ご褒美で勉強させるのは、実際にどうなの?

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ご褒美で釣って勉強させることの功罪

ご褒美で勉強

幼児教室ひまわりでは実際に私が灘中学、阪大医学部を卒業した経験を踏まえ、子供を医者にするための教育法をお伝えしています。
私の教室では、子供を勉強に向かわせる方法に関しての質問がよく出てきます。

そのなかでも多くの方が疑問に思っておられるのは、「ご褒美で釣って勉強させても、本当に良いのでしょうか?」という質問です。

ここは教育者の方のなかでも意見が分かれるところでもあります。ご褒美で勉強させることに賛成は、反対派がきっぱりと分かれてきます。

実際、ご褒美を与えることで、子供はよく勉強するようになります。

・勉強したらゲームしていいよ
・本を読んだら公園に行こうね

こんな「にんじん」をぶら下げると、目の色を変えて勉強しだします。
(実際に、私もご褒美をエサに勉強に打ち込んだ記憶があります。)

しかし、ご褒美で釣っていると、それがカンフル剤みたいになり反動が起こりそうな気がします。
最終的には、「ご褒美がないと勉強できない子」になってしまいそうな気がします。

そこで今回の記事では、ここに関してアドバイスを送ります。

それでは始めていきましょう。


まずはデータの検証から

ご褒美で釣って勉強させることが、最終的に子供にどう影響を与えるか・・・。
これについて、何らかの研究があるかどうかを調べてみました。

するとハーバード大学の研究で、興味深いものがありました。
この研究の結果によると、「ご褒美で釣ることは最終的に学力のアップに結び付く」という結果が出ています。

ただし、ご褒美の与え方には“ある条件”がついているんですね。

実は、ここがとても面白いのです。


さて、簡単なクイズです。
楽しみながら考えてみてください。

次の2つのご褒美の与え方なかで、どちらが効果があるでしょうか?

1つめのパターン:
「テストで良い点数を取ったら、ご褒美をあげるね」

2つめのパターン:
「本を読んだらご褒美をあげるね」

1と2の違いはこういうことです。

1:結果に対してご褒美を設定する
2:努力に対してご褒美を設定する

1番の「結果に対してのご褒美」は、子供がチャレンジすることになるので長期的に頑張ってくれそうですね。
ツボにハマれば、気合を入れて本気で取り組むかもしれません。

これに対して2番の「努力に対してご褒美」を与えるという方法はチャレンジ的な要素がありません。
何かをすれば確実にご褒美がもらえ、比較的ハードルが低いといえます。

もしあなたがご褒美を与えるならどちらを選びますか?

ちょっと考えてみてくださいね。


それでは、答えを言いましょう。


・・・

・・・・・・


答えは、「2番のご褒美」つまり、

「子供がなにか努力をすることに、ご褒美を設定する」

という方法が効果があったそうです。

・本を読んだらお菓子をあげる
・勉強を1時間したらゲームをしてもいいからね
・ドリルを3ページやったら、お友達と遊びにいっていいよ

こんなご褒美で釣る方法です。

これに対して、

・次のテストで良い点を取ったら、お小遣い1000円あげるね
・今度の塾のクラス変更でSクラスに上がったら、ゲームソフトを買ってあげる

というように、結果に対してご褒美を設定しても学力には影響がなかったそうです。
つまり、それでは子供は動かないということを意味しています。


短期・中期・長期のご褒美

さて、ここで考えてみたいのは、「なぜ結果に対してのご褒美でなく、努力に対してのご褒美の方が子供の心が動かされるのか?」ということですね。

その理由は2つあると思います。

1つめの理由はご褒美がすぐにもらえることです。
これは大人でもそうですが、「後々に手に入るご褒美」よりも「すぐにもらえるご褒美」の方が魅力的で心を動かされるんです。

2つめの理由は、行動のハードルが低いことです。
テストで良い点数をとるためには、勉強法を工夫する、学習計画を立てて勉強を進める、本番で実力を発揮するなどなど、いろいろと考えて行動しなればなりません。
ですから、その過程のなかで、挫折してしまうことがあります。

