右脳教育にはどのような効果があるのか?

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右脳教育にはどのような効果があるのか?

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2022年10月16日

幼児教育の中でも、右脳教育というキーワードを聞くことがあります。

直感やひらめきといった感性を磨ける右脳教育ですが、実際にどのような教育を行い、どのような効果があるのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は右脳教育にどのような効果があるのか、右脳を鍛える遊びまで詳しく紹介していきます。

お子さまの教育に右脳教育を取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考になさってください。

右脳教育とは?
右脳効果1

右脳教育とは、適切に右脳を刺激することにより、イメージ力やひらめき力、直感などの異能に関係する能力を伸ばす教育のことです。

右脳教育を幼児教育として取り入れる理由は、右脳は3歳頃までが最も働きが活発と言われているからです。

小学校や中学校などの義務教育の期間に入ると、言語や計算のような論理的思考が重要となる左脳的教育がメインに行われるため、右脳を意識的に教育しなければ、左脳に働きが偏ってしまう可能性があります。

また、右脳教育は子どもだけでなく大人にも効果的です。
大人は右脳を働かせる機会が少ないということもあり、低下傾向にある方が多いため、右脳を鍛えることで直感や想像力が働きやすくなり、仕事のアイデアなどもひらめきやすくなる可能性もあります。

ぜひ右脳教育をする際は、お子さまと一緒に親も取り組むことをおすすめします。

右脳教育で得られる効果とは?
右脳効果2

ここでは、右脳教育で実際に得られる効果やメリットについて解説していきます。

具体的には以下の点が挙げられるでしょう。

1.記録力や集中力が向上する
2.処理能力が向上する
3.バランス感覚が向上する

1つずつ解説していきます。

1.記録力や集中力が向上する

右脳教育を行うことで、記憶力や集中力の向上が期待できます。

3歳までは右脳が活発に働くため、絵本の読み聞かせや体を使った遊びなどの右脳を刺激する遊びや教育法を実施することで、脳内で記憶の領域を司る海馬を鍛えることができ、記憶力や集中力が向上しやすくなります。

子どもの好奇心を引き出すことで、理解力や語彙力を鍛えられ、右脳の働きを活性化できます。
記憶力の向上は、同じ絵本を繰り返し読むなど、幼児期からの習慣も大きく関係していきます。

2.処理能力が向上する

右脳教育を行うことで、処理能力の向上が期待できます。

幼児期では知識量がない段階でも、素直に人のいうことを聞くことができ、興味のあることは自発的に吸収していきます。

物事を吸収し続けることで、処理能力が向上し、周囲の状況を冷静に判断しながら行動できる子どもへと成長していきます。

子ども自身で冷静に状況判断をしながら行動できれば、社会に対して柔軟に対応できるようになります。

3.バランス感覚が向上する

バランス感覚の向上も右脳教育を行うメリットと言えます。

3歳までは右脳が活発に働きますが、3〜6歳では右脳から左脳へと働きの優位性が移行していきます。

3歳までは右脳教育を行い、それ以降に物事を論理的に考える左脳が発達していくことで、右脳と左脳の両方を上手に働かせるようになり、バランス感覚が優れた脳に発達していきます。

右脳教育で効果的な遊びや教育方法
右脳効果3

ここでは右脳教育で効果的な遊びや教育方法について解説していきます。

右脳教育で有効な遊びや教育法は以下のものが挙げられます。

1.フラッシュカード
2.ドッツ
3.積み木やパズル
4.絵本の読み聞かせ

1つずつ解説いたします。

1.フラッシュカード

フラッシュカードは右脳教育としては最も有名な方法の1つです。

フラッシュカードとは、手のひらサイズほどの絵や文字などが書かれたカードを高速かつ大量に見せ、右脳の働きを活性化させる方法です。

フラッシュカードを続けることで、語彙力や理解力、瞬間的な記憶力を養うことができ、さらには、左右の脳をつなぐ回路を育てる効果も期待できるため、脳自体の教育効果も得られます。

2.ドッツ

ドッツとはフラッシュカードの1種であり、計算力を鍛えることができる方法です。

1〜50までの個数が赤い丸で書かれたカードを使用し、右脳の計算力を高める効果が期待できます。

幼児期にドッツを行った子どもたちは、小学校に上がると算数に苦手意識をもつことなく取り組めるケースも多く存在します。

3.積み木やパズル

積み木やパズルも右脳教育としては非常に高い効果が期待できます。

指先には神経細胞が集中しているため、積み木やパズルで手を動かすことで、脳を刺激し、遊び感覚で右脳を鍛えることができます。

積み木やパズルは頭の中で想像しながら作業を行うため、空間把握能力や想像力も鍛えることができます。

4.絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせも右脳教育に効果的であるとされています。

絵本の読み聞かせを行うことで、言語力を豊かにでき、想像力も向上させることができます。

絵本の読み聞かせを行う上で重要なことは、子どもが興味のある本を繰り返し読み聞かせることです。

繰り返し絵本を読み聞かせることで、右脳教育を習慣化し、記憶力の向上も期待できます。

右脳教育で気をつけるポイント
右脳効果4

右脳教育を実施する上で気をつけうべきポイントについて解説していきます。

具体的には以下の点が挙げられます。

1.右脳だけでなく左脳とのバランスにも気をつける
2.子どもが楽しいと思うことに取り組む
3.自由に遊ぶ時間を奪わないようにする

1つずつ解説いたします。

1.右脳だけでなく左脳とのバランスにも気をつける

右脳教育を行う際は、右脳を鍛えるだけでなく、左脳とのバランスにも気をつけていきましょう。

右脳教育では主にインプットが中心となるため、教育方法が合わない場合、子ども自身にストレスがかかってしまい、逆にインプット教育が原因で独り言をいうようになってしまうといったようなケースも起こり得ます。

強制的にインプットばかりされると自主性がなくなり、子ども自身がやりたい遊びをしなくなってしまうことも考えられるため、基本的には子供の気持ちを優先させたほうが良いでしょう。

さらに、左脳が発達する年齢になった段階で、左脳と右脳の両方をバランスよく使える教育法に切り替えていきましょう。

2.子どもが楽しいと思うことに取り組む

子どもが楽しいと思うことに取り組むことも、右脳教育に限らず教育全般で重要となります。

自分の子どもが楽しいと感じるものは何なのかを察知し、子どもの気持ちを理解した上で、子どもに無理強いしない右脳教育にすることが大切です。

仮に子どもがストレスを感じてしまった場合、脳の活性が低下してしまい、脳の機能低下にも繋がってしまいます。

右脳教育にはさまざまな教育法がありますが、子どもが楽しいと感じ、自発的に取り組めるものを教育法として取り入れていきましょう。

3.自由に遊ぶ時間を奪わないようにする

右脳教育を行う際は、子どもが自由に遊べる時間を奪わないようにしましょう。

親が子どもに対して次々とやるべきことを与え、右脳教育に時間を描けるようになると、子どもの自由時間が減ってしまいます。

幼児期では、右脳教育も大切ですが、同時に多くの経験をすることで自分が好きなことを見つけることも大切になってきます。

子どもが遊べる時間も確保しつつ、1日中教育時間ばかりにならないよう注意しましょう。

右脳教育と遊びをバランスよく両立する
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右脳教育を行うことによって、記録力や集中力、処理能力などさまざまな能力を鍛えることができ、バランス感覚に優れた子どもに育てることができます。

さまざまな教育方法がありますが、子どもが自発的に楽しく取り組めるものを選択肢し、右脳教育一辺倒にならないよう、自由に遊ぶ時間も両立させながら右脳教育に取り組んでいきましょう。

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