中学受験の併願校の選び方|チャレンジ校・安全校の組み方と判断基準

教育戦略コラム(東大や医学部を見据え、わが子を伸ばす選び方・関わり方)

中学受験の併願校の選び方|安全校・第二志望をどう決める?

最終更新日 2026年10月01日

中学受験 併願校 選び方 ヘッダー


記事執筆者:熊野貴文
幼児教室ひまわり塾長・医師。灘中学・灘高校を経て大阪大学医学部に現役合格し、大学在学中は塾講師・学習アドバイザーとして約1,100人を指導。自ら難関受験を経験した子供側の視点と、保護者への教育相談、東大・医学部へ導いた親や各分野の専門家の知見をもとに、今のわが子に何を優先し、どう実践するかを具体的に発信している。


幼児教室ひまわりの熊野です。

私は中学受験を経験して灘中学・灘高校へ進み、その後、大阪大学医学部へ現役で進学しました。学生時代から塾講師や学習アドバイザーとして教育に携わり、2014年に幼児教室ひまわりを創業してからも、子どもの学力や進路について多くの保護者の方とお話ししてきました。

中学受験が近づいてくると、第一志望だけでなく、併願校をどう選ぶかで迷われるご家庭が増えてきます。

「第一志望はC判定ですが、このまま受験させてもよいのでしょうか」
「安全校は、どのくらい偏差値を下げて選べばよいのでしょうか」
「第一志望には挑戦させたいのですが、全部不合格になったらと思うと不安です」
「第二志望以下は、受かりやすそうな学校から選べばよいのでしょうか」

このようなご相談です。

私自身が中学受験をしたときには、第一志望として灘中学校、第二志望として洛南中学校を受験しました。

もちろん、第一志望に合格したいという気持ちは強くありました。

しかし、中学受験では、第一志望だけを見ていればよいわけではありません。

大切なのは、子どもが本当に行きたい学校へ挑戦する機会を残しながら、大人が合格可能性を冷静に見て、実力相応校や安全校まで含めた受験校全体を組み立てることです。

中学受験では、模試の偏差値や合格判定を見る機会が増えます。

すると、

「今の偏差値なら、この学校」
「C判定だから、第一志望を下げた方がよい」
「A判定だから、この学校なら安心」

と、数字だけで受験校を決めたくなることがあります。

もちろん、偏差値や模試判定は重要です。

ただし、それだけで受験する学校を決めるものではありません。

チャレンジ校だからといって、最初から諦める必要はありません。一方で、第一志望への思いだけを優先して、合格可能性の低い学校ばかりを受けるのも違います。

「挑戦するか、安全にいくか」の二択ではない。

子どもには目標へ挑戦する機会を残し、その挑戦を支えられるように、大人が併願校を冷静に組む。

この記事では、私自身の中学受験経験と、幼児教室ひまわりで保護者の方から進路相談を受けてきた経験をもとに、チャレンジ校・実力相応校・安全校をどのように考えればよいのか、併願校の選び方をお伝えします。

【この記事で分かること】

  • 第一志望がC判定でも挑戦してよいのか
  • 偏差値や模試の合格判定を、併願校選びでどう受け止めるか
  • チャレンジ校・実力相応校・安全校の役割と組み合わせ方
  • 校風・通学・本人の希望など、併願校で確認しておきたいこと
  • 安全校は第一志望よりどのくらい偏差値を下げて選べばよいのか
  • 併願校の大学進学実績を見るときの注意点
  • 第一志望に届かなかった場合も見据えた親の関わり方
  • 何校受けるかを決めるときに考えたい、日程や子どもの負担
中学受験の併願校選びで大切なのは「挑戦を諦めること」ではない