でも、「本を読むだけ」ならあまり考えなくても良いのです。
とりあえず読めばいいのですから。


・短期的なご褒美である
・行動するまでのハードルが低い


という2つの理由から、子供の心が動かされやすいんですね。
ですから、なかなか勉強しない子にはこのアプローチが適切だと言えます。

ただし短期的なご褒美というのはたしかに効果が期待できるのですが、勉強に対するやる気は長くは続かないのが現実です。
ですから、以下の5段階にしたがい、中長期的なご褒美を設定していくことが大切です。

■ 子供が勉強をする動機の5段階
段階1 短期的な快楽のため
段階2 親に認められたい
段階3 友達や先生に認められたい
段階4 目標を達成する満足感
段階5 自分は勉強ができる子なんだ

段階が上になるにしたがって、そのご褒美が心の満足感になります。
また、中期的、長期的な視点でのご褒美になっていくんですね。

お子さんのやる気を上手に育てて学習習慣を付けさせてあげることが、とても大切だと言えます。


偽物のやる気は必要ですか?

実は灘中学・阪大医学部を卒業した私も、ご褒美が欲しくて勉強しました。

「勉強をしたらテレビゲームをしても良いからね」

小学校1年生の頃はこういう誘惑で勉強をしました。

でもこんな過去があったから、今につながっていると思います。
そして、私の灘中学の同級生もそんな生徒さんは多いです。

ですから、ご褒美で釣ることにはどちらかと言えば賛成です。

もちろん、ご褒美だけでは本物のやる気は育ちませんから、成功体験を積ませたり、親が上手に誉めてあげたりしながら、お子さんのやる気を育てていく必要はありますが。

でもご褒美で釣って勉強させるという考え方には反対意見もあります。
そこで、よくある質問について、ここでお答えしておきたいと思います。


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Q1
イヤイヤ勉強をするよりも、勉強の楽しさを教えてあげたいです

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A1
それが理想だとは思いますが・・・実際に勉強を楽しいと思える子はほとんどいないのが現状です。
学ぶこと自体は楽しくても、それが勉強になり、テストになると楽しいと思えなくなってしまいます。
勉強で勝ち残ってきている灘中学の生徒たちでも、勉強嫌いな子はたくさんいます。

つまり、勉強が嫌いでも、それを楽しいと思っていなくてもトップクラスになれるわけです。
ですから、「勉強を好きにさせる」という高いハードルを目指すよりも、「とりあえずは勉強させる」という現実的なことを目標にする方が成果につながりやすいといえます。


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Q2
ご褒美が無いと勉強できない子にならないかが心配です

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A2
今の状況で経過を見ていて、勉強するようになるでしょうか?
現状、勉強をしないわけですから、周囲から少しずつ遅れていってしまいますます勉強しなくなります。

最初はご褒美で勉強したとしても、

・成績が上がってくる
・親が自分の努力を誉めてくれる

こんなことをきっかけに、自主的に勉強することは多いです。
ですから、まずはお子さんを、勉強に向かわせるのが最優先です。


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Q3
ご褒美にお金を設定しても、大丈夫なのでしょうか?

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A3
お金をきちんと管理できるのなら、大丈夫だと思います。

年齢が進むにしたがって経済感覚が芽生えてきます。
小学校高学年くらいになってくると、「勉強したらお小遣いをあげる」というご褒美も良いと思います。

特に中学生以降のお子さんの場合は、お小遣いというご褒美は効果的です。
お金をお子さんに与えるのなら、その管理や使い方も同時に教育するとより一層効果が期待できます。


・・・

以上、保護者の方からよくいただくご質問へのアドバイスをご紹介させていただきました。


このページでは「ご褒美で釣って勉強させる」ということについて、その効果と注意点をお伝えしました。
お子さんの状況を踏まえながら上手にご褒美を活用することが、とても大切だといえますね。

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