子どもの「お金の教育」はいつはじめる?どう教える?遊び感覚で身につけられるお金の勉強

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子どもの「お金の教育」はいつはじめる?どう教える?遊び感覚で身につけられるお金の勉強

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年07月28日

一昔前は、子どもにお金の話をすることはあまりよくないイメージがあったかもしれません。
しかし令和の今、子どもにこそ「お金の教育」が必要ではないかという考えが広まっています。

こちらのページでは、「子どもへのお金の教育」とはどのような学びなのか、いつごろはじめて、何を教えるのか、お金の教育に使える無料アプリなどについて詳しく解説します。

子どもへのお金の教育について考えよう
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「お金の教育」とひとことで言っても多岐にわたるため、子どもに何をどのように教えればいいのか悩まれる保護者も多いことでしょう。
そこでまずは、なぜ今、子どもへのお金の教育が必要なのかについて考えてみましょう。

お金の教育を通じ、正しく使うことを学ぶ

無駄遣いしないためにはどのようなお金の教育が必要なのか、考えたことはありますか? 
実は無駄遣いをしないためには、正しい使い方を知ることが必要です。

必要なものや欲しい物を購入するために、どのようにやりくりすればいいかを考えることは、お金のバランス感覚を養います。
必要なものを優先するのか欲しい物を優先するのか、自分で考える力を育むためにも、お金の適切な使い方を学んでいかなくてはなりません。

また、お金の効果的な使い方を知ることで、社会や世の中に貢献でき、自分の人生も豊かにできることも学んでいけるでしょう。

生きたお金の使い方を学び自分で考える力を養う

お金の使い方の教育には、「増やす」ための学習も含まれています。
持っているお金をうまく運用し、資産を増やす方法があることを早い段階から知っていれば、生きたお金の使い方が習得できるでしょう。

お金を増やす方法には貯蓄や投資があります。貯蓄や投資と聞くと、怖いものや危ないものと敬遠されがちです。
しかしそれぞれのメリット・デメリットを正しく理解していくことで、周りの声や意見に流されるだけではなく、自分の大切なお金をどのように使い、残していくかを考えることもできるでしょう。

お金に関する知識は一朝一夕では身につかない

お金に関する知識や教養は、一朝一夕では身につきません。
お金を貯める・やりくりすることや投資や貯蓄などには、豊富な知識や経験がなければうまくいかない可能性もあります。

だからこそ、子どものころからお金の早期教育をおこなうことが大切なのです。
子どものうちからお金についての教育を積み重ねていくことで、将来自立した消費者となるための素地を固めるのです。
お金の教育を通じ、どのようにお金を使えばいいかを自分で考え、自ら行動できる自立心を育てていきます。

【関連記事】お小遣いを通して養う子どものマネーリテラシー
(お小遣いの相場や平均額、渡し方を解説)

学校では教えてもらえない子どものお金の教育
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子どもに対する日本のお金の教育は、諸外国と比較するとかなり遅れていると言われています。
金融広報中央委員会で公開されている「金融リテラシー調査2022年調査結果」の結果からも伺えます。

金融教育を学校などで受けた人の割合は、日本がたったの7%であることに対し米国は20%。
3倍近い差があることから、現在の学校教育などでは将来役立つためのお金の教育は受けにくいことが見えてきます。
だからこそ、子どもへのお金の教育は家庭や日々の生活の中で培われていくことになるのです。

【関連記事】子どもの教育資金はいつまでにいくら必要?大学進学までの貯蓄のポイント

子どもへのお金の教育、何歳ごろからはじめればいい?