第一志望の模試判定が思うように上がらないと、

「この学校は難しいのではないか」
「もう少し安全な学校へ変えた方がよいのではないか」

と不安になると思います。

受験が近づくほど、「できれば合格させたい」「不合格になって傷ついてほしくない」という気持ちが強くなるのも自然なことです。

しかし私は、チャレンジ校だからという理由だけで、子どもが本当に行きたい学校への受験をやめさせる必要はないと考えています。

もちろん、現在の学力や残された期間、過去問との相性などを見ずに、どのような状況でも第一志望を変えなくてよいという意味ではありません。

大切なのは、第一志望だけを切り取って「受かりそうか」「難しそうか」と判断しないことです。

第一志望に挑戦するのであれば、その下にどの学校を組むのかまで含めて考える。

子どもは目標を持って努力し、大人は届かなかった場合にも次へ進める道を準備する。

子どもの挑戦を守ることと、受験全体のリスクを管理することは両立できます。

これが、併願校を考える基本になります。

中学受験 併願校 選び方 図3


中学受験の併願校選びで保護者が見落としやすい4つのこと

併願校についてご相談を受けていると、迷われるポイントにはいくつか共通点があります。

ここでは、受験校を決める前に確認しておきたい4つの視点を整理します。

1.今の偏差値だけで受験校を決めてしまう

模試の偏差値は、現在の学力と志望校との距離を見るための重要な材料です。

ただし、
「今の偏差値=受験すべき学校」
と考えてしまうと、判断が単純になりすぎます。

子どもの学力は、受験までの間にも変わります。

苦手だった単元が伸びることもありますし、反対に、順調に見えていた子が直前期に伸び悩むこともあります。

また、同じくらいの入試偏差値の学校でも、出題傾向は違います。

算数が得意な子に合う学校もあれば、記述力が問われる国語で差がつきやすい学校もあります。

そのため、

「偏差値が届いているから安心」
「まだ届いていないから受験できない」

と単純には言えません。

幼児教室ひまわりでも、受験や進路について考えるときには、数字だけで結論を出さず、

「本人は本当にその学校へ行きたいのか」
「現在の学力からどこまで伸びる可能性があるのか」
「第一志望へ挑戦するなら、その下にどの学校を組めるのか」

と、受験全体を見ることを大切にしています。

偏差値は重要な判断材料です。

しかし、偏差値だけに受験校を決めてもらうわけではありません。

2.合格可能性を「受かる可能性」としてだけ見てしまう

模試で「合格可能性50%」という判定が出たとします。

この数字を見ると、
「半分は受かるのだから、思っていたより悪くない」
と感じるかもしれません。

ただし、ここでは数字の意味を少し冷静に考える必要があります。

模試で示される合格可能性は、その模試の受験者データや判定基準などをもとに示される目安です。

「この子が実際の入試で厳密に50%の確率で合格する」という意味ではありません。

それでも50%という判定であれば、
「合格する可能性がある」だけではなく、「不合格になる可能性も十分にある水準だ」
と受け止めておくことが大切です。

これは、判定を悲観的に見ましょうという話ではありません。

第一志望なら、50%の判定でも挑戦するという判断は十分にあり得ます。

しかし大人は、
「もし第一志望に届かなかったら、その次はどうするのか」
まで考えておく必要があります。

A判定でも合格が保証されるわけではありません。

C判定でも必ず不合格になるわけではありません。

模試判定は、受ける・受けないを自動的に決める数字ではなく、その受験にどの程度のリスクがあるのかを考えるための材料として使うのがよいでしょう。

3.チャレンジ校を避けることが安全な受験だと思ってしまう

幼児教室ひまわりでも、受験が近づいた保護者の方から、

「本人は第一志望を変えたくないと言っています。でも模試ではC判定です。このまま受けさせてもよいのでしょうか」

という趣旨のご相談をいただくことがあります。

このようなとき、私は第一志望だけを見て「受ける」「やめる」と考えるのではなく、その下にどの学校を組めるのかまで含めて考えることが大切だとお伝えしています。

第一志望への挑戦を残せるかどうかは、第一志望の判定だけでは決まりません。

実力相応校や安全校をきちんと用意できているのであれば、チャレンジ校への挑戦を残せることがあります。

つまり、
安全な中学受験=第一志望を下げること
ではありません。

一方で、
