認することが大切なのです。
成功した家庭のやり方をそのまま真似しない
もう一つ、気をつけたいことがあります。
それは、合格した家庭のやり方を、そのまま自分の家庭に当てはめないことです。
例えば、ある家庭が多くの講座を受講して志望校に合格したからといって、すべての子どもに同じだけの講座が必要とは限りません。
反対に、少ない講座で合格した家庭があったとしても、同じ方法で十分に準備できるとは限らないでしょう。
子どもの性格や得意・不得意、家庭で取り組める時間、志望校などによって、必要な準備は異なります。
また、合格したという結果だけで、その塾の指導がどの程度合格に貢献したのかまで判断することはできません。
そのため、成功した家庭の経験は参考にしながらも、自分の子どもと何が共通し、何が違うのかを考えることが重要です。
成功した家庭から学ぶことと、成功した家庭のやり方をそのまま真似することは違います。
上田先生のアドバイスも、その違いを意識して塾選びの情報を集める方法として、参考にしていただければと思います。
伸芽会が向いているのはどんな家庭?
ここまで伸芽会のカリキュラムや評判・口コミについて紹介してきましたが、実際にどのような家庭に向いているのでしょうか。
伸芽会は、幼稚園・小学校受験を専門とし、年齢別の基本コースに加えて、志望校別や項目別の講座を用意しています。
そのため、小学校受験に向けて体系的に準備を進めたい家庭や、志望校に応じた専門的な対策を受けたい家庭にとっては、検討する価値のある選択肢でしょう。
また、ペーパーだけでなく、行動観察、運動、制作など複数の領域について指導を受けたい家庭にも合う可能性があります。
一方で、受験対策よりも自由な遊びや体験を中心とした幼児教育を希望している場合には、家庭が求めている内容とカリキュラムが一致しているかを確認した方がよいでしょう。
また、家庭学習や送迎に使える時間、受験までにかけられる予算なども、入会を考える際の条件になります。
ただし、こうした条件だけで、伸芽会に向いているかどうかを決めることはできません。
塾選びでは、実際の授業や先生の対応を確認することも重要です。
次に、入会前に具体的に何を確認すればよいのかを整理していきます。
伸芽会への入会前に確認したい5つのこと
伸芽会への入会を検討している場合は、公式ホームページや口コミを調べるだけでなく、できれば教室を見学し、授業の雰囲気や講師の対応を確かめることをおすすめします。
ここでは、私の受験経験や教育指導経験も踏まえながら、入会前に確認しておきたいことを5つに整理しました。
1.子どもが問題を解けないとき、先生はどう対応するか
塾選びで確認しておきたいことの一つが、子どもが問題を解けないときの先生の対応です。
学習を進めていく中では、分からない問題に出会ったり、間違えたり、考えが止まってしまったりすることがあります。
そのようなときに、先生がどのように子どもを支えるのかは、重要な判断材料になります。
例えば、子どもが問題の意味を理解できていない場合に、具体物を使って説明してくれるのか、考えるためのヒントを出してくれるのか、理解を確かめながら進めてくれるのか。
こうした対応を確認することで、実際の指導方針を理解しやすくなります。
特に幼児期は、間違えたときにも安心して学び続けられることが大切です。
教室を見学する機会があれば、問題をすぐに解ける子どもへの対応だけでなく、戸惑っている子どもへの接し方にも目を向けてみてください。
2.子どもが安心して参加できる授業か
次に確認したいのは、授業の雰囲気が子どもに合っているかという点です。
例えば、集団の中で周囲の子どもから刺激を受けて頑張れる子どももいれば、初めての場所では緊張し、慣れるまでに時間がかかる子どももいます。
そのため、見学や体験の機会があれば、子どもの様子を確認してみましょう。
ただし、一度緊張していたからといって、すぐに向いていないと判断する必要はありません。
先生がどのように声をかけてくれるのか、子どもが少しずつ参加できるようになるのかなども大切です。
また、見学ができる場合には、子どもたちが実際にどのような活動に取り組んでいるのかを見ることで、ホームページだけでは分からない授業の雰囲気を知ることができます。
3.志望校に向けて、どの講座が必要なのか
伸芽会には、年齢別の基本コースに加えて、志望校別や項目別の講座が用意されています。
そのため、入会前には、自分の子どもが目指している学校に向けて、どの講座が必要になるのかを確認しましょう。
その際には、単におすすめされた講座をすべて受講するのではなく、それぞれの講座の目的を理解しておくことが大切です。
