食育とは?小学生から学ぶメリットと実践ポイント

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食育とは?小学生から学ぶメリットと実践ポイント

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年08月01日

最近、子どもの良好な成長を促す要素の1つとして「食育」が注目されています。
食育は健康的な成長に必要不可欠とされており、最近では学校の授業でも取り入れられ始めています。

しかし、食育に関して具体的にどのようなことをするのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?

そこでこちらのページでは、食育に関して具体的な定義や小学生から学ぶメリット、実践するポイントも含めて解説していきます。

食育に関して詳しく知りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

食育とは?
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食育とは、食べ物や食事の知識を学習して、食に関する興味や関心を育み、健康的な日常生活を送ることを目的とした教育のことです。

国が主導して食育の推進を行っており、農林水産省では具体的に以下のように食育を定義しています。

“食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。”

2005年〜2006年にかけて食育基本法や食育推進基本計画が制定されたことで、幼稚園や学校などでも食育がカリキュラムとして取り入れられるようになりました。

そのため、最近では子どもが小さいうちから食育に触れるようになっています。

なぜ食育が必要なのか?
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食育が重要視されている理由の1つとして、欧米各国の食生活が浸透し、ライフスタイルが多様になったことで、これまでの食生活が大きく変化したことが挙げられます。

特に栄養バランスの乱れた、不規則な食生活を送る人たちが増えています。
そして、こうした不規則な食生活が原因で高血圧や糖尿病といった「生活習慣病」を患う人たちの割合も増え、人々の健康が損なわれるケースが増えてきました。

こうした問題の解決のため、食に関する知識を習得し、健康的な生活を送るためにも、食育を学ぶことが重要と言えます。

【関連記事】子どもが朝ごはんを食べない!?食べるメリットや対処法も解説

小学生から食育を学ぶメリット
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ここでは小学生から食育を学ぶメリットについて解説していきます。

具体的には以下のメリットが挙げられます。

1つずつ解説していきますね。

健康的な生活を送れる

食育を行う1番のメリットは、健康的な生活を送れることです。

食育を学ぶことで、栄養バランスを考えて食事をとることができるため、高血圧や糖尿病といった生活習慣病、栄養の偏りが原因の栄養失調などを未然に防ぐことができます。

精神的に安定する

食育では精神的な安定も期待できます。

食育では基本的に家族など周囲の人と一緒に食事をすることを基本としています。
食育を学ぶことで、周囲の人と一緒に楽しく食事をとる機会が増えるため、孤独を感じずに食事ができ、精神的な安定をもたらしてくれます。

協調性が身に付く

協調性が身に付くというのも食育の大きなメリットです。

食育では家族や友人と一緒に食事を作ったり、他の人と一緒に食事をする機会が多くなります。
そのため、食事を作る過程の中でや食事中などでコミュニケーションが活発に増え、人間関係を強化しやすくなります。
そして、他の人と共同で作業を行う際には協力しあう必要もあるため、協調性も身につきやすいと言えるでしょう。

このように人間関係の構築や協調性が身に付くのが食育の魅力です。

学力や体力の向上が見込める

食育では、学力や体力の向上が見込めます。

小学校などで実施される食育では、1日の決まった時間に3食を食べることや、栄養バランスを大切にすることの重要性が学べます。
こうした規則正しい食生活を送ることで、子どもたちが自然と栄養バランスの取れた食事を習慣化するようになります。

栄養バランスに偏りのない食事を毎日取ることで、脳や筋肉を中心とした体の健全な成長を促すことができるため、学力や体力が向上しやすくなります。

正しい食事のマナーが身に付く

正しい食事のマナーが身につくことも、食育の大きなメリットです。

食事を1人でする機会も多くありますが、小学生などの場合は、家族や友達など周囲の人と一緒に食べる機会も多くあるでしょう。

社会人になると、冠婚葬祭のシーンやビジネスの場などに参加することも多くなり、食事のマナーに関してみられる機会も多くなります。

基本的な食事のマナーを身につけておけば、周囲の人たちからの信頼も集めやすくなり、人間関係の構築において優位に立つことができるでしょう。

食事のマナーについて学ぶことができる機会はそう多くはないため、食育を活かして学ぶこともおすすめです。

【関連記事】子どもに必要なマナーとは?シーン別に求められるマナーを解説

家庭で食育を実践するポイント
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食育は学校で学ぶことが多いですが、学んだ知識を実践できるばも必要です。
そこで、ここでは家庭で食育を実践するポイントについて解説していきます。

具体的には以下のポイントが挙げられるでしょう。

1つずつ解説していきます。

食べる意欲を持ってもらう

まずは、お子さまに食べる意欲を持ってもらうことが重要です。

食べる意欲がない状態では、1人になって食事をとろうとしなかったり、作った料理を残してしまいがちになります。

食事をとることは、栄養面だけ注目されがちですが、生活リズムを安定させる観点からも大切です。
食べる意欲を持ってもらえるように、食事に子供の好きな食材を多く入れたり、食べられる量だけテーブルに出すなど工夫をしていく必要があります。

食習慣を整える

基本的な食習慣を整えることも非常に重要です。

特に自分で判断して行動できるようになる小学生では、規則正しい生活習慣を身につけやすい時期でもあります。
一度獲得した習慣は、長期的に残り続けていくため、健康的な成長を促すためにもきちんと食事を取ることは大切となります。

小学校くらいのお子さまでは、食に関する好き嫌いもはっきりしてきます。
そのため、バランスよく食材を食べることの重要性をしっかりと説明しておきましょう。

食事のバランスとともにマナーの面も気をつけ、食事の配膳など準備も手伝わせてみても流のもおすすめです。
食事後歯磨きをすることも大切ですので、こうした食習慣に関する知識を一通り教え、家庭で実践する機会を増やしてあげましょう。

朝ご飯は必ず食べる

食育を実践する上で、朝ご飯は必ず食べるようにしましょう。

近年では、小中学生を中心に朝ご飯を食べない子供が増え続けています。
しかし、朝ご飯を食べることで、寝ている間に低下した体温を上昇させ、1日の活動をスムーズにスタートさせることができます。

そして、朝食をきちんと取ることで学力の向上も見込めます。
文部科学省の「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査」において、「朝食を毎日食べていますか?」という質問を投げかけたところ、「全く食べていない」と回答した人と比べ、「毎日食べている」と回答した人の方が学力調査の平均正答率が高かったという結果が報告されています。

食育は学力や体力の向上にもつながる
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食育は子どもの健康的な成長を促し、生活習慣病をはじめとした病気の予防にもつながります。

学力や体力の向上も見込めますので、食育を積極的に子どもに実践させ、健康的な暮らしができるようにしましょう。

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