「本人が行きたいと言っているから」
という理由だけで、合格可能性の低い学校ばかりを受験するのも違います。

子どもは「この学校に行きたい」という気持ちを持って頑張る。

保護者は「もし届かなかった場合には、次にどこを受験するか」「十分に合格を狙える学校は入っているか」と冷静に考える。

子どもには目標へ挑戦してもらい、大人は受験全体を見る。

この考え方ができれば、「挑戦か安全か」という二択ではなくなります。

4.安全校を「受かりやすい学校」という理由だけで選んでしまう

安全校には、合格できる可能性を確保するという重要な役割があります。

しかし、
「受かりそうだから」だけで学校を決めるのは十分ではありません。

第一志望に届かなかった場合には、その学校へ実際に進学する可能性があるからです。

そのため安全校についても、
「もしここに進学することになっても、親子で納得できるか」
という視点で選ぶ必要があります。

具体的に何を確認すればよいのかは、後ほど詳しくお伝えします。

チャレンジ校・実力相応校・安全校をどう組み合わせるか
志望校選び2

では実際に、中学受験の併願校はどのように組めばよいのでしょうか。

基本的には、受験校を一つの難易度にそろえるのではなく、
チャレンジ校・実力相応校・安全校
という複数の層に分けて考えます。

ただし、単に偏差値表を見て3つに分類すればよいわけではありません。

それぞれの学校に、受験全体の中でどのような役割を持たせるのかを考えることが大切です。

チャレンジ校|本当に行きたい学校への挑戦を残す

チャレンジ校は、現在の模試判定などから見ると簡単な受験ではないものの、本人が強く志望している学校です。

本人が本当に行きたい学校であれば、「難しいから」という理由だけで早い段階から可能性を閉じる必要はありません。

ただし、チャレンジ校だけに受験を集中させるのではなく、実力相応校や安全校を組み合わせることが前提です。

実力相応校|十分に合格を狙える学校を用意する

実力相応校は、現在の学力や模試判定などから見て、十分に合格を狙える学校です。

第一志望に届かなかった場合には、実際の進学先になる可能性もあります。

そのため、
「第一志望ではないから」
と軽く考えないことが大切です。

本人が、
「ここなら通ってみたい」
と思えるか。

教育方針や校風は家庭の考え方と合っているか。
6年間無理なく通学できるか。

こうした点も確認しておきましょう。

安全校|受験全体の中で合格を確保する

安全校には、受験全体の中で合格できる可能性を十分に確保する役割があります。

第一志望がチャレンジ校であるほど、安全校をきちんと用意する意味は大きくなります。

ただし、
「第一志望より偏差値を何ポイント下げれば安全校になる」
と一律には決められません。

模試によって判定基準は違いますし、学校ごとの出題傾向、受験日程、子どもの得意不得意なども影響します。

大切なのは、
第一志望が不合格だった場合でも、次に進める学校を用意できているか
という視点です。

また、複数の学校を受ければ、それだけで安心というわけでもありません。

中学受験の合否は、コイン投げのように一校ごとが完全に独立しているものではないからです。

同じ子どもの学力や苦手分野、入試問題との相性、当日の体調などが、複数校の結果に影響することがあります。

そのため、単純に受験校の数だけを増やすのではなく、
合格可能性が十分ではない学校に挑戦するなら、その分、別の日程で十分に合格を狙える学校を用意する。

この考え方が大切です。

中学受験 併願校 選び方 図1


第一志望には挑戦する。
実力相応校では十分に合格を狙う。
安全校では、さらに合格できる可能性を確保する。

このようにそれぞれの学校に役割を持たせて受験校を組むことで、子どもの挑戦と、大人としての冷静なリスク管理を両立させることができます。

安全校は「受かりやすい学校」だけで選ばない
志望校選び3

安全校を考えるときに最も気をつけたいのは、
「ここなら合格できそうだから」
という理由だけで決めてしまうことです。

第一志望や実力相応校に届かなかった場合には、安全校へ実際に進学する可能性があります。

だからこそ、安全校を「滑り止め」として考える場合も、「受験するための学校」ではなく、「進学する可能性のある学校」として選ぶことが大切です。

確認したいのは、たとえば次のような点です。

・子ども自身が通いたいと思えるか
・校風や教育方針が家庭の考え方と合っているか
・6年間無理なく通学できるか
・学習環境や進路指導はどうか
・大学進学実績はどうか

