中学受験を目指す小学生へ:算数の勉強法

お子さんを医者にするために役立つ情報

小学生の算数の勉強法・・・まずこれから始めよう!

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2020年09月10日

「算数が苦手教科の場合はどうすればよいのか?」ということについて、灘中学、大阪大学医学部に合格した私と、わが子を灘中合格&算数オリンピック金メダルへと導いた当教室の柴田先生の体験をもとに、中学受験の算数の勉強法をご紹介いたします。

幼児教室ひまわり柴田希世美先生のプロフィール

算数勉強法1

算数という教科は中学校以降も数学という教科に変わって、一生ついてきます。
小学校時代に数に対する苦手意識が一度身についてしまうと、医学部受験でかなり不利になりますので、小学校時代にしっかりと強くしておきたいところです。

私たちのところに寄せられる悩みの1つに「苦手教科を克服するにはどうすれば良いのでしょうか?」という質問がたくさん届いています。

苦手教科を克服することは、得意教科を伸ばすよりも成績アップにつながりやすいです。
ですから、もしあなたのお子さんに苦手教科があるようでしたら、得意教科を伸ばしたいお気持ちは分かりますが、それよりも苦手教科の克服に優先的に時間を使うようにしてください。

まずは算数の勉強法について、最も基本的なことからお話しましょう。


算数が苦手になる原因は「計算ができない、もしくは遅い」(全てのベースは計算)
算数勉強法2

お子さんを灘中学に合格させ、算数オリンピック金メダルを取らせた柴田先生がおっしゃっていることですが、やはり算数のベースは計算だと言えます。

これは、私も間違いなくそうだと感じています。

算数が苦手なお子さんのほぼ全員が、「計算ができない、もしくは遅い」という問題を抱えています。
「計算は得意だけれど、算数が苦手」というお子さんはほとんどいません。

計算ができないままでいると、算数に関する苦手意識が取れず、いつまでも苦手を克服できません。
ですから、算数が苦手なお子さんは最初に計算のトレーニングを徹底的に実践する必要があります。

お子さんが小学生低学年の場合は公文式などに通うことによって、小学生高学年ならば計算専用の問題集を使って、1日最低でも30分くらいは計算に集中することが大切です。
大量の計算をこなすことによって数字の感覚を掴めます。
まずは毎日計算に取り組むことが算数の勉強法の第1歩と言えます。

「計算をいくらやっても、中学受験の文章題には通用しないのでは」・・・とお考えになられる方もおられるかも知れませんが、計算は文章題の基礎にもなります。
計算に少しでも弱ければ、全てが崩れてしまいます。
灘中学を受験する子供たちでも、1日20分の計算トレーニングを毎日の習慣として続けています。
ですから、算数が苦手教科であればとにかく計算を磨いてください。

その上で、次のステップに入ります。


算数の各分野ごとの勉強法について

算数を得意教科に変えるためには、計算という最初の壁を超えると共に、算数の中の各苦手分野を克服する勉強法を実践する必要があります。

ここでは以下の3つに分けて、その勉強法を考えてみましょう。

■ 中学受験の算数の中の分野
・図形
・立体
・文章題

苦手分野を克服するための方法を、順番にご紹介していきます。

1.「図形」が苦手な場合の勉強法の方針

算数勉強法3

図形の問題というのは、面積を求めたり、角度を計算したり、図形を移動や回転させてその動きを推測したりなどの問題が出題されます。

中学受験の図形の問題は、専用のトレーニングを積まなければ解けないように作られています。
受験を経験していない場合は、大人でも分からないこともあります。

それでは何がキーになるかと言えば、「○○○の法則」という武器を知っているかどうかという点です。

たとえば、
・ピラミッド型相似
・N角形の内角の和
・隠された二等辺三角形を探す

などの秘密の法則がいくつかあり、それの組み合わせで答えが出ます。
学習塾などに通いトレーニングを受けると、授業のなかでこれらの法則が伝授されます。

そして、図形の問題の全ては、これらの法則の複合でしかありません。
つまり、図形を勉強する際には、「この問題ではどの法則を当てはめればよいのかな?」ということを常に意識することで、そのパターンを記憶できます。
これを繰り返していくことで、どんどん実力が付いていきます。