例えば、現在の子どもに不足している力を補うための講座なのか、志望校の出題傾向に慣れるための講座なのかによって、受講する意味は異なります。
「今の子どもに特に必要な講座はどれですか」「その講座では、どのような力を身につけることを目指しますか」と質問してみるとよいでしょう。
4.家庭学習や費用は、どの程度の負担になるのか
小学校受験では、塾に通っている時間だけでなく、家庭での準備も必要になることがあります。
そのため、授業を受けたあとに、家庭でどのような復習や練習が求められるのかを確認しておきましょう。
例えば、平日の家庭学習にどの程度の時間が必要なのか、保護者がどのくらい学習に付き添う必要があるのかなどです。
また、通常授業の月謝だけでなく、季節講習や志望校別講座、模試などを含めた費用も確認します。
家庭で使える時間や予算は、それぞれ異なります。
無理なく続けられるかを判断するためにも、できるだけ具体的な見通しを確認しておくとよいでしょう。
5.保護者へのサポートはどこまで受けられるか
最後に確認したいのが、保護者へのサポートです。
小学校受験では、子どもの学習だけでなく、志望校選びや願書、面接の準備など、保護者が考えなければならないこともあります。
そのため、子どもの学習状況について定期的に相談できるのか、家庭学習についてどのようなアドバイスを受けられるのかを確認するとよいでしょう。
また、子どもが授業についていけなくなった場合や、家庭での学習がうまく進まない場合に、どのような相談ができるのかも聞いておくと安心です。
サポート制度が用意されていても、実際に利用できる内容や条件によって、家庭にとっての使いやすさは変わります。
制度があるかどうかだけでなく、自分の家庭が必要としている相談を受けられるのかを確かめることが大切です。
伸芽会についてよくある質問
Q.伸芽会は何歳から通えますか?
伸芽会には1歳児から参加できるコースが用意されています。ただし、早く始めれば必ず小学校受験で有利になるというわけではありません。幼稚園受験を考えているのか、小学校受験を予定しているのかによっても必要な準備は異なりますので、家庭の方針や子どもの様子に合わせて検討しましょう。
Q.伸芽会の月謝以外にも費用はかかりますか?
入会金や、季節講習、志望校別講座、模試などの費用が発生する場合があります。実際の金額は受講内容によって異なるため、月謝だけでなく、受験までの総額を確認することをおすすめします。
Q.伸芽会の合格実績はどこで確認できますか?
伸芽会では、2026年度から公式ホームページや広告物における合格者数の数値掲載を取りやめています。現在は、合格した家庭の声などを公式ホームページで紹介しています。
【参考】伸芽会公式ホームページ・合格実績
Q.伸芽会の講座はすべて受講した方がよいですか?
必ずしも、すべての講座を受講する必要はありません。必要な講座は、志望校や子どもの得意・不得意、現在の学習状況によって異なります。それぞれの講座の目的を確認し、講師と相談しながら選ぶことが大切です。
まとめ|伸芽会の評判だけでなく、わが子に合うかを確認しよう
伸芽会は、幼稚園・小学校受験に特化した長い歴史を持つ幼児教室です。
年齢別のカリキュラムに加えて、志望校別や項目別の講座など、受験に向けたさまざまな指導が用意されています。
そのため、小学校受験を考えるご家庭にとって、有力な選択肢の一つといえるでしょう。
ただし、伸芽会への入会を考える際には、知名度や評判、過去の合格実績だけで判断しないことが大切です。
今回ご紹介したように、実際に志望校に合格した家庭から、良かったところだけでなく良くなかったところも聞いてみることは、塾選びの参考になります。
そのうえで、教室を見学し、授業内容や先生の対応、家庭学習の負担、費用などを具体的に確認してみてください。
私自身、受験を経験し、教育指導に携わってきた中で、塾を選ぶ際には実績や知名度だけでは分からない部分にも目を向けることが大切だと考えています。
「良い塾を探すこと」と「わが子に合う塾を選ぶこと」は、必ずしも同じではありません。
伸芽会の特徴を正しく理解し、お子さまが安心して学び、成長していける環境かどうかを確かめながら、ご家庭に合った選択をしていただければと思います。
幼児教室ひまわりでは、お子さまの脳を鍛える具体的な方法や難関中学に合格するための勉強法などを、オンライン講座やメールマガジンで公開しています。
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