小学校受験で後悔することは何か?知っておくべきお受験との向き合い方

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小学校受験で後悔することは何か?知っておくべきお受験との向き合い方

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年08月01日

小学校受験を目指し、親子で頑張ってきた日々。
しかし振り返ってみると、もっとああすればよかった、こうすればよかったと後悔することも多いようです。

また、運良くご縁を頂けたのに、合格後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することもあるようです。

こちらのページでは、これから小学校受験を考えている親御さんに向けて、どのような後悔が起こったのか、対策しておけることはあるのかなどについて詳しく紹介します。

小学校受験、合格後に後悔することもある
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親子で頑張った努力が実を結び、希望する小学校への合格を頂けたにもかかわらず、入学後に後悔するという話をよく耳にします。

小学校受験を終えた後、どのような後悔が起こってしまうのかと、その対策についてお話しします。

学童がないため放課後や長期休みの預け先がない

共働きの家庭でよく耳にする後悔は、親御さんが家にいない時間帯の子どもの居場所確保についてです。

小学生であれば学童に預けることが一般的ですが、国立・私立の小学校の場合、学童がないケースも珍しくないようです。

下調べの段階で学童がないことに気付かず、入学後に後悔するという親御さんが意外に多いことから、注意しておきたい問題だと私は考えます。

地域の学童に入れるケースもあるようですが、公立小学校に対応した運営しかしていないため、国立・私立小学校に通う子どもたちとは学習面やスケジュール面など、いろいろ合わないことも多いようです。

このような点から、民間の学童などを考えておく必要があるかもしれません。

成績を維持するために塾や習い事が必須になる

国立・私立小学校での水準の高い学習についていくためには、塾や習い事が必要になるケースは珍しくありません。

受験までに相当な労力とお金をかけたのに、入学後にもさらに負担があると後悔する親御さんも多いようです。
こんなことなら小学校受験しなければよかったという声も聞こえてくるほどです。

レベルの高い教育を受けられることは国立・私立小学校受験の大きなメリットではあります。

しかし、入学後の学習サポートもマストになることを考えておかなければ後悔することになってしまうかもしれません。

行き渋りが起こることも

国立・私立小学校への通学は、公共交通機関を利用することが多いでしょう。
登下校に伴う通学の大変さは、小さな子どもには負担が大きく、行き渋りが起こってしまうこともあるようです。

受験対策で何度もルート検索や、実際に学校へ足を運ぶなどすることで、傾向と対策を練ることは可能です。

しかし実際通いださないとわからないことが多いため、小学校受験しなければよかったと後悔することが出てきます。

幼稚園で一緒だった友だちは電車に乗って小学校へ行っていない、小学校が家から近いから自分より早く帰ってきて遊んでいる。

そのようなことに子ども自身が気付きはじめると、どうして自分はみんなと一緒の学校に通えないのか、放課後一緒に遊びたいのに遊べない。

そのような寂しさや不満などから、学校へ行きたくないと思いはじめてしまうようです。

問題解決のためには、小学校に相談し、家庭との連携を取りながらサポートしてもらい、子どもに小学校へ行きたいと思える環境づくりをしていきましょう。

時間薬で解決できる問題でもありますので、後悔するよりも周囲の手を借りるだけ借りて、早急に解決を目指してください。

【関連記事】子供が不登校になった時に親がすべきこと

小学校受験の親のサポートに関する後悔
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小学校に限らず、わが子の受験となると、親御さん……とくに母親の負担は想像を絶するものです。
お母様方は受験を控える子どもたちに対し、狂気に近いサポートをしていくこととなります。

相当なメンタルが必要になるその行動・行為は、油断すると「小学校受験しなければよかった」といった後悔につながりかねません。

対策ができることはないのかもしれませんが、子どもに対するサポートでどのような後悔があるかを知っておくことは、今後の小学校受験で重要な意味をもつのではないでしょうか。

