字が汚いのは、受験の弊害ですか?

幼児教室ひまわりでは、子供を医学部や灘中学に合格させた親が講師となり、子供を医者にしたり、トップレベルの学歴を目指すための早期教育のやり方(主に11歳まで)を指導しています。
また、塾長の私も灘中学、大阪大学医学部を卒業した経験を持っているので、その体験をもとに教育法をアドバイスしています。
(私たちの教室の講師陣はこちらのページでご紹介しています。)
今回の記事では、「子供の字が汚い、字が雑」というお悩みに対するアドバイスをお送りしたいと思います。
さて、まずは少し余談になりますが、私には1つ不思議な力があります。・・・といっても、そんな自慢できる程のすごい能力ではないのですが。
その力と言うのは、「人が字を書くところを見ればその人の学力が大体分かる」という力です。
1.医学部や東大卒レベルの学力
2.中堅レベルの大学卒の学力
3.高卒レベルの学力
それぞれの学力レベルに応じた、字の特徴と言うのがあります。
その字を書くのが男性でも女性でも、その方の学力がある程度分かります。
(もちろん、文字や学力で、人を差別しているわけではないことをご理解ください。)
特に顕著なのは、上記の1番と2番の人の字の違いですね。
「トップレベルの学力の人ならではの、字の特徴」というものがあるんです。
私は多くの受験生を見てきたのでその些細な違いに敏感なのです。
さて、字に関して。
実は保護者の方からの質問が、かなり多く寄せられています。
字に関しての一番多い質問は、
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■ 字が汚いことに関するお悩み
(よくあるご相談)
うちの子は字が汚いです。しかも字が雑です。
早く宿題を終わらせて、外に遊びに行きたい気持ちが強く字を早く書いてしまいます。
こんな状況で良いのでしょうか?
灘中学のような難しい試験では時間もとても厳しいと思います。
そのためには字を早く書く能力が必要となるのでしょうか。
字を早く書くこと、綺麗に書くことのどちらを優先すれば良いですか?
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こんなお悩みですね。
そこで、このページでは「トップレベルの生徒の字の書き方」から逆算し、あなたのお子さんの字の悩みを、どう解決していくべきかについてお話していこうと思います。
「子供の字が汚い」「子供の字が雑で嫌になる」とお悩みの方には、とても役にたつと思います。
トップレベルの学力の生徒はどんな字を書くのか?
医学部や東大レベルの生徒やそこを卒業した人たちの字には、共通点があります。
その共通点というのは、「字が特別に綺麗である」ということではないです。
みんな字が綺麗なわけでなく、字が汚い人もかなり多いです。
字の綺麗さと学力は、あまり比例しない傾向にあります。
それでは、何が共通するかというと、「最低限読めるレベルの文字を素早く書くことができる」ということです。
大切なのは2つ。
・その字がきちんと読めること
・素早く書けること
この両方を満たすということです。
受験で勝ち抜くという意味では字が特別に綺麗である必要はなく、自分と他人が最低限読める文字を、早く書くことが大切なんですね。
まずは、ここがゴールになりますのでしっかりと覚えておいてください。
勉強ができる子が字が綺麗というのは妄想です(笑)
習字の世界で成功したいのであれば字が綺麗であることがとても重要ですが、高学歴になるためには字が綺麗であることは必要条件ではありません。
字が雑なのはよくありませんが、「字が汚くない」というレベルで十分だといえます。
次にもう一つ面白い話があります。
「灘中学の生徒たちはいつの段階で、字を書くのが早くなったのか?」
ということです。
字を書くのが早くなるプロセス
これは私をはじめとする、灘中学の同級生たちの話です。
私の灘中学の同級生たちは、小学校3年生か4年生くらいから浜学園に通っています。
とても長いお付き合いなので、一緒に問題集を解いたり、ノートを取るところを見ていたり・・・そういう様子もよく知っています。
彼らは、受験勉強が進むたびにみるみる字を書くのが早くなります。
正確にいえば、「塾の先生の授業が早すぎて早く書かないとついていけない」というのが現実なんですね。
ですから、「字を早く書こうと訓練をして早くなった」というのではなく、「早く書かされ続けたから、それに適応していった」というわけなんです。
ここで大切なのは、
・字を綺麗に書くことを目的するか
・字を早く書くことを目的にするか
この2択ではないということです。
「字の綺麗さを優先すべきか、早さを優先すべきか」ということを考えている余地などないのです。
中学受験の世界では字を書くのが早いのが絶対条件で、そこに適応しているうちに、きちんと読める字が書けるようになっていくのです。
塾に通って勉強していると、自然と字を書くのが早くなるんです。
授業が早いだけでなく、毎日毎日計算の訓練をして、週に何回もテストを受けていると、自然とそこに適応させられるんということになります。
ですから、「字を早く書く」ということは特に意識しなくても大丈夫です。
環境に適応していくなかで、勝手に早くなっていきますからね。
それでは、字が汚い子供にたいして、私たちは何をすべきでしょうか。
字の汚い子供に、実際に何をしてあげると良い?
ゴールから逆算していくと、とても簡単だと思います。
お子さんの字が汚いとお悩みの方が最初にすべきことは、「字を綺麗にするために、お習字を習いに行かせる」ということではありません。
もちろん字を綺麗に書けるに越したことはありませんが・・・
受験を攻略するうえでは、
・自分がきちんと読めること
・他人がきとんと読めること
この2点を満たす字であれば、それで十分なのです。
ですから、字が汚いお子さんを、この2つを満たすレベルにまで導いてあげれば良いのです。
つまり、字を書くスピードを落とし、まずはこのレベルの字を書かせる。
それを習慣化してあげるだけで悩みが解決するんです。
今の段階では早く字を書くことも、特別に綺麗な字を書くことも、この両方が不要なわけです。
受験を攻略するためには、字は「我流」で十分です。
我流の方がむしろ書きやすいので、将来書くのが早くなりやすいです。
お子さんの字が多少汚くても、「自分が読めること」「他人が読めること」の2点だけを意識して、まずは丁寧に書かせてあげて下さい。
あとは受験期になれば、周囲の環境に適応し、勝手に書くのが早くなります。
そう考えればずいぶんと気が楽になりますね。
こちらのページでは、「子供が字が汚い場合の対策」「字が雑な子への対処法」についてお話しましたが、幼児教室ひまわりでは、賢い頭脳を培い、お子さんを医者にするための教育法をメールマガジン(全国対応)を通じてお伝えしています。
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