子どもに対するお金の教育をはじめるタイミングに、明確な時期はありません。
目安としてあげるとすれば、小学校に入る前ごろと考えるとよさそうです。
しかしそれ以前の段階でも、子ども自身がお金に興味や関心をもちはじめたのであれば、年齢などに関係なく、お金の教育をスタートしてもいいでしょう。

子どもへのお金の教育には保護者の知識も必要

子どもに対するお金の教育は、お金の価値に対する理解を深めることからスタートします。
そこからやりくりの方法や貯金のやり方を学び、習慣づけることがゴール地点となります。
ゴール地点を目指す上で、保護者にもそれ相応のお金に関する知識と経験が求められるでしょう。

子どもにお金の教育をする前に、まずはこの流れにそって、保護者自身がどこまで理解ができているか、どのような経験や知識があるかを確認しておいてください。

子どものお金教育にオススメな無料ゲーム5選
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お金についての学習は、最初のうちは楽しく学ばせることに重点を置き、ゲーム感覚でお金に関する教育学習を進めていくといいでしょう。

そこで子どものお金教育にオススメな、無料ゲームを5つご紹介します。

・うんこドリル×金融庁「うんこドリル」
・買い物へ行く練習にも最適「お金の学習「いくらかな?」」
・有名企業が協賛、親もお得?「まねぶ」
・子ども向けのお小遣い帳アプリ「ハロまね」
・クイズバトルでお金の教育「かぶポン!」

すべて無料で遊べるゲームですので、ぜひ挑戦してみてください。

うんこドリル×金融庁「うんこドリル」

子どもたちに人気の「うんこドリル」と金融庁がコラボした、お金の勉強ができるサイト。
「うんこ先生」がお金に関するクイズの出題と解説を担当します。
イラストのわかりやすさや質問の難易度などから、未就園児のお子さんでも楽しみながらお金の学習を進めていけるでしょう。

買い物へ行く練習にも最適「お金の学習『いくらかな?』」

お金の種類や金額の大きい小さいなどを学べるため、これからお金の教育をスタートする際にうってつけなゲーム感覚で学べるアプリです。
進めていくうちに、お金を両替したり支払ったりの練習もできるようになります。
レベル2からは有料になりますが、無料部分だけでも十分楽しめるでしょう。

有名企業が協賛、親もお得?「まねぶ」

名だたる有名企業が協賛して作られているので安心感抜群なお金教育アプリ。
社会体験やお店屋さんごっこなどを通じ、親子で一緒に学びながらお金の教育学習をおこないます。
ゲーム内のお金を貯めるとお買い物ができたり、保護者にはポンタポイントがもらえたりするなど、嬉しい特典もあります。

子ども向けのお小遣い帳アプリ「ハロまね」

三井住友カードが開発・提供している子ども向けのお小遣い帳アプリ「ハロまね」。
仮想銀行を利用することで貯蓄体験が可能に。
利息や為替、ドル預金など、なかなか現実では体験できない仮想体験ができるので、金融知識がアップします。
お金の理解が高まりはじめた小学生以上にオススメです。

クイズバトルでお金の教育「かぶポン!」

お金のことが理解できはじめた小学校中学年頃からぜひ挑戦してほしいアプリです。
学生の金融力を高めるために作られたこのアプリでは、クイズ形式でお金の知識を身につけていきます。
大人から子どもまで遊べるので、親子で競い合ってお金の教育学習をしてもよさそうです。

【関連記事】オススメ算数の足し算学習!親子で遊びながら学べる学習法5選

将来必要不可欠なお金の教育を子どもの頃から養おう
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お金についての知識や教養は、子どもたちが将来大人になる上で必要不可欠なものです。
だからこそ、早い段階から親や周囲の大人が率先して、子どもたちへのお金の教育を進めていくことが大切です。

お金とはなにか、どうすれば手に入るのかからはじめ、お金を貯めることや正しい使い方についても少しずつ理解度を深めていく。
そのとき、ゲーム感覚で学べるアプリなどをうまく取り入れていけば、子どもたちの学習意欲を損なうことなくお金の教育を受けさせられるはずです。

難しく考えず、まずは遊び感覚で構いません。
親子で一緒にお金について考え・学び・知っていくことからはじめていけば、きっとよい結果へとつながっていくでしょう。

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