七田式教育とは?効果や評判、使用教材などを詳しく解説!

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七田式教育とは?効果や評判、使用教材などを詳しく解説!

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年06月20日

「七田式教育」は、七田眞氏によって開発された独自の教育理論を基にしています。
七田式教育は幼児期にある子どもたちの能力向上を目的としており、その効果には定評がある教育法です。

今回は、七田式教育について評判や効果、使用教材などを詳しく解説します。
これから幼児教育を受けさせるため、七田式教育を検討している方はぜひ参考にしてください。

七田式教育とは?
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七田式教育とは、教育研究者の七田眞氏が開発した独自の幼児教育法です。

七田式教育では右脳の力を引き出すことを目的としており、右脳を鍛えて「記憶力」や「イメージ力」の向上に結び付けています。

右脳は主に0〜3歳時点で最も発達を促しやすいとされています。
この時期にフラッシュカードやドッツペンなどの教材を用いて、右脳のもつ「記憶力・イメージ力」を向上させ、多くの情報を素早くインプットできるようにすることが特徴です。

3歳までに上記のトレーニングを行えば脳に回路ができ、右脳が発達しやすい時期をすぎても能力を引き続き伸ばせるでしょう。

幼児教育を始める場合、七田式教育は効果的な選択肢の一つです。

【関連記事】右脳を鍛える方法と注意点

七田式教育にはどんな効果がある?
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七田式教育には、以下の効果が期待できます。

・集中力の強化
・記憶力の向上
・自己表現力の向上

特に記憶力の向上に関しては大きな強みがあります。

七田式教育ではフラッシュカードを覚える作業を繰り返すことで、脳が情報を記憶するスピードが速くなり、短時間で多くの情報をインプットできるようになります。
記憶力の向上によって全体的な学力の向上はもちろん、英語などの言語習得スピード向上も期待できるでしょう。

また、集中力の強化に強い点も七田式教育の特徴です。
使用される教材「七田式プリント」は、フルカラーイラストでクイズのような感覚で学習できるため、子どもの興味を引き出しやすく遊びの延長線上で勉強に取り組めます。
自然と勉強する習慣が身につき、勉強に取り組む集中力向上も期待できます。

【関連記事】子どもの集中力が下がるのはなぜ?原因や集中力を持続させる方法を紹介

七田式教育で使われる教材
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七田式教育で使われる教材は、主に以下4つが挙げられます。

・フラッシュカード「かな絵ちゃん」
・七田式ドッツセット
・暗唱文集
・七田式プリント

フラッシュカード「かな絵ちゃん」

1つ目は「かな絵ちゃん」というフラッシュカードです。

七田式教育で最も有名な教材で、絵や文字が書かれたフラッシュカードを高速で見せると同時に親や先生がカードの名前を読み上げます。
子どもはカードの名前と映像を瞬時に把握する必要があり、右脳の処理速度向上を期待できるでしょう。

右脳の処理能力は勉強・スポーツの成績はもちろん、人とのコミュニケーションにも大きく影響を与えます。
さまざまな分野の基礎となる能力を鍛えられるため、七田式教育の中でも最初に取り組む家庭が多い教材です。

七田式ドッツセット

2つ目は「七田式ドッツセット」

七田式ドッツセットとは、幼児期の子どもに算数・数学の概念を教えられる「ドッツカード」を、七田式教育でアレンジしたものです。

1〜50までのドッツ(点)をランダムに印刷したドッツカードを、高速で子どもに見せ計算させることで、記憶力と共に計算能力の向上も期待できます。

幼児期の早い段階で数に慣れておけば、小学校以降の算数・数学における取り組みもスムーズとなり成績向上が見込めます。

暗唱シリーズ

3つ目は「暗唱シリーズ」です。

暗唱シリーズでは、近代文学や漢文などさまざまな文章が録音されたCDを教材として使います。
CDをかけ流し、テキストを見て黙読・音読を繰り返した後、CDと一緒にテキストを見ずに暗唱することで記憶力向上を図ります。

はじめは通常スピードでCDを流し、慣れてきた段階で2倍速・3倍速とスピードを早めれば、より高い効果を期待できるでしょう。

七田式プリント

4つ目は「七田式プリント」です。

七田式プリントは3歳以降に使われますが、主に左脳の強化を目的とした教材です。

思考力、読み書き力、数学力などの基礎学力を向上させることで、就学後の授業にスムーズに取り組めるでしょう。

また、カリキュラムがしっかり設定されており、1日3枚15分と短時間で取り組める点が大きなメリットです。
短時間で教材を終えられるため、子どもの負担も少なく毎日無理なく続けられます。

七田式教育が危険だと言われる理由
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ネット上では「七田式教育は危険だ」という声も見られますが、主な理由として以下の2つが挙げられます。

・親がプレッシャーをかけすぎている
・効果が出るのに時間がかかる

七田式教育を検討しているものの、子どもに取り組ませて大丈夫か不安な方は参考にしてください。

親がプレッシャーをかけすぎている

1つ目の理由は「親がプレッシャーをかけすぎている」ことです。

七田式教育は、子どもが小さい頃から文字や言葉に親しむことで、自然に読み書きが身につくように設計された教育方法です。
そのため、短期間で成果を出すことを目的としているわけではありません。
親が子どもに対して無理な期待やプレッシャーをかけてしまうと、逆に子どもの学習意欲をそいでしまう可能性があります。

七田式教育に取り組む際は、子どものペースで無理なく取り組んでもらうことが大切です。

私も子どもの頃に塾へ通っていましたが、基本的に親が勉強に口出しすることはなく、あくまでサポートに徹していたのを覚えています。
例えば、1日の勉強する時間などスケジュール管理は親が行ってくれていましたが、勉強の成績などの話は一切していませんでした。

親は自分が学習しやすい環境づくりをサポートしてくれていたため、余計なプレッシャーを感じることなくモチベーションを維持して勉強に取り組めました。

結果的に学習習慣も上手く身につき成績も向上したので、親はあくまでサポート役として子どもの勉強を支えてあげることが大切です。

効果が出るのに時間がかかる

2つ目の理由は「効果が出るのに時間がかかる」ことです。

七田式教育はあくまで子どもの素養を伸ばすことを目的としており、「成績が向上した」など具体的な数値での成果が見えないケースも多くあります。

七田式教育は、子どもが成長するにつれて「記憶力がよくなったな」など、後から成果を実感するケースが多いです。

七田式教育に取り組む場合は、成果に焦点を合わせるのではなく、子どもが楽しんで学ぶことができるよう、環境作りやサポートをすることが大切です。

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右脳の力を引き出し、記憶力やイメージ力向上を図る
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七田式教育は右脳の力を引き出し、記憶力やイメージ力向上を図る教育法です。

勉強やスポーツの土台となる能力向上に役立つため、将来的に子どもの能力を総合的に伸ばしたい家庭におすすめです。

ただし、親が子どもにプレッシャーをかけすぎると逆効果となるので、子どものペースで無理なく取り組んでもらいましょう。

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