子どもに必要なマナーとは?シーン別に求められるマナーを解説

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子どもに必要なマナーとは?シーン別に求められるマナーを解説

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年06月23日

子どもとおでかけをしたり、他人とあったりする時に気になるのが「マナー」。
社会的なマナーが身についていれば、子どもと安心して外に出かけられます。

しかし、子どもにどのようなマナーが必要か分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

こちらのページでは、子どもに必要なマナーをシーン別に紹介します。
マナーの教え方なども解説いたしますので、子どもに適切なマナーを教えたい親はぜひ参考にしてみてください。

マナーはなぜ必要?
マナー1

子どもにマナーが必要な理由は、人間関係を上手に構築するためです。

マナーが身についていないと、接する人々に不快な思いをさせてしまいます。
また、マナーは相手に対する思いやりを表現する手段でもあり、マナーができていないと相手から積極的に関わりたいと思われなくなるでしょう。
そうなれば、相手の信用を得られず人間関係をうまく構築できません。

子どもの場合は多めに見てもらえるかもしれませんが、成長してもマナーが身についていない場合は一般常識がないと判断されてしまいます。

人間関係の構築は社会生活を営む上で非常に重要な要素です。
人間関係を円滑にするためにも、早い段階からTPOに応じた適切なマナーを身につけた方が良いでしょう。

【関連記事】子供の人間関係に、親がどう干渉すべきか?

【シーン別】子どもに必要なマナーを一覧で紹介
マナー2

ここでは、以下のシーン別に子どもに必要なマナーを一覧で紹介します。

・公共の場でのマナー
・挨拶する際のマナー
・よその家でのマナー
・食事中のマナー

それぞれのシーンで求められるマナーが異なるので、シーンに応じた適切なマナーを身につけましょう。

公共の場でのマナー

公共の場で求められるマナーは以下のものが挙げられます。

・歩行中に道で広がらない
・電車では静かにはしゃがない
・いきなり大声を出さない
・急に走り出さない
・お店の商品をむやみやたらに触らない
・順番を守り譲り合う

友達と外を歩いている時などは楽しさのあまり道に広がりがちですが、道に広がれば他の通行人の迷惑となります。
そのため、普段から道を歩く時は親がピタッと寄り添い、道の端に寄るよう意識付けましょう。

また、建物などで急にはしゃいだり大きな声を出すと、他の人の迷惑になります。
親が一緒にいる時は、外では常に静かでいることを意識させましょう。

挨拶する際のマナー

挨拶する際のマナーは、以下のものが挙げられます。

・他人には必ず挨拶する
・家族内で挨拶を意識づける

相手との信頼関係を構築する上で、挨拶は基本となります。
初対面の人に挨拶なくいきなり会話をし始めれば、失礼な印象を与え相手から信頼を得られなくなってしまいます。

初対面の人にはもちろん、仲の良い友達であっても挨拶は必ず行うよう意識させましょう。

また、家族内で挨拶することも大切です。
家族と接する時間は非常に長く、基本的に家庭内での行動はそのまま他人に対しても表現されます。
そのため、家庭内で挨拶が習慣になっていれば、他人と会った時にもスムーズに挨拶できるでしょう。

よその家でのマナー

よその家でのマナーは、以下のものが挙げられます。

・脱いだ靴は揃えておく
・勝手に家のものに触らない
・トレイなどを使う時は許可をとる
・ソファなどではしゃがない
・「お菓子が食べたい」などわがままを言わない
・遊んだおもちゃは片付ける

靴をバラバラに脱いだ状態で放っておくと、相手にだらしない印象を与えてしまいます。
不快な思いをさせないためにも、脱いだ靴は揃えておきましょう。

また、よその家にあるものには勝手に触れないようにしましょう。
子どもだからと許してくれる場合もありますが、基本的に断りもなく家のものに触れれば相手の心象を悪くしてしまいます。
トイレなどを使う時は、必ず一言許可をとってから使うのも基本です。

友達の家ではおもちゃを使って遊ぶことも多いでしょう。
その際は、おもちゃをちゃんと片付けることで、「マナーが身についている」と好印象を与え、関係性にも良い影響を与えます。