「図形の問題」=「法則の集合体」

という考えを持つことが、苦手克服の第1歩となります。

2.「立体」が苦手な場合の勉強法の方針

算数勉強法4

立体の問題というのは、上で紹介した図形とは少し違います。
中学生以降になれば、図形も立体も「幾何学」という1つのジャンルにまとまりますが、
しかし小学生時代は別物と考えた方が、早く苦手分野を克服できます。

立体が分からず、算数に苦手意識を持っている小学生は多いです。
「もう何がなんだか、分からない」・・・という状況なんです。

でも立体が苦手なお子さんは、なぜそんなに苦手なのでしょうか?

その最大の理由は、「イメージできない」という点にあります。

・立方体の断面はどうなっているか
・三角錐の展開図はどんな形なのか

などがイメージできないのです。
そして、このような状況になるのは「紙の中の世界だけで理解しようと考えてしまっている」ということが原因です。

ですから、立体が苦手な場合は、紙や粘土、積み木などを使ってそれを体感させることが第1歩です。

また、この話は幼少期のお子さんをお持ちの親御さんにとっても大切だと言えます。
小さな頃から積み木や粘土を通して、立体という世界を上手に体験できれば、将来の中学受験の世界でもその経験が生きてくると言えます。
このことが意識出来ていれば、積み木や粘土を使う遊びについても、ずいぶんと工夫できると思います。

3.「文章題」が苦手な場合の勉強法の方針

算数勉強法5

中学受験の世界では、本当にあの手この手で、小学生のお子さんを困らせる問題が出題されています。
文章題と一言で言っても、「時計算」「つるかめ算」「植木算」「流水算」「ニュートン算」などの幅広いパターンの問題が出題されるのです。

たとえば時計算であれば、「6時と7時の間で、時計の針が重なるのは6時何分ですか?」というような問題が出てきます。
(おそらく大人の方でも、まあまあ難しい問題だと思います。)

このような文章題ですが、その勉強法の最大のポイントは、「各分野ごとに完全に潰す」ということです。
「まずは植木算を完全に理解する」というように、1つずつの分野を順番に極めていく勉強法を取っていただくことで、本当に得点力がアップします。

「○○○算の問題は絶対に解ける」というくらいまで極められれば、テストの問題を見ただけで、「これは○○○算のパターンだ」と一目で分かるようになれます。

これとは逆に、「植木算も、時計算もつるかめ算もある程度は分かる」という勉強法を実践していると、結局文章題全般が弱くなります。
テスト本番になって、結局どのパターンの文章題かが判別できない状況になってしまい、問題が解けないのです。

「算数の文章題が苦手なんです」・・・と言われる親御さんは多いですが、上記のように、文章題と言っても各分野に分かれています。
ですから、この点を意識して頂き、順番にマスターしてください。

日常生活の中で算数に触れる機会を増やしてあげる

以上、算数が苦手な方向きにその勉強法のコツをお話しました。

・自分の子供は算数が苦手だ
・将来算数が強い子に育てたい

という状況でしたら、ぜひこのページの内容を参考にしてみてください。

算数の苦手意識をなくし、算数の強い子に育てるためには、幼少期から数字に触れさせる機会を増やすことをお勧めします。
何気ない日常の中にも、たくさんの数字があります。たとえば、時計、カレンダー、テレビのリモコン、飲食物の量、車のナンバープレートなど。

日常生活の中で、これらの数字を子供にも触れさせ、ナンバープレートの数字で足し算引き算をしてみたり、時計の針を使って角度のクイズを出したり、親子で楽しみながら算数の力をつけることができます。
毎日の工夫の積み重ねによって、算数の力の土台ができあがっていきます。

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