小学校受験に不合格になる理由と対策。不合格になった場合に親がやってはいけないこと・やるべきこと

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小学校受験に不合格になる理由と対策。不合格になった場合に親がやってはいけないこと・やるべきこと

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年06月29日

小学校受験での合格・不合格を線引する理由や基準にはどのようなことがあるのでしょう。
またどのような対策を練ればいいのか、悩まれる親御さんも多いのではないでしょうか。
そして万が一不合格となってしまった場合、親は子どもになにをしてやればいいのでしょう。

こちらのページでは、小学校受験にまつわる不合格になる理由と対策、不合格になったときの親が子どもへしてやれること・やってはいけないことなどについて詳しく解説します。

小学校受験で不合格になる理由は多岐にわたる
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小学校受験で不合格になる理由を考えたとき、子どもが試験をうまくできなかったからだと考えるかもしれません。
しかし小学校受験は、中学や高校・大学受験とは異なり、ペーパーテストの成績だけで合格・不合格が理由づけられるわけではないのです。

小学校受験には合格・不合格を理由づけるための方法として、ペーパーテストや行動観察・親を交えた面談など、いくつもの要素があります。
なかでも小学校受験は「親の受験」とまで言われるほど、親の言動や姿勢、思想や資質・ライフスタイルなどにも合否を大きくわける理由が潜んでいるとも言われています。

また、子ども自身が学校側の求めるレベルをすべて上回っていたとしても、不合格になるケースも珍しくありません。
小学校受験で合格・不合格をわける大きな理由には、子どもと両親を含めた家庭のカラーと、学校側のカラーが合致するかどうかが重要視されるのです。

このようなことから、小学校受験で不合格になる理由には、子ども自身にはさほど理由がないとまで言われているのです。

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小学校受験で不合格になる3つの理由と対策
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小学校受験が不合格になった場合、受験をした子ども自身にさほど理由はないといわれているものの、実際は子どもの資質によって合格・不合格の理由に影響を与えるケースもあるでしょう。
そこで、小学校受験で不合格になってしまう3つの理由とその対策について紹介します。

対策その1:ペーパーテストの基準クリア

小学校受験で不合格になる理由や合格する基準としてもっともわかりやすいことは、ペーパーテストで基準をクリアできる水準に到達できるかどうかです。
受験生が大勢集まる人気の小学校の場合、公平を期すため、まずはペーパーテストで順位づけをおこなうことからスタートします。
もちろん、ペーパーテストだけが合否を決める決定的な理由になるわけではありません。
しかし、事前に対策を練れる事柄ですので、しっかりと受験対策を行なうことが重要です。

対策その2:わが子の行動の把握

小学校受験でははじめから終わりまで、常に行動に注意することが重要です。
教室移動の際にはきちんと指導教官の指示に従い、走ったり列を乱したりしないなどは当然のことで、他の子とおしゃべりをしたり、よそ見をしていたりなども減点対象になります。
これらの行動に対する対策は、一朝一夕で習得・改善することは難しいものばかりです。
幼稚園や塾・家庭などの様子をしっかり把握し、時間を掛けて子どもにあった方法で教えていきましょう。

対策その3:親自身の行動にも注意

小学校受験では、親の行動にも十分な注意が必要です。
当日の服装や持ち物は正しく準備できているか、守衛さんや校内ですれ違う先生や職員への挨拶はできているかなどは、確実にこなすようにしてください。
知り合いが一緒になった場合は会釈する程度が望ましく、会話をするにしても必要最低限に収めましょう。
小学校までの道のりでも、誰が見ていても問題ないという姿勢や態度でいることを忘れないようにしてください。

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小学校受験が不合格になったとき親はどうする?
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小学校受験が不合格になってしまった場合、親はどうすればいいのでしょう。
やってはいけないこと、やるべきことについて紹介します。

不合格の理由を考えない

わが子はなぜ不合格だったのだろうと、つい理由を考えてしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし不合格になった理由をどれだけ考えても知る由はありません。
しいてあげればご縁がなかったか、受験した小学校のカラーに合わなかったかでしょう。
不合格の理由探しをするよりも、親子で前へ進むためには何をするべきかを考えてみてください。

わが子の心のケアに務める

不合格になった理由を子どものせいにして責めることは、これまでの子どもの努力をすべてなかったことにするも同然です。
また子ども自身は、努力すればなんでも手に入るわけではないことを、5歳や6歳で身をもって体験することになります。
ですから不合格になったことで子どもを責めるような言動はしないようにし、子どもの心のケアに尽力してあげてください。
親自身も不合格のショックは相当なものになるとは思いますが、ここで子どもの心のケアを優先してあげることで、モチベーションや自己肯定感の低下を防ぎ、親子の絆を強めていきましょう。

小学校受験対策でできるようになったことを見つける

たとえ小学校受験が不合格となってしまったとしても、小学校受験対策を頑張ってきたことで、子どもたちはできることがたくさん増えているはずです。
自分の名前が書けるようになった、落ち着いて指示が待てるようになった、大きな声ではっきりとお話ができるようになったなど、驚くほどの成長を遂げていることでしょう。
このように、できるようになったことを見つけ、言葉にしてあげることで、子ども自身もできないことよりできることに目をむけられるようになっていくはずです。

次のステップへと意識を向けさせる

小学校受験対策に励んできた子どもたちは、受験対策をしなかった子たちと比較すると習得したものが多くなります。
習得した多くのものは、来たる小学校生活において大きなアドバンテージとなることでしょう。

だからこそ、不合格だったことに囚われ続けるのではなく、次のステップへ意識を向けられるよう、親がリードしてあげることが必要です。

小学校で何ができるのか、何をしたいかなどを親子で話し合い、子ども自身がやりたいことにどんどん挑戦させてあげてください。
そうすることで、モチベーションの維持にもつながりますし、挑戦する気持ちを失わせないで済むはずです。
失敗してもいいと子どもに伝えながら、次のステップに踏み出せるようサポートしてあげていきましょう。

【参考情報】しなやかな心の育て方

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小学校受験に向けて頑張った日々はムダではない?
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小学校受験を控えているご家庭の場合、事前に入手できる情報をもとに、万全の対策をおこなっておくことで、試験に関する減点を抑えることは可能です。
だからこそ、親子で受験に挑む姿勢に十分注意する必要があるでしょう。
小学校受験は、家を出てから家に帰るまでが入試だと考えておくことが大切です。

しかし、どれだけ頑張っても小学校受験で不合格になることは起こりえます。
ですが、小学校受験に向けて頑張った日々は決してムダではありませんし、不合格になったからと言って何もかも終わるわけではありません。

子どもにとってはじめてかもしれない挫折や計り知れない努力をムダにしないためには、親がどう考え、どのように子どもに働きかけていけるかが鍵を握ります。
子どもの心のケアを最優先にし、声がけや気分転換を上手に取り入れながら、次のステップへ歩み出せるようサポートしてあげてくださいね。

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