食事中のマナー

食事中のマナーは、以下のものが挙げられます。

・食事中に動き回らない
・姿勢をよくして食事する
・音を立てないよう静かに食べる
・箸やスプーンを正しく持つ

特に、テーブルに肘をつきながら食べるなど姿勢が悪いと、同席する人に対して悪い印象を与えてしまいます。
そのため、家庭内の食事でも正しい姿勢で食べるよう普段から意識づけさせましょう。

レストランなどで外食する時は、多くの人に食事する姿を見られています。
周囲にいる人へ不快な思いをさせないためにも、上記のマナーを普段から意識させることが大切です。

【関連記事】子どもの空間認識能力を鍛えるには?

子どもへのマナーの教え方
マナー3

子供へのマナーの教え方は、以下の3つが挙げられます。

・親が手本を見せてあげる
・具体的に優しく伝える
・子どもの年齢に合わせて教える

子どもにマナーを教える際は、上記の方法を参考にしましょう。

親が手本を見せてあげる

1つ目の方法は、親が手本を見せてあげることです。

マナーは動作を伴うものが多く、言葉で伝えただけではなかなかイメージが伝わらず、上手く実践できません。
そのため、マナーを教える際は言葉だけではなく、親が手本を見せてあげることが重要です。

ここまで紹介した各シーン毎のマナーを、実際にマナーが求められる場で親が実践してあげましょう。

私自身も子どもの時は、その時々に必要なマナーを言葉だけでなく、手本を見せる形で教えられていました。
親が実践していたことなので、特に疑問を持つこともなく自然にマナーが身についた印象があります。
例えば、レストランで食事をする時も親の箸の持ち方をマネすることで、正しいマナーを身につけていました。

そのため、子どもにマナーを教える際は親ができていることが前提となるので、自身のマナーについて今一度見直しておくと良いでしょう。

具体的に優しく伝える

2つ目の方法は、具体的かつ優しく伝えてあげることです。

よく子どものためを思って「なんでこんなこともできないの!」と厳しく叱りつけてしまう親がいます。
しかし、あまりに厳しいと子どもが反発するだけでなく「親に嫌われているのでは?」と不安に思い親子関係を悪化させてしまいます。

そのため、子どもにマナーを教える場合は、「こうするといいよ」など具体的かつ優しい言い方で伝えてあげましょう。

子どもの年齢に合わせて教える

3つ目の方法は、子どもの年齢に合わせて教えることです。

特に言語の理解力が未熟な小さい子どもに対して、マナーを理解させることは非常に難しいでしょう。
そのため、言葉の理解が難しい時期は、ボディランゲージを用いて一緒に実践することが大切です。
例えば、食事をするときに「いただきます」の挨拶を身につけさせたい場合は、両手を合わせてお辞儀をしながら発声するなど、体の動作と一緒に実践させることで覚えやすくなります。

年齢が上がり言葉の理解力が向上してきた段階で、より細かくマナーを伝えてあげましょう。

【関連記事】子供を賢くする8つのポイント【多くの親が見落としている?】

相手に好印象を与えられるようにする
マナー4

マナーは社会生活を送る上で重要な人間関係の構築に大きな役割を果たします。

社会人になれば多くの人と協力して仕事をする機会も増えるため、早い段階からマナーを身につけておきたいものです。

今回の内容を参考に、適切なマナーを子どもに身につけさせ、相手に好印象を与えられるようにしましょう。

また、当教室では、お子さんに本物の育ちの良さを培うための接し方・働きかけについてのノウハウをお伝えするマナー講座があります。
担当講師は、「マナー指導」の第一人者である諏内えみ先生です。

「育ちの良さ」とは家柄や出身ではなく、「マナー・作法」を知っているかどうかであり、その「マナー・作法」を知れば、「育ちがいい子」になることができます。

育ちの良さは一生の財産です。
そして、その「育ちの良さ」は「親御さんがマナーを教える」ということで手に入るものです。

特に小学校受験においては、「マナー、礼儀作法」を身につけることは必修です。

親御さんがまずは正しいマナー・作法を知り、それをお子さんに正しく授けてあげましょう。

「本物の育ちの良さを培うお受験必勝!マナー・作法講座」はこちら

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