オススメの九九の教え方とは?気をつけるべき3つの注意点も解説

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オススメの九九の教え方とは?気をつけるべき3つの注意点も解説

執筆者:熊野貴文(幼児教室ひまわり塾長)

最終更新日 2023年05月31日

小学2年生になると学習がはじまるかけ算の「九九」。

答えとなる数字の数は全81個、組み合わせ36通りにもなることから、学校で教わるだけではなかなか習得が難しいかもしれないと考えている保護者も多いのではないでしょうか。

九九を覚えるため、九九が覚えられない子どものためには、どのような九九の教え方をすれば、効率よく効果的に九九を習得できるのでしょう。

こちらのページでは、子どもが楽しく習得できる九九の教え方や、九九が覚えられない原因についてなど、さまざまな角度から解説します。

九九の教え方次第では覚えられない・忘れてしまうことも
九九教え方1

九九の教え方を知っていても、うまく活用していかなければ子どもたちは九九をなかなか覚えられなかったり、時間が経過すると忘れてしまったりすることもあるようです。

日常的に使わない数字の言い回しがあって覚えにくい

3という数字を例にすると「さん」「ざん」「さぶ」など掛け合わせる数字によって言い回しが異なります。

覚えやすくするための規則性もないので、九九に慣れていない子どもにとっては混乱を招くようです。

発音しにくい、音の似ているものがあるので覚えにくい

九九で苦手になりがちな段といえば「7の段」。「4(し)」と「7(しち)」、「7(しち)」と「8(はち)」といった、似通った発音の部分がいくつかあるため、わかりづらく混乱する子もいます。

また、「4×7(ししち)」や「7×4(しちし)」のような発音がしにくい部分もいくつかあり、早口で言いにくいことからつまずいてしまうケースも珍しくないようです。

日常で使う頻度が低いと忘れる・間違える

当教室の講師たちの話によると、九九を覚えた後、忘れてしまっていたり間違ってしまったりする子は珍しくなく、その原因は日常生活にあるのではと考えているようでした。

九九を忘れさせない、間違えないためには、日常生活の中で九九をどんどん使わせ、繰り返し記憶の中に植え付けていくことが必要そうです。

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九九の教え方【基本編】
九九教え方2

まずは基本的な九九の教え方から紹介します。

数字を目で追う、口に出して音で覚える

1度にすべてのマス・行を覚えるのではなく、1段ずつていねいに目で追い、口に出して覚えていきます。まずは九九の表を見ながら、1段ずつ読み上げてみましょう。

何度か繰り返したら、今度は九九の表を見ずに暗唱します。このとき、わからなければすぐに表を確認することがポイントです。

保護者が問題を出し記憶の定着を図る

1段分覚えられたら、保護者が問題を出し、表を見ないで子どもに答えてもらいましょう。
このような九九の教え方を繰り返し行い、1の段から9の段までを学習していきます。

問題の出し方のコツは、できるだけランダムに出題することです。また、ある程度まとまって覚えられたら、正答率が低い問題を集中的に出題していくといいでしょう。

基本的な九九の教え方の注意点

九九の教え方で注意したいことは、ただ音で覚えてしまうだけでは、覚えにくい部分があるだけでなく、忘れてしまう可能性があることです。

しっかりと目で数字を確認し、声に出して音として覚える。
これらふたつをしっかりと両立させることで記憶に定着させるのです。

最初はゆっくりとしたペースで学習を進めていきます。慣れてきたら少しずつスピードアップしていきましょう。

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九九の教え方【発展編】
九九教え方3

暗記ものの学習と言えば、ひたすら音読をしたり書き写したりするなどが思い浮かぶかもしれません。
もちろん、それらの王道の九九の教え方も決して間違いではありません。

しかし当教室の講師たちいわく、イマドキの子どもたちへの九九の教え方は、いかに楽しく面白くするかがポイントのようです。

歌や動画を使った九九の教え方

市販のCDやYou Tubeなどの教育系配信者の動画にも、楽しい九九の教え方をしてくれるものがいろいろあります。

歌や音楽のリズムに合わせれば、覚えにくい・発音しにくい部分もクリアしやすくなるでしょう。

注意したいポイントは、歌で覚えてしまうと1つのまとまりとしてしか覚えられないことです。

歌で覚えられたら九九の教え方の基本に戻り、ランダムに問題を出題するなども取り入れてみましょう。

アプリを使った九九の教え方

大量の暗記が必要となる九九の学習では、覚えるのがイヤになってしまう子も珍しくありません。

そこで新たな九九の教え方として、スマホやタブレットのアプリを使ってみてはいかがでしょう。

子どもたちが好みそうなゲーム要素の強いものや、興味を引きそうなキャラクターが活躍するものなど、無料のものでも九九の教え方はどれもわかりやすく、楽しく学べそうです。

ただしアプリばかりに頼ってしまわないよう、スマホやタブレットの使用制限は、保護者がきちんと行うようにしましょう。

ゲーム要素を取り入れた九九の教え方

当教室に通う保護者の方に教えていただいた、ゲーム要素を取り入れたオススメの九九の教え方があります。それは自作のカードを使ったゲームです。

画用紙や厚紙などをカードサイズに切って、1〜9までの数字を書き込みます。そのカードをシャッフルしてランダムに2枚めくり、出てきた数字をかけ算にするだけ。

家族で誰が一番早く答えられるかや、30秒間に何問答えられるかなど、対戦要素をいれることも可能です。

こうすれば楽しみながら九九を習得できる上に、九九を答えるスピードアップにも一役買ってくれるでしょう。

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九九の教え方で注意したいこと
九九教え方4

九九の教え方で注意したいポイントは3つあります。

短期間でつめこもうとせずこまめな反復演習を継続する

九九を早く習得してもらいたいあまりに、短期間での詰め込み的な九九の教え方をしてしまいがちです。

しかし暗記をメインとする学習は、短期間に一気に詰め込んだところでさほど効果はありません。

むしろこまめな反復練習を継続していくほうが脳に定着するため、長期記憶として今後に役立っていくでしょう。

かけ算の仕組みを理解させる

九九は暗記さえすればいいわけではなく、九九を通じてかけ算の仕組みを正しく理解することも重要です。

かけ算の仕組みとは、「5×6」を例にすると「1袋に5つみかんの入った袋が6つ並んでいる」といったようなことです。

数字だけでは見えてこない問題の意味を理解させることで、今後の学習へとつながっていくでしょう。

日常的に親子の会話などで九九を取り入れる

九九の教え方は表を見て暗唱するばかりではありません。

買い物するときなどに「1本80円のきゅうりを3本買うと何円? 3かける何?」とか「アメを2つずつ家族4人にわけたら何個必要か、九九で表すとどうなる?」などはいかがでしょう。

子どもの負担にならない程度にゲーム感覚でいろいろと会話に取り入れてみてください。

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九九の教え方はいろいろ、子どもにあったやりかたをみつけよう
九九教え方5

九九は覚えるのが面倒でイヤだといった声は、当教室に通う子どもたちからもよく耳にします。

このような声を聞いていると、基本・王道の九九の教え方だけでは、越えられない壁が出てきてしまうのではないかと思わずにはいられません。

九九はかけ算の仕組みを理解するためにマストな上に、3年生以降から大学入試にかけての学習においてなくてはならない基礎となります。

だからこそ、楽しい・わかりやすいを考慮した九九の教え方を保護者が知っておく必要があるのです。

保護者のサポートがあってこそ、子どもたちは九九をスムーズに習得していきます。九九でつまずかないためにも、親子で一緒に楽しみながら学べる九九の教え方を探していきましょう。

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