子どもを傷つけてしまった後悔

思うように成績が伸びない、プリントをやりなさいと言ってもやらない。いくらいっても姿勢が悪くなる、態度が悪い……。

このようなことが繰り返されてしまうと、親御さんのメンタルにも相当な負担がかかっていることでしょう。
その結果、うっかり子どもに対してキレる言動をしてしまうことがあるようです。

厳しい言葉で子どもを追い詰めてしまったのではないか、傷つけてしまったのではないかという後悔があとを絶たないのでしょう。

感情的にならない、キレるようなことはしてはいけない、そのように自分に戒めていてもなかなか難しいものです。

どうしようもないからといってそのまま放置せず、落ち着いたら子どもに謝るなり話をするなりして、その都度禍根を残さないことが大切です。

夫婦の温度差から連携が取れなかった後悔

たとえ夫婦間でも、受験に対する考え方や温度感が必ずしも同じになるとは限りません。
少しの気持ちのズレから、夫婦の連携がうまく取れず子どもに負担をかけてしまうことも起こり得ます。

問題の教え方でも、やり方が統一されていなければ子どもは混乱します。
夫婦どちらも厳しく子どもに接していては子どもの心が折れてしまいかねません。

夫婦ともに向き合い、話し合いをしっかりし、一丸となって受験に挑む気持ちがなければ小学校受験したことを後悔する結果になってしまいます。

片方が厳しくしたときはもう片方がサポートに回る、教室への送迎や課題のチェックなども交代で行う。
家族みんなで一緒にという雰囲気を作ることも、子どもの受験サポートにはなくてはならない要素です。

小学校受験は親の受験とも言われていますから、親も子どもに負けないよう、しっかりとチームプレイを意識していきましょう。

もっとやってあげられることがあったのではという後悔

受験対策について試行錯誤し、親御さんはサポートをし続けます。しかし、どれだけ頑張っても後悔するものなのでしょう。

もっとやってあげられたことがあったのではないか。そのような悲痛の声を聞いたことは1度や2度ではありません。

もっとたくさんの本を読ませればよかったとか、評判のいい先生に指導してもらえばよかった。

やる気がでないときにやる気を出させる方法や、気分転換をもっとさせてあげるべきだったとか……。
考え出すとキリがありません。

しかしどれだけ頑張っても、ベストを尽くせないこともあります。
また、受験には運やタイミングが左右する部分があることは否めません。
ですから、後悔しない小学校受験などはないのです。

納得の行く結果になってもならなくても、きっと後悔します。

そこで小学校受験しなければよかったと後悔するのではなく、結果をきちんと受け止め、新たな場所でさらに子どもが頑張れるようなサポートをまたしてあげてはいかがでしょう。

親御さんが後悔している間も、子どもたちはどんどん成長していきます。

いろいろな局面で後悔しながらも、精一杯のサポートをしていくことが親子関係をよりよくし、絆を強いものにしていけると私は思います。

【関連記事】小学校受験と中学受験。どちらに力を入れる?

小学校受験に後悔はつきもの、いい意味で諦めて前へ進もう
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わが子のために真摯に向き合い、一生懸命小学校受験に挑んだからこそ起こるさまざまな後悔。

後悔することはきっと避けられないのですから、後悔した先にどうすればいいかをたくさん考えておくといいのかもしれません。

幼児教室ひまわりでも、小学校受験について「後悔した」とおっしゃっている親御さんもいらっしゃいます。

または、中学受験後についても後悔したとおっしゃっている方もいらっしゃいます。

後悔というのは、誰にでもあるものかもしれません。

幼児教室ひまわりの講師たちも、子育て当時、「もっとこうすれば良かった」と思えることがあったとおっしゃっています。

ですが、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、それら全てによって子どもが形成されていきます。
子どもにとって、すべてが大切な経験と言えるのだと思います。

後悔ばかりしていては親御さんだけでなく、いつしかお子さまにも、その負の感情が伝染してしまいます。

過去のことは、1つの経験と捉え、ここからより良い人生を送るためにどのようにすれば良いか?という未来のことを前向きに考えていきましょう。

受験が終わった後、新しい場所でお子さまたちが楽しい学校生活を送れるよう、ぜひサポートしてあげてください。

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