幼児教室ひまわりでも、進路について保護者の方とお話しするときには、私は「合格できるか」だけではなく、

「もし合格したら、本当にその学校へ進学してもよいと思えるか」
まで考えていただくようにしています。

第一志望への気持ちが強いほど、
「第二志望以下は、とりあえず受かりそうな学校でよい」
と思いやすくなります。

しかし、第一志望が不合格になったあとで初めて、

「この学校について、よく知らなかった」
「本当にここへ進学させてよいのだろうか」

と迷うことになれば、親子ともに気持ちを切り替えにくくなります。

そのため、併願校についても受験前に学校説明会へ行き、校内の様子を見て、通学経路を確認しておくことをおすすめします。

できれば子どもにも、
「もし第一志望ではなく、この学校に合格したら通いたいと思う?」
と聞いてみてください。

第一志望ほど強い憧れを持つ必要はありません。

ただ、
「ここなら6年間通ってもよい」
と親子で思える学校を選んでおくことが重要です。

安全校は偏差値差だけでは決められない

「安全校は第一志望より偏差値を何ポイント下げればよいですか」
という質問もよくあります。

しかし、安全校を偏差値差だけで一律に決めることはできません。

同じ偏差値帯の学校でも、入試問題の特徴は異なります。

算数で差がつきやすい学校もあれば、国語の記述問題が多い学校もあります。入試日程や募集人数、複数回入試の有無によっても状況は変わります。

そのため、
偏差値だけではなく、模試判定、過去問との相性、入試日程まで合わせて判断する
ことが大切です。

また、安全性を求めるあまり、本人がまったく行きたいと思えない学校まで難度を下げる必要もありません。

安全校に必要なのは、
十分に合格を狙えること
と、

実際に進学してもよいと思えること
の両方です。

この2つを満たしているかを確認してください。

中学受験 併願校 選び方 図2


併願校でも大学進学実績まで確認する
志望校選び4

中学受験の学校選びでは、私は大学進学実績まで確認しておくことが大切だと考えています。

中学受験は、中学校に合格したところで終わるものではありません。

その後には中学・高校の6年間があり、さらに大学受験があります。

私自身は灘中学・灘高校で6年間を過ごし、その後、大阪大学医学部へ現役で進学しました。

振り返ってみても、中学受験は、
「12歳の時点でどの中学校に入るか」
だけを決める選択ではありませんでした。

その学校で6年間学び、その先の大学受験へつながっていく選択でもあった
と感じています。

だからこそ、第一志望だけでなく、実際に進学する可能性のある併願校についても、

「この学校で6年間学んだ生徒は、その後どのような進路へ進んでいるのか」

を確認しておく意味があります。

大学進学実績は「合格者数」だけで見ない

大学進学実績を見るときに注意したいのは、

「東大合格者が多いから、この学校はよい」
「医学部合格者が多いから安心」

と、数字一つだけで判断しないことです。

たとえば、卒業生が200人の学校と500人の学校では、同じ「難関大学合格者50人」でも数字の意味は変わります。

中学受験 併願校 選び方 図4


また、学校が公表している数字についても、

・卒業生数は何人か
・現役生だけの数字か
・既卒生を含んでいるか
・合格者数なのか、実際の進学者数なのか
・一人の生徒による複数大学の合格を含む延べ人数なのか

などを確認した方が、実態を捉えやすくなります。

必要に応じて、

・国公立大学への進学状況
・難関大学への現役合格実績
・医学部など特定分野への進学状況
・学校の進路指導や学習支援

なども見ておくとよいでしょう。

大学進学実績だけで、その子自身の6年後が決まるわけではありません。

それでも、その学校で6年間学んだ先にどのような進路があるのかを考えるための重要な資料にはなります。

特に安全校について、
「第一志望ではないから、大学進学実績までは見なくてよい」
とは考えない方がよいと思います。

実際に進学する可能性がある学校だからこそ、その先まで見たうえで選んでください。

どの結果になっても子どもが前を向ける受験校選びをする

中学受験では、どれだけ準備をしても、すべて希望どおりの結果になるとは限りません。

第一志望に合格する子もいれば、第二志望や第三志望へ進学する子もいます。

だからこそ、受験校を組む段階から、
「第一志望に合格することだけが成功」
という状態にしないことも大切です。

第一志望しか価値のある学校だと思っていなければ、不合格になったとき、

「自分は失敗した」
「これまで頑張った意味がなかった」

と、子ども自身が受験結果を必要以上に重く受け止めてしまうことがあります。

もちろん、本当に行きたかった学校に届かなければ悔しいと思います。

その気持ちまで否定する必要はありません。

ただし、中学受験の合否は、子どもの能力や将来を決める最終評価ではありません。

中学受験のあとには中高6年間があり、その先には大学受験があります。

12歳の時点で第一志望に届かなかったとしても、その後の学習によって学力や進路は変わっていきます。

だからこそ受験前から、第一志望以外についても、
「この学校なら次の6年間を頑張れそうだね」
と思える進学先を用意しておくことが大切です。

これは、第一志望への気持ちを弱めるためではありません。

むしろ、安心して第一志望へ挑戦するための準備です。

第一志望に届けば、そこで次へ進む。

届かなかったとしても、納得して次へ進める学校がある。

その状態を受験前に作っておくことで、中学受験の結果を「成功か失敗か」という一つの物差しだけで見る必要がなくなります。

保護者の不安を子どもに背負わせない

受験が近づけば、保護者の方が不安になるのも当然です。

「全部不合格だったらどうしよう」
「第一志望を変えた方がよいのだろうか」

と迷うこともあるでしょう。

ただ、その不安をそのまま子どもに見せ続けると、子どもまで結果への不安を強くしたり、

「自分は受からないと思われているのかな」
「この学校に挑戦してはいけないのかな」

と感じたりすることがあります。

だからこそ、大人が先に、

「第一志望に届かなかった場合は、次にこの学校がある」
「この学校なら十分に合格を狙える」
「どの学校に進んでも次の6年間がある」

と整理しておくことが大切です。

受験校全体を冷静に組めていれば、子どもに対しては、
「第一志望を目指して頑張ろう」
と落ち着いて言いやすくなります。

子どもには目標へ向かって努力してもらい、大人はその後ろで、どの結果になっても次へ進める道を準備しておく。

私は、それも中学受験における保護者の大切な役割だと考えています。

中学受験の併願校選びでよくある質問

Q.C判定の学校でも第一志望として受験してよいですか?

C判定だからという理由だけで、受験を諦める必要はありません。

本人が本当に行きたい学校であり、残された期間や現在の学力などを考えて挑戦する意味があるのであれば、第一志望として受験するという判断はあります。

ただし、C判定を楽観的に受け取るのも違います。

第一志望に挑戦するのであれば、実力相応校や安全校を含めて、不合格だった場合にも次へ進める受験校構成を作っておくことが大切です。

Q.中学受験では何校くらい受ければよいですか?

一律に「〇校受ければよい」とは言えません。

地域によって入試日程が異なりますし、子どもの体力、学校間の移動、連日の受験による負担も考える必要があります。

また、受験校を増やせば増やすほど安全になるわけでもありません。

対策する学校が増えすぎれば、第一志望への準備が薄くなることもあります。

学校数そのものではなく、
チャレンジ校だけに偏っていないか、十分に合格を狙える学校が含まれているか
を見ることが重要です。

Q.安全校は第一志望よりどのくらい偏差値を下げればよいですか?

「〇ポイント下げれば安全」と一律には決められません。

模試判定、過去問との相性、入試日程なども合わせて判断する必要があります。

安全校を選ぶときには、
現在の状況から十分に合格を狙えること
と、

実際に進学してもよいと思えること
の両方を満たしているかを確認してください。

Q.第一志望に不合格になると、その後の大学受験に不利ですか?

中学受験の結果だけで、その後の大学進学先が決まるわけではありません。

中学・高校には6年間あり、その間に学力が大きく伸びる子もいます。

ですから、第一志望に届かなかったことだけを理由に、
「この子の中学受験は失敗だった」
と考える必要はありません。

大切なのは、進学した学校で次の目標を持ち、学び続けることです。

中学受験は、子どもの長い成長過程の中にある一つの通過点として考えてください。

まとめ|挑戦と安全を両立できる併願校を選ぶ

中学受験の併願校を選ぶときに大切なのは、
「挑戦するか、安全にいくか」
の二択で考えないことです。

子どもが本当に行きたい学校があるなら、チャレンジ校だからという理由だけで諦めさせる必要はありません。

一方で、第一志望だけを見て受験校を決めるのでもありません。

保護者は偏差値や模試判定を冷静に見ながら、チャレンジ校・実力相応校・安全校を組み合わせます。

そして併願校についても、単に「受かりやすいから」と決めるのではなく、実際に進学してよいと思える学校か、その先の大学進学まで含めて確認しておくことが大切です。

第一志望には思い切って挑戦する。
もし届かなかったとしても、次に進みたいと思える学校がある。

その両方を準備しておくことが、子どもが安心して受験に向かうことにもつながります。

子どもには挑戦する機会を残す。大人は冷静に受験全体を設計する。

そして、どのような結果になっても、子どもが自信を失わず、次の6年間へ前向きに進めるようにしておく。

それが、中学受験の併願校選びで大切にしてほしい考え方です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

幼児教室ひまわりの無料メールマガジンでは、中学受験や難関校を視野に入れるご家庭に向けて、学校選びや受験の進め方で迷ったときの判断基準、子どもの挑戦を支える親の関わり方をお届けしています。

今回のように、「第一志望には挑戦させたい」「安全校はどう選べばよいのか」と迷う場面でも、大切なのは挑戦か安全かの二択で考えず、合格可能性を冷静に見ながら、第一志望に届かなかった場合にも納得して進学できる学校を組み合わせることです。

合格だけでなく、その先の6年間や大学進学も見据えて、わが子に合う学校選びと受験の進め方を考えたい方は、ぜひ参考になさってください。

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